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2013-01-28 第183回国会 衆議院 本会議 第1号
公式Web版
会議録情報
0
平成
二十五年一月二十八日(月曜日)
—————————————
議事日程
第一号
平成
二十五年一月二十八日 午前十時
開議
第一
議席
の
指定
………………………………… 一
国務大臣
の
演説
—————————————
○本日の
会議
に付した案件
日程
第一
議席
の
指定
災害対策
を樹立するため
委員
四十人よりなる
災害対策特別委員会
、
政治倫理
の
確立
及び
公職選挙法改正
に関する
調査
を行うため
委員
四十人よりなる
政治倫理
の
確立
及び
公職選挙法改正
に関する
特別委員会
、
沖縄
及び北方問題に関する
対策樹立
のため
委員
二十五人よりなる
沖縄
及び北方問題に関する
特別委員会
、青少年問題の総合的な
対策
を
確立
するため
委員
二十五人よりなる青少年問題に関する
特別委員会
、
北朝鮮
による
拉致等
に関する諸問題を
調査
し、その
対策樹立
に資するため
委員
二十五人よりなる
北朝鮮
による
拉致問題等
に関する
特別委員会
、
消費者
の
利益
の
擁護
及び
増進等
に関する総合的な
対策
を樹立するため
委員
四十人よりなる
消費者
問題に関する
特別委員会
、
科学技術
、
イノベーション推進
の総合的な
対策
を樹立するため
委員
四十人よりなる
科学技術
・
イノベーション推進特別委員会
、
東日本大震災
からの
復興
に当たり、その
総合的対策
を樹立するため
委員
四十五人よりなる
東日本大震災復興特別委員会
及び
原子力
に関する諸問題を
調査
するため
委員
四十人よりなる
原子力問題調査特別委員会
を
設置
するの件(
議長発議
)
海賊行為
への
対処
並びに
国際テロリズム
の
防止
及び
我が国
の
協力支援活動等
の諸問題を
調査
するため
委員
四十五人よりなる
海賊行為
への
対処
並びに
国際テロリズム
の
防止
及び
我が国
の
協力支援活動等
に関する
特別委員会
を
設置
するの件(
議長発議
)
安倍内閣総理大臣
の
所信
についての
演説
午後零時二分
開議
伊吹文明
1
○
議長
(
伊吹文明
君)
諸君
、第百八十三回
国会
は本日召集されました。 これより
会議
を開きます。
————◇—————
伊吹文明
2
○
議長
(
伊吹文明
君) 常会の
冒頭
に当たり、申し上げます。 このたび
アルジェリア
で発生した
イスラム武装勢力
による
人質事件
は、
国際社会
の
現場
で働く
日本国民
を初めとする多くの
人たち
のとうとい命を奪う、暴力に訴えた許しがたい
行為
であります。
犠牲
となられた
方々
、なかんずく
日本国民
とその御遺族に対し、衷心より哀悼の意を表します。
被害
に遭われた
方々
及び
関係者
に、
衆議院
の総意として、心からのお見舞いを申し上げます。 これより、
犠牲
となられた
方々
の御冥福をお祈りし、
黙祷
をささげたいと思います。 御
起立
をお願いします。
——黙祷
。 〔
総員起立
、
黙祷
〕
伊吹文明
3
○
議長
(
伊吹文明
君)
黙祷
を終わります。御着席ください。
————◇—————
日程
第一
議席
の
指定
伊吹文明
4
○
議長
(
伊吹文明
君)
日程
第一、
議席
の
指定
を行います。
衆議院規則
第十四条によりまして、
皆様おのおの
の
議席
は、
議長
において、ただいまの仮
議席
のとおり
指定
いたします。
————◇—————
特別委員会設置
の件
伊吹文明
5
○
議長
(
伊吹文明
君)
特別委員会
の
設置
につきお諮りいたします。
災害対策
を樹立するため
委員
四十人よりなる
災害対策特別委員会
政治倫理
の
確立
及び
公職選挙法改正
に関する
調査
を行うため
委員
四十人よりなる
政治倫理
の
確立
及び
公職選挙法改正
に関する
特別委員会
沖縄
及び北方問題に関する
対策樹立
のため
委員
