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2013-03-19 第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
平成
二十五年三月十九日(火曜日) 午後零時二十五分
開会
─────────────
委員氏名
委員長
武内
則男
君 理 事
大久保潔重
君 理 事
津田弥太郎
君 理 事
赤石
清美
君 理 事 中村 博彦君 理 事
渡辺
孝男
君
足立
信也
君
石橋
通宏
君
梅村
聡君
川合
孝典
君
小西
洋之
君
櫻井
充君
牧山ひろえ
君
石井みどり
君
衛藤
晟一
君
大家
敏志
君
高階恵美子
君
藤井
基之
君
丸川
珠代
君
三原じゅん子
君 浜田 昌良君
川田
龍平
君
田村
智子
君
谷岡
郁子
君
福島みずほ
君 ─────────────
委員
の
異動
一月二十八日
辞任
補欠選任
川合
孝典
君
小林
正夫
君
衛藤
晟一
君
武見
敬三
君
谷岡
郁子
君
亀井亜紀子
君 二月二十二日
辞任
補欠選任
小西
洋之
君
大島九州男
君 二月二十五日
辞任
補欠選任
大島九州男
君
小西
洋之
君 三月十三日
辞任
補欠選任
亀井亜紀子
君
行田
邦子
君 三月十九日
辞任
補欠選任
梅村
聡君
轟木
利治
君
大久保潔重
君
金子
恵美
君
武見
敬三
君
熊谷
大君
─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
武内
則男
君 理 事
足立
信也
君
津田弥太郎
君
赤石
清美
君
渡辺
孝男
君 委 員
石橋
通宏
君
金子
恵美
君
小西
洋之
君
小林
正夫
君
櫻井
充君
轟木
利治
君
牧山ひろえ
君
大家
敏志
君
熊谷
大君
高階恵美子
君
藤井
基之
君
丸川
珠代
君
三原じゅん子
君
川田
龍平
君
行田
邦子
君
田村
智子
君
福島みずほ
君
国務大臣
厚生労働大臣
田村
憲久
君 副
大臣
厚生労働
副
大臣
桝屋
敬悟
君
厚生労働
副
大臣
秋葉
賢也
君
大臣政務官
厚生労働大臣政
務官
とか
しき
なおみ
君
厚生労働大臣政
務官
丸川
珠代
君
事務局側
常任委員会専門
員 松田
茂敬
君 ───────────── 本日の
会議
に付した案件 ○
理事
の
辞任
及び
補欠選任
の件 ○
国政調査
に関する件 ○
社会保障
及び
労働問題等
に関する
調査
(
厚生労働行政
の
基本施策
に関する件) (
平成
二十五年度
厚生労働省関係予算
に関する 件) ─────────────
武内則男
1
○
委員長
(
武内則男
君) ただいまから
厚生労働委員会
を
開会
をいたします。
委員
の
異動
について御
報告
をいたします。 昨日までに、
川合孝典
君、
谷岡郁子
君及び
衛藤晟一
君が
委員
を
辞任
をされ、その
補欠
として
小林正夫
君、
武見敬三
君及び
行田邦子
君が
選任
されました。 また、本日、
武見敬三
君及び
梅村聡
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
熊谷大
君及び
轟木利治
君が
選任
をされました。 ─────────────
武内則男
2
○
委員長
(
武内則男
君) まず、
理事
の
辞任
についてお諮りをいたします。
大久保潔重
君から、文書をもって、都合により
理事
を
辞任
したい旨の申出がございました。これを許可することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
武内則男
3
○
委員長
(
武内則男
君) 御
異議
ないと認め、さよう
決定
をいたします。 この際、
理事
の
補欠選任
を行いたいと存じます。
理事
の
選任
につきましては、先例により、
委員長
の指名に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
武内則男
4
○
委員長
(
武内則男
君) 御
異議
ないと認めます。 それでは、
理事
に
足立信也
君を指名いたします。 ─────────────
武内則男
5
○
委員長
(
武内則男
君)
国政調査
に関する件についてお諮りをいたします。 本
委員会
は、
今期国会
におきましても、
