○
岩瀬政府参考人 お答え申し上げます。
DV、
ストーカー事案の
加害者は、
被害者に対する執着心あるいは支配欲というものが強うございます。また、その中には、
被害者を長期間にわたって執拗に追い続けて
危害を及ぼそうとする者もいるわけでありまして、特に、そのような
事案というのは危険性が高いものがあるというふうに考えられます。
このような
加害者から
被害者を
保護するためには、
被害者に
加害者の追跡が及ばない場所へ避難していただくということが大変重要であるというふうに考えております。
一時的な避難先といたしましては
婦人相談所や
民間シェルター等がございまして、各都道府県
警察におきまして、これらの
機関、団体と連携を図っているところでございますが、このような一時的な避難先に加えまして、先ほど申し上げましたような場合には、ある
程度持続的な避難場所が必要になる、こういう場合があるということでございます。
そのため、都道府県
警察に対しまして、特に、
被害者が公営住宅へ優先的に入居できる
措置というものについて、自治体の担当部門への要請をする、あるいは自治体との連携を強化する、こういう
内容の指示をしたところでございます。
課題としましては、これについては取り組みがまだ緒についたばかりのところでございます。しかしながら、
被害者の
保護を図る上で大変重要なことであるというふうに考えておりますので、今後、全ての都道府県
警察に対しまして、さらに取り組みを進めるように指導をしていきたいというふうに考えております。