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伊東(信)
委員 大阪十一区
選出、日本維新の会の
伊東と申します。本日は、よろしくお願いいたします。
本日、私がこのように
いじめ防止対策推進法案に関しての
質疑をやらせていただいた経緯というのは、二つあると認識しております。
一つは、我が党の
いじめ、体罰のプロジェクトチームの
事務長として取りまとめをお手伝いさせていただいた、そして
実務者協議会にも参加させていただいたその経緯と、私自身、高校時代からラグビーというものをやっておりまして、大学、社会人、そして
議員になっている今もやっております。そういった観点から、母校の高校の方の強化
対策委員長をやらせていただいて、今も高校生の運動部の指導及び現場の
先生といろいろディスカッションをやらせていただいています。
ラグビーという競技は十五人でやるんですけれども、当たり前のことですけれども、相手方のチームがいます。つまりは三十人の選手がグラウンドの中にいてるわけなんですけれども、ボールの奪い合いをしますので、いわゆる球技の要素と格闘技の要素があります。ですので、草野球、草サッカーという言い方も変なんですけれども、選手だけでラグビーをやるというのは極めて不可能なんですね。そこにレフェリーというのがいます。レフェリーがそのプレーを裁いてこそ試合というのが成り立つんですね。
これを
学校教育というか教室につなげていきますと、生徒がたくさんいる中で、古今東西どこにでもあるという
いじめが起こった場合、
いじめる側と
いじめられる側がいてるわけですね、被害者と加害者という言葉が適当かどうかはわかりませんけれども。そこで、レフェリーであるところの
先生は、恐らくリアルタイムにその現場を見ることというのはほとんど不可能なわけです。およそ、
先生が、目の前で自分の生徒が集団でたたかれたり、金品をせがまれるような
行為をされて、それを見逃すような
先生はおられないと思います。ということは、それを見ていない、もしくは気づくことが不可能やった、こういったことも前提になるわけなんですけれども、問題は、
いじめということが発覚してからのことになります。
そうなると、もしかしたら
学校の
先生は、そのことを、自分の落ち度だ、自分の
責任だと非常に悩まれることだと思います。教師も
学校の
先生も一人の人間ですから、それがもし、自分の評価、出世につながると考えたとして、それを責める権利というのは誰にもないと思うんです。
そういった観点で、でも、実際に
いじめられる、被害者である
子供が存在する。この
いじめを
防止するためにどうしたらいいかというところで、私の
提案でもあるんですけれども、今回の
法案の第三十四条、「
学校の評価を行う場合において
いじめの
防止等のための
対策を取り扱うに当たっては、
いじめの事実が隠蔽されず、並びに
いじめの実態の把握及び
いじめに対する
措置が適切に行われるよう、
いじめの
早期発見、
いじめの再発を
防止するための取組等について適正に評価が行われるようにしなければならない。」このように、
いじめが発覚したことをマイナスに評価するのではなく、そこから、その現時点から努力すればプラス評価になるという、この第三十四条は非常に実質的で効果のあるものだと自負しておるんですけれども、この三十四条が採択されるに至った経緯を、
提案者である
先生に御
説明をお願いできたらと思います。