社会保障
及び
労働問題等
に関する
調査
を行いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
武内則男
6
○
委員長
(
武内則男
君) 御
異議
ないと認め、さよう
決定
をいたします。 ─────────────
武内則男
7
○
委員長
(
武内則男
君) この際、
委員
の
異動
について御
報告
をいたします。 本日、
大久保潔重
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
金子恵美
君が
選任
をされました。 ─────────────
武内則男
8
○
委員長
(
武内則男
君)
社会保障
及び
労働問題等
に関する
調査
を議題といたします。 まず、
厚生労働行政
の
基本施策
について、
厚生労働大臣
から
所信
を聴取いたします。
田村厚生労働大臣
。
田村憲久
9
○
国務大臣
(
田村憲久
君) この度、
厚生労働大臣
を拝命いたしました
田村憲久
でございます。
厚生労働行政
は大変幅広く、
国民
の
皆様
の
生活
に密着した
分野
であり、責任の重大さに身の引き締まる思いであります。
国民
の
皆様
の安全、
安心
の
確保
に万全を期すため、
厚生労働行政
の諸
課題
に着実に取り組んでまいります。
東日本大震災
の
発災
から二年がたちましたが、今なお
仮設住宅
で苦労されている
方々
がおられます。私も一月に
被災地
を訪問し、
復興
に向けた
取組
を把握するとともに、被災された
方々
からのお話をお伺いいたしました。こうした
方々
への
支援
や、将来を見据えた
復興
に向けた
取組
について、私自身も
復興大臣
の一人であるという意識の下、
スピード感
を持ちつつ、
全力
を尽くしてまいります。 具体的には、
避難生活
の
長期化
に伴う孤立を防止するため、
被災者
の見守りに取り組むとともに、
健康確保
や心の
ケア
を進めてまいります。また、
保健医療従事者
の継続的な
確保
を始めとする
医療提供体制
の再
構築
に向けた
支援
や、
介護等
の
サポート拠点
の
運営等
に取り組んでまいります。
被災地
、
被災者
への
雇用対策
については、
被災地
の
地場産業
である
農林水産業
など、
地域
の強みを生かした
雇用創出
やハローワークでのきめ細かな
就職支援
により、万全を期してまいります。
東京電力福島
第一
原子力発電所事故
への
対応
も重要な
課題
です。
発電所
での
作業
や
除染作業等
に従事する
方々
の健康と
労働条件
の
確保
に取り組んでまいります。また、
食品
中の
放射性物質
への
対応
として、現行の
基準値
の
内容
を丁寧に
説明
するとともに、地方自治体が行う検査を
支援
し、より一層の安全、
安心
の
確保
に努めてまいります。 急速に
少子高齢化
が進展し、
雇用環境
が変化する中、
自助自立
を第一に、共助と
公助
を組み合わせ、弱い立場の人にはしっかりと援助の手を差し伸べるという基本的な考え方の下、
安定財源
を
確保
しつつ、誰もが
安心
できる持続可能な
社会保障制度
を
確立
していかなければなりません。このためにも、
社会保障
・
税一体改革
にしっかりと取り組んでまいります。昨年は、
年金
、
子ども
・
子育て関連
の法律が成立しましたが、今後も
社会保障制度改革国民会議
における
議論等
を踏まえ、
医療
・
介護分野等
の
制度改革
を具体化してまいります。 また、
安倍政権
では、まず
経済
の
再生
に重点的に取り組み、
成長
による富の
創出
を図ることといたしております。
社会保障
についても、景気を良くすることは持続可能な
社会保障制度
の
構築
につながり、
雇用
の増大を図ることができます。
厚生労働省
としては、健康・
医療関連分野
の
成長戦略
の
実現
に向けた
取組
や、
若者
、
女性
の
活躍推進
に向けた
取組
を進めるなど、
経済
の
再生
に資する
取組
に
全力
を尽くしてまいります。
医療
については、
国民
皆
保険
を今後とも堅持するとともに、広く
国民
の納得、
信頼
、
安心
を
実現
できる
制度
を
構築
することが重要であり、
医療保険制度
の
財政基盤
の
安定化
、
保険料
の
国民負担
に関する公平の
確保等
を