二十五人よりなる
沖縄
及び北方問題に関する
特別委員会
青少年問題の総合的な
対策
を
確立
するため
委員
二十五人よりなる青少年問題に関する
特別委員会
北朝鮮
による
拉致等
に関する諸問題を
調査
し、その
対策樹立
に資するため
委員
二十五人よりなる
北朝鮮
による
拉致問題等
に関する
特別委員会
消費者
の
利益
の
擁護
及び
増進等
に関する総合的な
対策
を樹立するため
委員
四十人よりなる
消費者
問題に関する
特別委員会
科学技術
、
イノベーション推進
の総合的な
対策
を樹立するため
委員
四十人よりなる
科学技術
・
イノベーション推進特別委員会
東日本大震災
からの
復興
に当たり、その
総合的対策
を樹立するため
委員
四十五人よりなる
東日本大震災復興特別委員会
及び
原子力
に関する諸問題を
調査
するため
委員
四十人よりなる
原子力問題調査特別委員会
を
設置
いたしたいと存じます。これに御
異議
はありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
伊吹文明
6
○
議長
(
伊吹文明
君)
異議
なしと認めます。よって、そのとおり決まりました。 次に、
海賊行為
への
対処
並びに
国際テロリズム
の
防止
及び
我が国
の
協力支援活動等
の諸問題を
調査
するため
委員
四十五人よりなる
海賊行為
への
対処
並びに
国際テロリズム
の
防止
及び
我が国
の
協力支援活動等
に関する
特別委員会
を
設置
いたしたいと存じます。これに
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
伊吹文明
7
○
議長
(
伊吹文明
君)
起立
多数。よって、そのとおり決まりました。 ただいま議決されました十
特別委員会
の
委員
は追って指名いたします。
————◇—————
伊吹文明
8
○
議長
(
伊吹文明
君) この際、
暫時休憩
をいたします。 午後零時八分
休憩
————◇—————
午後二時二分
開議
伊吹文明
9
○
議長
(
伊吹文明
君)
休憩
前に引き続き
会議
を開きます。
————◇—————
国務大臣
の
演説
伊吹文明
10
○
議長
(
伊吹文明
君)
内閣総理大臣
から
所信
について発言を求められております。これを許します。
内閣総理大臣安倍晋
三君。 〔
内閣総理大臣安倍晋
三君登壇〕
安倍晋三
11
○
内閣総理大臣
(
安倍晋
三君) まず、
アルジェリア
で発生した
テロ事件
について、一言申し上げます。
事件発生
以来、
政府
としては、総力を挙げて、
情報収集
と
人命救出
に取り組んでまいりました。 しかしながら、
世界
の最前線で活躍する、何の罪もない
日本人
が
犠牲
となったことは、痛恨のきわみです。残された御
家族
の
方々
のお気持ちを思うと、悲痛の念にたえません。 無辜の市民を巻き込んだ卑劣な
テロ行為
は、決して許されるものではなく、
断固
として非難します。 私
たち
は、今般の
事件
の検証を行い、
国民
の
生命財産
を守り抜きます。
国際社会
と引き続き連携し、
テロ
と闘い続けます。
冒頭
、その
決意
を申し上げます。 昨年末の総
選挙
による
国民
の審判を経て、自由民主党と公明党の
連立政権
を発足させ、第九十六代
内閣総理大臣
を拝命いたしました。 私は、かつて病のために職を辞し、大きな
政治的挫折
を経験した人間です。
国家
のかじ取りをつかさどる重責を改めてお引き受けするからには、過去の反省を教訓として心に刻み、丁寧な
対話
を心がけながら、真摯に
国政運営
に当たっていくことを誓います。
国家国民
のために再び我が身をささげんとする私の
決意
の源は、深き憂国の念にあります。
危機
的な
状況
にある
我が国
の現状を正していくために、なさなければならない
使命
があると信じるからです。
デフレ
と
円高
の泥沼から抜け出せず、五十兆円とも言われる莫大な
国民
の
所得
と
産業
の
競争力
が失われ、どれだけ真面目に働いても
暮らし
