○鈴木(望)
委員 国の関与の仕方というところについては、私は若干異論を持っておるところでございますが、やるとなった以上はきっちりやる必要があるだろうというふうに思います。
そういう意味で、体制の方もきちんと整備をして、目標とする三カ月がいいのかどうかというのはありますが、ぜひ、三カ月以内に全ての案件が片づくというようなことでこれからも御努力をいただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
あと、ちょっと時間がなくなってきましたが、実は風評
被害について一つ御
質問をさせてもらいたいなと思っております。
というのは、
被害の
対象の中に風評
被害が入っているわけでありまして、
被害者の側に寄り添って
対応するという基本方針はありつつも、どこまで
被害として認めればいいのか、またその程度はどこまでかというのは非常に難しい面があるなというふうに、私は静岡が地元ですので、お茶の風評
被害が
対象になっておりますが、愛知県のお茶は
対象になっていないというようなことで、風評
被害のあり方が実は
消滅時効のあり方にも大きく
関係をしてくるわけであります。範囲がどこまでなのか、
認識しているのかどうかというのも含めまして。
例を静岡のお茶にとりましていろいろとお尋ねをさせていただきたいんですが、時間がなくなってまいりましたので、問題意識を私からお伝えさせていただいて、簡単に御
答弁いただければというふうに思います。
静岡は
福島原発から当然百キロ以上離れているわけであります。にもかかわらず、
福島原発の
事故があって、私の地元のお茶の取引価格というのは大きな損失をこうむったわけであります。風評による
被害は確実にあるわけですけれども、しかしながら、その確定ということになってきますと、何で茶葉の単価が下がったのかというのは、なかなかよくわからない。
お茶の単価は、長期低落的になっている
状況もございます。嗜好の変化というのもありますし、また、収穫高によって乱高下を繰り返すというようなこともあります。先ほど言いましたように、静岡のお茶は風評
被害が認められているけれども、愛知のお茶は認められていない。お茶はブランドによって価格が物すごく違うわけでして、川根茶だとか、そういう静岡の中でもブランドになっているものは高いし、私の地元の磐田茶は余り高くないというようなことで、差もある。
そういう中で、額を確定していくというのはどういうことなのか。
被害者の側に立たなきゃいけないわけですけれども、一方で法的秩序はきちんと守っていって、その中でしかるべき
損害賠償をしていかなきゃいけないという
課題が一つ。私は、やはり、かわいそうだからどんどんやれというわけでもないだろうというふうに思います。
そういう観点で、例として静岡のお茶を挙げさせてもらいまして、その例に基づきましてお答えをお願いしたいんですが、静岡のお茶の風評
被害額は具体的にどのように算定したのか、また、申し出た事業者のみを現在のところは
対象としているのか、今後もずっと
賠償をしていくおつもりなのか、まとめてお答えをいただければというふうに思います。