推進
します。特に、
中小企業
の
労働者
と家族が加入する
協会けんぽ
の
財政状況
を踏まえ、その
財政基盤
の
安定化
を図るため、
国庫補助割合
の引上げを始めとする
財政支援措置
を二年間延長するための
法案
を今
国会
に提出しました。 また、
国民
のニーズに応じた、より効果的で効率的な
医療
・
介護サービス提供体制
の
構築
に向けて、病院・
病床機能
の分化と
強化
、
在宅医療
の
推進
、
医師確保対策
、
チーム医療
の
推進等
に取り組んでまいります。
介護
については、将来にわたって持続可能な
介護保険制度
を
構築
し、
高齢者
が住み慣れた
地域
で
安心
して
暮らし
続けることができるよう、
地域包括ケアシステム
の
整備
を進めるとともに、今後
増加
が見込まれる
認知症
の
方々
が住み慣れた
地域
においてより良い
環境
で暮らすことを可能とする
施策
を
推進
していきます。
国民
の健康の
確保
に向けた
施策
については、
予防接種
の総合的な
推進
に向けて、Hib、
小児用肺炎球菌
、
子宮頸がん予防ワクチン
を定期接種化することを柱とする
法案
を今
国会
に提出しました。また、より公平で安定的な
難病対策
の
確立
に向けた
取組
を進めるとともに、
肝炎
、
がん
、
生活習慣病等
、様々な
疾病
を抱える
方々
への
支援策
や
予防策
を
推進
していきます。 近年、
我が国
で最先端の
研究
が進められている
iPS細胞
は、
日本発
の
イノベーション創出
の
可能性
に富んだ
技術
です。一刻も早い
再生医療
の
実用化
を進めるため、
安全面
、
倫理面
に配慮しつつ、
予算面
での
支援
と
制度面
での
対応
を進めてまいります。 また、
日本発
の革新的な
医薬品
、
医療機器等
を
創出
するため、
オールジャパン
の
創薬支援体制
の
構築
や
臨床研究
・
治験環境
の
整備等
を進めます。 あわせて、
医薬品等
による
健康被害
の再発を防止しつつ、
必要性
の高い
医薬品等
を迅速かつ安全に提供するため、
医薬品
、
医療機器
や
再生医療製品
の特性を踏まえた
規制
の
見直し等
の
制度改革
を進めます。 このような
取組
を総合的に
推進
していくため、省内に私を
本部長
とする健康・
医療戦略厚生労働省推進本部
を設置したところであり、
健康長寿社会
の
実現
に向けて、省を挙げて取り組んでまいります。
年金
については、昨年成立した
年金
四法の円滑な
施行
に向けた
取組
を進めるとともに、残された
課題
について検討し、その
改善
に向けて取り組んでまいります。また、
厚生年金基金
について、他の
企業年金制度
への移行を
促進
しつつ、特例的な
解散制度
を導入するとともに、
国民年金
について、第三号被
保険者
に関する
記録
の不
整合期間
の
保険料納付
を可能とするなどの
法案
を今
国会
に提出いたします。
年金
記録
問題については、
紙台帳
と
コンピューター記録
の全件突き合わせの
実施
や、ねん
きんネット
を活用した
国民
への
記録確認
の呼びかけ等の
取組
を進めてまいります。
子供
の健やかな
成長
と質の高い
保育
、
幼児教育
を保障し、
子供
を産み育てやすい
国づくり
を進めるため、
子育て家庭
の
支援
を積極的に行うことが重要であります。 具体的には、内閣府や
文部科学省
と連携を図りながら、昨年成立した
子ども
・
子育て関連
三法に基づく新
制度
の円滑な
施行
に向けた
取組
を着実に進めてまいります。
保育所待機児童
は二年連続で減少しているものの、依然として二万人を超えています。その
解消
に向けて、
保育所
の
整備
や
保育士
の
人材確保等
の
取組
を強力に進めてまいります。また、
放課後児童クラブ
について、
保育
の
利用者
が就学後に引き続いて利用できるよう
整備
に努めてまいります。
児童虐待
の
早期発見
、
早期対応
、
虐待
を予防する
取組
を進めるとともに、
家庭的養護
の
推進等
、
社会的養護
の質、量の拡充に努めてまいります。
我が国
の
雇用失業情勢
は依然として厳しい
状況
であります。こうした中、非
正規雇用
の
労働者
は
増加傾向
にあり、特に近年は
若年層
で大幅に
増加
しております。
政府一丸
となって
経済再生