がよくならない、
日本経済
の
危機
。三十二万人近くにも及ぶ
方々
が住みなれた
ふるさと
に戻れないまま、遅々として進んでいない、
東日本大震災
からの
復興
の
危機
。
外交政策
の
基軸
が揺らぎ、その足元を見透かすかのように、
我が国固有
の
領土
、
領海
、
領空
や主権に対する挑発が続く、
外交
、
安全保障
の
危機
。そして、国の
未来
を担う
子供たち
の中で陰湿ないじめが相次ぎ、この国の歴史や伝統への
誇り
を失い、
世界
に伍していくべき学力の低下が危惧される、教育の
危機
。このまま手をこまねいているわけにはいきません。
皆さん
、今こそ、額に汗して働けば必ず報われ、
未来
に夢と
希望
を抱くことができる、真っ当な
社会
を築いていこうではありませんか。 そのためには、
日本
の
未来
を脅かしている数々の
危機
を何としても
突破
していかなければなりません。 野党として過ごした三年余り、全国津々浦々で
現場
の声を丹念に拾い集め、
政策
のあるべき姿を考え抜いてまいりました。
政権与党
に復帰した今こそ、温めてきた
政策
を具体的に実現させ、
国民
とともに、現下の
危機突破
に邁進します。
内閣発足
に当たって、私は、全ての
閣僚
に、
経済再生
、
震災復興
、
危機管理
に
全力
を挙げるよう、一斉に指示をいたしました。
危機
の
突破
は、全
閣僚
が一丸となって取り組むべき
仕事
です。同時に、
与野党
の別を問わず、
国政
に携わる全ての
国会議員
が担うべき
責任
でもあるはずです。 この議場に集う全ての
国会議員諸氏
に訴えます。
危機
を
突破
せんとする
国家
の確固たる意思を示すため、
与野党
の英知を結集させ、国力を
最大
限に発揮させようではありませんか。
各党
各
会派
の御
理解
と御
協力
を切に求めてやみません。
我が国
にとって
最大
かつ喫緊の
課題
は、
経済
の
再生
です。 私がなぜ、数ある
課題
のうち
経済
の
再生
に最もこだわるのか。それは、長引く
デフレ
や
円高
が、頑張る人は報われるという
社会
の信頼の
基盤
を根底から揺るがしていると考えるからであります。
政府
がどれだけ
所得
の分配を繰り返しても、持続的な
経済成長
を通じて富を生み出すことができなければ、
経済
全体のパイは縮んでいってしまいます。そうなれば、一人一人がどんなに頑張ってみても、
個人
の手元に残る
所得
は減っていくばかりです。私
たち
の
安心
を支える
社会保障
の
基盤
も揺らぎかねません。 これまでの延長線上にある
対応
では、
デフレ
や
円高
から抜け出すことはできません。だからこそ、私は、これまでとは次元の違う大胆な
政策パッケージ
を提示します。
断固
たる
決意
を持って、強い
経済
を取り戻していこうではありませんか。 既に、
経済再生
の司令塔として
日本経済再生本部
を
設置
し、
経済財政諮問会議
も再起動させました。この布陣をフル回転させ、大胆な
金融政策
、機動的な
財政政策
、そして
民間投資
を喚起する
成長戦略
という三本の矢で、
経済再生
を推し進めます。
金融政策
については、従来の
政策枠組み
を大胆に見直す
共同声明
を
日本銀行
との間で取りまとめました。
日本銀行
において二%の
物価安定目標
をできるだけ早期に実現することを含め、
政府
と
日本銀行
が、それぞれの
責任
において、
共同声明
の内容をきちんと
実行
していくことが重要であり、
政府
と
日本銀行
の一層の緊密な連携を図ってまいります。 加えて、さきにまとめた
緊急経済対策
で、景気を下支えし、
成長力
を強化します。 これから提出する
補正予算
は、その裏づけとなるものです。
復興
・
防災対策
、
成長
による富の創出、
暮らし
の
安心
・
地域活性化
という三つを
重点分野
として、大胆な
予算措置
を講じます。速やかに成立させ、
実行
に移せるよう、
各党
各
会派
の格別の御
理解
と御
協力
をお願い申し上げます。 他方、
財政出動
をいつまでも続けるわけにはいきません。
民間
の
投資
