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水野賢一君 まさに当然と言えば当然のことだと思うんですね。原子力規制
委員会という去年できた組織は、去年できたわけですから、そういうような法律上も、若しくは法律によらないかもしれないけどガイドライン的にそういう
一定の規制みたいなものをつくっているわけなんですけど。
日本の原子力政策を進めていく中で重要な機関として
原子力委員会というのがありますよね。今、私が
大臣に聞いたのは原子力規制
委員会の話ですが、
原子力委員会というのはこれずっと昔からあるわけなんですが、こちらの方は昔からあるから、そういう
意味では、新しくルール決めたわけじゃないから、そういう癒着的なところに対して厳しい目を光らせてはいない傾向がどうしてもあるわけなんですよね。私もこれ
環境委員会でも随分追及したんですが、
原子力委員会の
委員に、典型的な例は尾本さんという、これは東京電力出身の人で、大震災の後も平然と東電から顧問料をもらっていて、これは本人も認めているんですから。顧問料をもらって、東電からお金をもらいながら
原子力委員を同時に続けて、本人も認めているけど、ただ、もらっている、だけど金額は言えない、なおかつ金は返さないとかという、要するに
原子力委員は辞めないってずっと言っていたんですけど、ようやくこの人も、
自民党政権になってからですけど、二か月ぐらい前ですかね、辞めましたが、僕は辞めたのは当然だと思っているんですけど。
何を言いたいかというと、尾本氏の問題は余りにもひどいケースだと思っていますが、似たようなことというのが、程度の差こそあれ、結構ほかにもあるのかなという懸念を持っているんです。
実は、
原子力委員というのは元々五人いて、一人辞めて、尾本さんも今言ったような経緯で辞めて、今三人いるんですけど、今日おいでいただいたのは秋庭
委員、今の、現在の
原子力委員の三名のうちの一名の秋庭
委員においでいただいていますが、報道によると、簡単に言うとこういう報道があったんですよね。
秋庭さんの関連の団体、秋庭さんが事実上創業者というんですかね、昔
理事長を務めていたあすかエネルギーフォーラムという、今も顧問を務めていらっしゃるNPOですよね。秋庭さんと極めて深い
関係にあるNPOが東電や電事連からずっとお金をもらい続けているという、簡単にはそういうような報道があったわけなんですが。
それを受けて、秋庭
委員のホームページ、ホームページって私的なホームページじゃなくて
内閣府の
原子力委員会のホームページの方に、そういう報道も、つまり、秋庭
委員の関連団体が原子力事業者からお金もらっているじゃないかという報道があったりしたから、それに対する弁明というのか、反論というのか、こういうふうに書いてあるんですね。一部報道を受け、秋庭
委員は電気事業者等から個人として資金提供を受けていたのか等の問合せをいただいておりますが、NPO法人あすかエネルギーフォーラム
理事長
時代及び
理事長を退任して
原子力委員に就任した後もそのような事実は一切ありませんと。これは分かりました。
分かりましたが、ちょっと気になるのは、秋庭
委員にお聞きしたいんですけど、この中で、個人として資金提供を受けていたということはつまり一切ないという話になるんですね、まあこれは分かりましたけれども。個人として受けていない、尾本さんは個人として受けていたから、これは私はっきり言ってアウトだと思うし、だからこそ
辞任したんでしょうけど、個人として資金提供を受けていないのは分かりましたが、秋庭さんの
関係の深いあすかエネルギーフォーラムが、そこが資金提供を受けていたということは、東京電力とか電気事業連合会から、これはあったというふうに
理解してよろしいんでしょうか。