に向けた
施策
を進める中で、
厚生労働省
としても、
雇用失業情勢
の
改善
に
全力
で取り組むとともに、個人の
可能性
が
最大限
に発揮され、
雇用
と所得が拡大する国を目指した
取組
を進めてまいります。 具体的には、
雇用情勢
の厳しい
地域
においては、自発的な
雇用創造
の
取組
を
支援
することにより、良質な
雇用
の受皿を
創出
してまいります。
若者
、
新卒者
の
就労
を
促進
するため、ジョブサポーターと学校が連携した
就職支援
や
中小企業
との
マッチング等
を一層
強化
してまいります。
職業訓練
を始めとする
職業能力開発施策
についても、
成長分野
の
人材育成
や
雇用
の
セーフティーネット
として積極的に
推進
してまいります。 働く
女性
がキャリアを築き、男女が共に
仕事
と
子育て
を両立させて活躍できるように、必要な
制度環境
を整えるとともに、
支援体制
の
整備
や
企業行動
の
確立
を図ってまいります。 非
正規雇用
の
労働者
の
雇用
の安定や
処遇改善
に向けて、
実習等
を
実施
しながら
若者
の
正社員化
に取り組む
企業
を応援する仕組みを創設するなど、再
チャレンジ支援
を
推進
するとともに、
パートタイム労働者
の公正な待遇をより一層
確保
するための
取組
を進めてまいります。
労働者派遣法
の在り方についても、必要な検討を進めてまいります。 厳しい
経済情勢
の
影響
を受けて、
失業等
により
生活保護
に至る世帯が大幅に
増加
するなど、
生活保護受給者
が
増加
している
状況
にあり、
生活保護
の脱却に向けた
支援
と
適正化
に向けた
取組
が急務となっております。 こうした
状況
の中、
生活扶助基準
については、
社会保障審議会
における検証結果や物価の変動を勘案して
適正化
を図ってまいります。その際、
生活保護受給者
への
影響
に配慮した
緩和措置
を講ずるとともに、
生活扶助基準
を参考にして
対象者等
を定めている他
制度
について、それぞれの趣旨、目的や実態を踏まえつつ、でき得る限り
影響
が及ばないよう適切に
対応
してまいります。 あわせて、
不正受給対策
の
強化
、
医療扶助
の
適正化
、
受給者
への
自立
・
就労支援
の
強化等
の
見直し
を行うとともに、
生活保護受給
に至る前の段階から個々の
状況
に応じた
自立
が図られるよう、
生活訓練
などを含む
就労支援
、包括的な
相談支援
、
生活困窮家庭
の
子供
に対する
学習支援
など、
生活困窮者対策
を総合的に
推進
してまいります。
障害
のある方の
自立
、
社会参加
を
支援
し、
障害
のある方に温かい
社会づくり
を進めることが重要です。
障害者総合支援法
を着実に
推進
し、
地域
の実情を踏まえながら
サービス
の
基盤整備
を図るほか、
精神障害者
を
地域
全体で支える
取組
を進めるための
精神保健福祉法改正法案
を今
国会
に提出いたします。また、
雇用分野
における
障害者
に対する差別の禁止や、
法定雇用率
の
算定基礎
に
精神障害者
を追加するなど、
障害者雇用
の更なる
促進
を図るための
法案
も今
国会
に提出いたします。
国民生活
の安全を
確保
するため、
新型インフルエンザ対策等
の
健康危機管理対策
に万全を尽くすとともに、
食品
の
安全確保
に向け、
食中毒防止
のための
監視指導
や
輸入食品
の
監視等
に取り組んでまいります。 また、
一般用医薬品
の
インターネット販売
については、先般の
最高裁判所
の判決を踏まえ、従前の
規制
に代わる新たな
ルール等
を早急に検討してまいります。
援護行政
については、
戦没者
の
遺骨帰還事業
や
慰霊事業
、
戦傷病者
、
戦没者遺族
、
中国残留邦人等
に対する
支援策
をきめ細かく
実施
するとともに、
戦没者等
の妻及び
父母等
に対する
特別給付金
を来年度以降も継続して支給するための
法案
を今
国会
に提出をいたしました。 以上、
厚生労働行政
の当面の主な
課題
について
説明
をさせていただきましたが、ほかにも
厚生労働行政
には多くの
課題
が山積いたしております。
委員長
、
理事
を始め
委員
の
皆様
、
国民
の
皆様
に一層の御
理解
と御
協力
を賜りますよう
お願い
を申し上げます。 ありがとうございます。