と
消費
が持続的に拡大する
成長戦略
を策定し、
実行
してまいります。
iPS細胞
という世紀の大発明は、新しい薬や
治療法
を開発するための
臨床試験
の段階が見えています。実用化されれば、健康で長生きできる
社会
の実現に貢献するのみならず、新たな富と雇用も生み出します。
イノベーション
と
制度改革
は、
社会的課題
の
解決
に結びつくことによって、
暮らし
に新しい
価値
をもたらし、
経済再生
の原動力となります。 最も大切なのは、未知の領域に果敢に挑戦をしていく精神です。
皆さん
、今こそ、
世界
一を目指していこうではありませんか。
世界
じゅうから
投資
や人材を引きつけ、
若者
もお年寄りも、年齢や障害の有無にかかわらず、全ての
人々
が生きがいを感じ、何度でもチャンスを与えられる
社会
。働く女性がみずからのキャリアを築き、男女がともに
仕事
と子育てを容易に両立できる
社会
。
中小企業
、
小規模事業者
が躍動し、
農山漁村
の豊かな資源が
成長
の糧となる、
地域
の魅力があふれる
社会
。そうしたあるべき
社会像
を確かな
成長戦略
に結びつけることによって、必ずや、強い
経済
を取り戻してまいります。 同時に、中長期の
財政健全化
に向けて、プライマリーバランスの
黒字化
を目指します。
東日本大震災
の
被災地
は、二度目の厳しい冬を迎えています。 私は、昨年末に
総理
に就任した直後に、最初の
訪問地
として、迷うことなく
福島
を選びました。そして、先日は宮城を訪れ、これからも、可能な限り現地に足を運ぶつもりです。
被災地
のことを思うとき、私は、ある
少女
とその
家族
の物語を思い出さずにはいられません。
東日本大震災
で、
小学校
三年生だった彼女は、ひいおばあさんと
お母さん
を亡くしました。悲しみに暮れる
家族
のもとに、
被災
から二カ月後のある日、一通の
手紙
が届きます。それは、二年前、
少女
が
小学校
に入学した後に、
お母さん
が
少女
にないしょで書いた、
未来
へ宛てた
手紙
でした。
手紙
には、入学当初の
苦労話
の後に、こうつづられていました。 「げんきに学校にいってくれるだけで、とてもあんしんしていました。このてがみを みんなでよんでいるところを たのしみにして、これから おかあさんは がんばっていきます」。 この
手紙
を受け取ったのは、私がかつて
被災地
で出会い、先般、再会を果たした
少女
です。その際、彼女は、私の目をじっと見詰め、
小学校
を建ててほしいと言いました。過去を振り返るのではなく、将来への
希望
を伝えてくれたことに、私は強く心を打たれました。
ふるさと
の
復興
は、
被災地
の
皆さん
が生きる
希望
を取り戻す作業です。今を懸命に生きる
人々
の
笑顔
を取り戻す、それは、その
笑顔
をただ願いながら天国で私
たち
を見守っている
犠牲者
のみたまに報いる道でもあるはずです。
復興
という言葉を唱えるだけでは、何も変わりません。 まずは、
政府
の
体制
を大転換します。これまでの行政の
縦割り
を排し、
復興庁
が
ワンストップ
で要望を吸い上げ、
現場主義
を貫きます。今般の
補正予算
においても思い切った
予算措置
を講じ、
被災地
の
復興
と
福島
の
再生
を必ずや加速してまいります。
外交
、
安全保障
についても、抜本的な立て直しが急務です。 何よりも、その
基軸
となる
日米同盟
を一層強化して、
日米
のきずなを取り戻さなければなりません。 二月第三週に予定される
日米首脳会談
において、緊密な
日米同盟
の復活を内外に示していく
決意
です。同時に、
普天間飛行場
の移設を初めとする
沖縄
の負担の軽減に
全力
で取り組みます。
外交
は、単に
周辺諸国
との二
国間関係
だけを見詰めるのではなく、地球儀を眺めるように
世界
全体を俯瞰して、自由、
民主主義
、
基本的人権
、法の支配といった
基本的価値
に立脚し、戦略的な
外交
を展開していくのが
基本
であります。 大きく
成長
していく
アジア太平洋地域
において、
我が国
は、
経済
のみならず、
