○小泉昭男君 物流が必要な
時代からやはりかなり今変わってきているんだと思うんですね。ただ、
重量物を運ぶ積載オーバーの車、これはまだまだ見受けますし、先ほどお話しした東名の
東京料金所のところには
重量を量る
場所がありまして、大分あそこで
チェックされて
違反切符を切られる
車両が目に付きます。これはやはり一回になるべく運んじゃおうという、こういうこともあるんだと思うんですが、その
事業者の
考え方と、また発注側ですね、そういう
考え方がやはりそうさせるんだと思いますが、これからもこれをしっかりとやっていただきたいなと。
それと、
道路の舗装について、最近、透水性というんですか、アスファルトに水がたまらないで下に抜けていく、あれは大分効果があるといいますね。車の騒音というのは大体車体の下から出るというんですね。舗装が終わると、あれ、車の台数減ったなと思うぐらい近隣の方は感じるらしいですよ。
そういう
意味からして、これから、ただ、あの舗装は結構料金が、
工事費が高いということを聞いていますから、なかなかこれを全部普及していくのは大変だと思いますけれども、これから高規格
道路を含めて、やはり
道路の安全性、また
道路を利用する方々の利用しやすい
道路、将来的には車も電気
自動車の
時代を迎えてくるかもしれませんね。そうなったときに、同じところをずっとみんな車が通ると思うんですよ、自動運転の車が出てくると思いますから。そういうことも踏まえて、将来を
考えて様々検討をして進めていただきたい、これは今要望をしておきます。
また、私、以前、一九九五年の一月十七日というと、皆さん、ああ、あの日だということを思い出されると思うんですが、阪神・淡路大震災が発生した日でありまして、それからもう十八年経過をしております。東日本大震災、起きてはならない大きな災害が起きてしまいまして、もう二年を既に経過をしております。そういう中で、最近言われることは、日本列島はもう火山と地震の活動期に入ったと、ここまで言い切る専門家の方々がいるようでありますから、私どもは、いつ起きるか分からない、そういう
状況をなるべく被害を少なく抑えなきゃいけない、こういうふうなことを
考えていかなくちゃいけないと思います。
その阪神・淡路大震災のとき、私、現地に間もなく入らせていただきまして、あのときには京都南インターから向こうは動いていませんで、そこまでライトバンでバイクを積んでいって、バイク屋さんに一緒に行ってもらって、バイクの後ろに乗って、大阪の十三からずっと中に入っていったんですけれども、行って物すごくショックだったのが、緊急
車両ですね、自衛隊の車も救急車も赤灯を回してずっと渋滞の中に並んでいるんですよ。これじゃ大変だと。そして、友人のところまで行って、それから帰ってきてからまた数日後に用があって入りました。そうしましたら、緊急
車両の通り道ができていまして、ああ、これはもういい対応していただいたと、こういうふうに感じたんですが。
こういうことが必要だということを、これからやはりどういうことを先にやらなきゃいけないかと。人命救助最優先でございますけれども、東日本の大震災が発生したときには、くしの歯作戦ということで、大分御努力いただいて、現地の国交省の事務所の方も懸命に努力いただいたということに改めて感謝申し上げたいと思いますが、これから特に
高速道路、新幹線、都市
計画道路、このミッシングリンクですね、よく
大臣おっしゃられますけれども、ぶつぶつと切れている部分、これをなるべく早くつながなくちゃいけないと思うんですね。
そういうことと併せて、地上にある電柱、これを地下化することはかなり効果があると思うんですね。私の住んでいる川崎の、臨海部の方ですね、臨海部の方には住んでいないんですが、臨海部の方を見ますと、川崎縦貫道というのが今途中まで、殿町のところまでできていまして、この途中のところ、共同溝ができているんですよね。見せていただきました。ガスも水道も電線も全部入っているんです、電話線も。ああ、これはすごいものだなということを、中、きちっと危なくないようにもちろんできているんですが、こういう共同溝を造るということはかなり大掛かりでございますけれども、電柱の地中化、これはできれば早めに進めていっていただいた方がいいと思います。どこを先に手を着けるかというのが
優先順位として問題だと思うんですが。
あとは、無利子貸付制度の創設、これも当然のことでございまして、このことについては広範に有効利用されることを要望しておきたいと思います。
それと、物流を最優先にした社会
インフラの構築からかなり経過しておりますから、今までは歩道の
整備が少し遅れてきた感があるんですよ。それと、今までは歩行者と自転車は歩道でいいという、こういうことがずっと長く続きまして、ここのところで、歩行者が歩道、自転車は車道にということで、最近ではお巡りさんも車道を走っていますから、今までお巡りさん走っていないところありましたからね、ちょっと心配していたんですが、恐る恐る走っている自転車をよく見ます。そういう
状況は、どういうことかというと、いきなり車道に出されますと、歩道を走っているときには自転車は加害者側になるんですね、見られるんです。そして、車道を走ると一気に今度被害者側になるんですよ、弱者になるんです。
そういうことで、これから
大型車両が行き交ったり、幹線
道路も含めて危険な状態にありますので、この点についてはこれからこういう問題を、急に今日、明日というわけにいきませんので、
大臣の将来にわたるお
考えも聞いておきたいと思いますし、当然、
老朽化対策進める中で、車の総量規制、これも重点に
計画を進めていくことが大事だと思いますし、
道路の
長寿命化にもつながっていくと、こういうふうに思います。あわせて、二酸化炭素の排出量も減るわけですから、車と自転車と歩行者、共存できる社会、
道路状況、国土形成を
考えていかなくちゃいけないと、こういうふうに思いますが、御
所見を伺っておきたいと思います。