武内則男
10
○
委員長
(
武内則男
君) 次に、
平成
二十五年度
厚生労働省関係予算
について
厚生労働
副
大臣
から
説明
を聴取いたします。
桝屋厚生労働
副
大臣
。
桝屋敬悟
11
○副
大臣
(
桝屋敬悟
君)
厚生労働
副
大臣
の
桝屋
でございます。
秋葉
副
大臣
、とか
しき
、
丸川
両
政務官
とともに
田村大臣
を支え、
武内委員長
を始め
委員
の
皆様
の御
理解
と御
協力
を得ながら
厚生労働行政
の
推進
に邁進していきたいと思いますので、どうぞよろしく
お願い
を申し上げます。 お
手元
の
資料
に基づきまして、
平成
二十五年度
厚生労働省関係予算案
の
概要
について御
説明
申し上げます。 まず、
平成
二十五年度
厚生労働省所管一般会計
の
予算規模
は、総額は二十九兆四千三百二十一億円、対前年度二兆七千四百四十八億円、一〇・三%の
増加
となっていますが、
平成
二十四年度当初
予算額
に、
基礎年金国庫負担割合
二分の一と三六・五%との
差額分
二兆四千八百七十九億円を加えて比較いたしますと、二千五百六十九億円、〇・九%の
増加
となっているところでございます。 以下、
主要施策
について御
説明
申し上げます。 第一は、四ページから七ページにかけての、
子供
を産み育てやすい
環境づくり
でございます。
待機児童解消
のため、
保育所
などの
受入れ児童数
の拡大や
放課後児童クラブ
の
充実
を図るとともに、
地域
の
子育て支援
、
社会的養護等
の
充実
、一人
親家庭支援
、
母子保健医療対策等
を
推進
し、
子供
を産み育てやすい
環境
を
整備
していきます。 第二は、八ページから十六ページにかけての、
経済社会
の活力の向上と
地域
の
活性化
に向けた
雇用対策
の
推進
です。できる限り多くの人が働きがいのある
仕事
ができるよう、
若者
の
安定雇用
の
確保
、
女性
の
活躍促進
、
障害者
、
高齢者
の
就労促進
、
成長分野
などでの
雇用創出
、
人材
の
育成
の
推進
、
就職困難者
など全ての
求職者
の
就労
に向けた重層的な
セーフティーネット
の
構築
、
震災復興
のための
雇用対策
の
推進
を図っていきます。 第三は、十七ページから二十二ページにかけての、
安心
して働くことのできる
環境整備
でございます。
就労形態
にかかわらず公正に処遇され、
安心
して働くことができるよう、非
正規雇用労働者
の働き方をめぐる
ルール
の
整備
、
人材育成
、
仕事
と
生活
の調和の
実現
、
労働者
が生涯を通じて安全で健康に働くことができる
労働環境
の
整備
などを
推進
していきます。 第四は、二十三ページから二十六ページにかけての、
自立
した
生活
の
実現
と
暮らし
の
安心確保
でございます。
国民
の
信頼
にこたえた
生活保護
の
適正実施
と
生活困窮者
の
自立
・
就労支援
、自殺・
うつ病対策
、
災害救助法
による
災害救助
などにより、
暮らし
の
安心
を
確保
してまいります。 第五は、二十七ページから二十八ページにかけての、
若者
も
高齢者
も
安心
できる
年金制度
の
確立
でございます。
公的年金制度
は
国民
の老後の安定した
生活
を支える
セーフティーネット
であり、持続可能で
安心
できる
年金制度
の
構築
に向け、
基礎年金国庫負担
二分の一を維持していきます。また、
年金
記録
問題の解決に向けた
取組
を進めてまいります。 第六は、二十九ページから四十四ページにかけての、
国民
が
安心
できる持続可能な
医療
・
介護
の
実現
です。
世界
に先駆けて
日本発
の
革新的医薬品
、
医療機器
を開発するとともに、
再生医療
を
推進
し、
医療関連分野
における
イノベーション
を一体的に
推進
していきます。 また、できる限り住み慣れた
地域
で、その人にとって適切な
医療
・
介護サービス
が受けられる
社会
の
実現
に向け、
地域医療確保対策
、
在宅医療
の
推進
などの
医療提供体制
の
機能強化
と、安定的で持続可能な
医療保険制度
の
実現
を図っていきます。 さらに、
認知症
を有する人の
暮らし
を守るための
施策
の
推進
を始めとする
安心
で質の高い
介護サービス
の
確保