安全保障
や文化・
人的交流
など、さまざまな
分野
で
先導役
として貢献を続けてまいります。 本年は、日・
ASEAN友好協力
四十周年に当たります。私は、先日、ベトナム、タイ、インドネシアの三カ国を
訪問
し、
日本
に対する期待の高さを改めて肌で感じることができました。 二〇一五年の
共同体構築
に向けて、
成長センター
として発展を続ける
ASEAN諸国
との
関係
を強化していくことは、
地域
の平和と繁栄にとって不可欠であり、
日本
の国益でもあります。この
訪問
を皮切りに、今後とも、
世界情勢
を広く視野に入れた戦略的な
外交
を展開してまいります。
我が国
を取り巻く
情勢
は厳しさを増しています。
国境離島
の適切な振興、
管理
、
警戒警備
の強化に万全を尽くし、この
内閣
のもとでは、
国民
の
生命財産
と
領土
、
領海
、
領空
を
断固
として守り抜いていくことをここに宣言いたします。 あわせて、今般の
アルジェリア
での
テロ事件
は、
国家
としての
危機管理
の
重要性
について改めて警鐘を鳴らすものでした。
テロ
や
サイバー攻撃
、大
規模災害
、
重大事故
などの
危機管理対応
について、二十四時間三百六十五日
体制
で、さらなる
緊張感
を持って
対処
します。 そして、何よりも、
拉致
問題の
解決
です。 全ての
拉致被害者
の御
家族
が御
自身
の手で肉親を抱き締める日が訪れるまで、私の
使命
は終わりません。
北朝鮮
に
対話
と圧力の方針を貫き、全ての
拉致被害者
の
安全確保
及び
即時帰国
、
拉致
に関する
真相究明
、
拉致実行犯
の引き渡しの三点に向けて、
全力
を尽くします。
我が国
が直面する
最大
の
危機
は、
日本人
が
自信
を失ってしまったことにあります。 確かに、
日本経済
の
状況
は深刻であり、きょう、あすで
解決
できるような簡単な問題ではありません。しかし、みずからの力で
成長
していこうという気概を失ってしまっては、
個人
も
国家
も明るい将来を切り開いていくことはできません。 芦田元
総理
は、戦後の焼け野原の中で、将来はどうなるだろうかと思い悩む
若者たち
を諭して、こう言いました。どうなるだろうかと人に問いかけるのではなく、我々
自身
の手によって運命を開拓するほかに道はないと。 この
演説
をお聞きの一人一人の
国民
へ訴えます。 何よりも、みずからへの
誇り
と
自信
を取り戻そうではありませんか。私
たち
も、そして
日本
も、日々、みずからの中に眠っている新しい力を見出して、これからも
成長
していくことができるはずです。今ここにある
危機
を
突破
し、
未来
を切り開いていく覚悟をともに分かち合おうではありませんか。 強い
日本
をつくるのは、ほかの誰でもありません。私
たち自身
です。 御清聴ありがとうございました。(拍手)
————◇—————
越智隆雄
12
○
越智隆雄
君
国務大臣
の
演説
に対する質疑は延期し、来る三十日午後一時から本
会議
を開きこれを行うこととし、本日はこれにて散会されることを望みます。
伊吹文明
13
○
議長
(
伊吹文明
君)
越智隆雄
君の
動議
に御
異議
はありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
伊吹文明
14
○
議長
(
伊吹文明
君)
異議
なしと認めます。よって、
動議
のとおり決まりました。 本日は、これにて散会いたします。 午後二時二十三分散会
————◇—————
出席国務大臣
内閣総理大臣
安倍
晋三君
財務大臣
麻生 太郎君
総務大臣
新藤 義孝君 法務大臣 谷垣 禎一君
外務大臣
岸田 文雄君
文部科学大臣
下村 博文君
厚生労働大臣
田村
憲久
君
農林水産大臣
林 芳正君
経済産業大臣
茂木 敏充君
国土交通大臣
太田 昭宏君
環境大臣
石原 伸晃君
防衛大臣
小野寺五典君
国務大臣
甘利 明君
国務大臣
稲田 朋美君
国務大臣
菅 義偉君
国務大臣
根本 匠君
国務大臣
古屋
圭司
君
国務大臣
森 まさこ君
国務大臣
山本 一太君