○山内
徳信君 時間が限られておりますから、少し、これも
外務省と
防衛省に頑張っていただこうという
意味の
質問でございますが、二番を今残しておいて、四番目の方に入ります。これは沖縄から海兵隊をハワイの方にという件でございます。
防衛大臣と
外務大臣、この写真、後で必要でしたら、
是非活用していただきたいと思います。
この方がハワイ州の現在の州知事、ニール・アバクロンビーさんです。私は、この人には二年前にも沖縄でお目にかかりました。そして、私の名前と、参議院議員という名前と、それから読谷村長の名前入りの感謝状を差し上げてあります。
アバクロンビーさんはかつてアメリカの下院議員でございました。上院にはダニエル・イノウエさんがいらっしゃいました、残念なことに他界されましたが。そういう
関係、お付き合いがありまして、現職のころに私は六回アバクロンビーさんにお目にかかっておるんです。
そして、二年前に沖縄に来られたときに、それとなく情報を流してくださいました。沖縄で問題になっている海兵隊、それはアメリカの立場から見るとアメリカの兵士だと、ハワイとして
考えてもいいということを側近を通して情報を出していらっしゃいました。
そして、私は早速沖縄の
関係者に、沖縄からハワイに出向いてニール・アバクロンビーさんに沖縄の気持ちを伝えた方がいいと思うと。そうしたら、その人は、そうだねと。県
会議員クラスが最初いいのかなというふうな
お話がありまして、県
会議員がハワイに行きましてハワイ州知事にお目にかかっておるんです。それは、昨日会っていますね。五月八日にニール・アバクロンビーさんに会いまして話をしておりますと。結論を申し上げますと、海兵隊を沖縄から迎えてもいい、今すぐならば二千五百人はハワイが受け入れていいと、こういうふうな
お話でございます。
したがいまして、普天間は辺野古、普天間は辺野古と言って十七年もたっておるんです。それでもなお普天間が動くとは、いろんな分断、懐柔の動きもありますが、やはり沖縄全体とした辺野古移設は難しい、とても不可能だというのが沖縄側の
考えです。そして、このニール・アバクロンビーさんもこうおっしゃっておるんですね。多くの基地が今も残っておる、太平洋戦争が続いているような
状況だと、こういうふうにおっしゃっておるんです。
私は、去年の十二月にアメリカ行ってきました。そして、いろんな
関係者に会ったんですが、海兵隊は本国に移った方がいいということを何名もおっしゃっておるんです。ところが、
防衛省も
外務省も、日米合意ということで辺野古、辺野古とおっしゃっておりますが、それは、今の時代にあれだけの海を埋め立てて恒久的な基地を造るというのは、それは時代錯誤ですよ。
小野寺大臣、私は沖縄のモズクが好きだと、かつて
外務省にいらっしゃるときおっしゃいましたね。私は非常にうれしかった。
そして、金武、宜野座、あの太平洋側に面している漁業組合は、そこに基地を造るのは反対だと、そういう決議をしましたね。被害のない西海岸で漁をしておるような人々がこの前、そこは自分たち被害ないからといって決議したのかもしれませんが、大変なひんしゅく買っていますよ。海を守る中心になるべきは漁民だろうと。その漁民が、漁業組合が、県知事に出した公有水面埋立ての申請書に合わせて決議をする。沖縄
防衛局が日参をして仕掛けておるわけですよ。そんなことはもうやめた方がいい。
したがって、ハワイとかその他の選択肢をやはり検討していただきたいと。そして、
是非防衛省と
外務省の立場からハワイのアバクロンビーさんに公式に会っていただいて、
是非問題になっておる海兵隊のハワイへの移転に力を貸してほしいと、この際は
日本政府が頭を下げて
お願いに行くべきだと思います。
そういうことをお伝えしまして、後ろ向きでなければ、一言ずつ決意のほどを伺っておきたいと思います。
外務大臣からどうぞ。