を図っていきます。 第七は、四十五ページから五十五ページにかけての、健康で安全な
生活
の
確保
でございます。
予防接種
の
推進
や
新型インフルエンザ対策
の
強化
などの
感染症対策
、
がん検診
や
緩和ケア
の
推進
などの
がん対策
、
肝炎治療促進
のための
環境整備
などの
肝炎対策
、
難病等
の
各種疾病対策
などを
推進
していきます。 また、
健康危機管理対策
や
輸入食品
などの
食品
の
安全対策
、
食品
中の
放射性物質対策
、
食中毒対策
などを
推進
していきます。 第八は、五十六ページから六十一ページにかけての、
障害児
・
障害者
の
日常生活
・
社会生活支援
の
推進
でございます。
障害児
、
障害者
の
日常生活
及び
社会生活
の
自立
と
地域生活
における共生を
支援
するため、
障害福祉サービス
の
充実
や
就労支援
、
地域生活支援事業
の着実な
実施
、
精神障害者
や
発達障害者
などへの
支援施策
の
推進
などを図っていきます。 以上のほか、
社会保障
に対する
国民
の
理解
の
推進
、
世界保健機関
や
国際労働機関等
を通じた
国際協力
の
推進
、外国人
労働者
問題などへの適切な
対応
、
科学技術
の振興などの諸
施策
を
推進
してまいります。 以上、主な
内容
について
説明
を申し上げましたが、お
手元
の
資料
のうち、
一般会計予算案
の
主要経費別内訳
及び
特別会計予算案
の
概要
につきましては、
説明
を省略させていただきます。どうぞよろしく
お願い
を申し上げます。
武内則男
12
○
委員長
(
武内則男
君) 以上で
所信
及び
予算
の
説明
の聴取は終わりました。 本件に対する質疑は後日に譲ることといたします。 この際、
秋葉厚生労働
副
大臣
、とか
しき厚生労働大臣政務官
及び
丸川厚生労働大臣政務官
から発言を求められておりますので、順次これを許します。
秋葉厚生労働
副
大臣
。
秋葉賢也
13
○副
大臣
(
秋葉賢也
君) この度、
厚生労働
副
大臣
並びに
復興
副
大臣
を拝命いたしました
秋葉賢也
でございます。 主に
医療
、
介護
、そして
子育て支援
の
分野
を担当させていただくことになります。 急速に
少子高齢化
が進展する中で、生涯にわたって
国民
の皆さんに
安心感
を持っていただけるような持続可能な
社会保障制度
を
確立
するために真摯に取り組んでまいりたいと存じます。
委員長
始め
理事
、
委員
の
皆様
の御
協力
を得ながら、
桝屋
副
大臣
、そして両
大臣政務官
とともに
田村大臣
をしっかりとサポートしてまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしく
お願い
いたします。
武内則男
14
○
委員長
(
武内則男
君) とか
しき厚生労働大臣政務官
。
とかしきなおみ
15
○
大臣政務官
(とか
しき
なおみ
君) ありがとうございます。この度、
厚生労働大臣政務官
を拝命いたしました、とか
しき
なおみ
でございます。 私の担当は、
医療
、
介護
、
子育て支援
でございます。
武内委員長
始め
委員
の
皆様
の御
理解
と御
協力
をいただきまして、
田村大臣
の下、両副
大臣
、そして
丸川政務官
とともに
最大限努力
をしていきたいと思いますので、どうかお力添え賜りますよう
お願い
申し上げて、御挨拶とさせていただきます。 ありがとうございました。
武内則男
16
○
委員長
(
武内則男
君)
丸川厚生労働大臣政務官
。
丸川珠代
17
○
大臣政務官
(
丸川珠代
君) この度、
厚生労働大臣政務官
を拝命いたしました
丸川珠代
でございます。 主に
労働
、
福祉
、
年金
を担当させていただきます。
武内委員長
を始め津田
理事
、
足立
理事
、
赤石
理事
、中村
理事
、
渡辺
理事
、また
委員
の
皆様
方の御
理解
、御
協力
を賜りながら、
田村大臣
の下、両副
大臣
、また、とか
しき
政務官
と力を合わせて、山積する
課題
の一刻も早い解決に向けて尽力をしてまいりたいと存じます。 御指導、御鞭撻のほど、何とぞよろしく
お願い
申し上げます。 ありがとうございました。
武内則男
18
○
委員長
(
武内則男
君) 本日はこれにて散会いたします。 午後零時四十八分散会