○大熊
委員 大臣は恐らく運転がお上手なんだろうと思います。私はなかなか、一週間、十日ぐらいでしょうか、最後の二、三日はようやくちょっとなれてきたんですが。
特に、ロンドン郊外ぐらいならいいんですが、もっとさらに田舎と言うと語弊があるんでしょうか、ほとんど
交通量のないところに行って、そうなりますと、要するに、地理もよくわかりませんから、道に迷っている状態なわけでございますね。ああ、ここは右折だというときに慌ててそのまま右折してしまいがち、実際一回やりそうになったことがあります。つまり、
ラウンドアバウトの逆走ですね。
それは、結局、ある程度車が走っているところなら
流れがありますから、左に行かなきゃいかぬとわかるんですね。ところが、いわゆるど田舎で、車が走っていない、しかも広い、そういうところですと、思わず、右折ですから右に行ってしまう。そうなりますと、正面衝突の危険が伴うわけなんですね。
この点を、やはり、先ほど海外の事例で、統計的に
交通事故の数字は下がっているという、全体としては大変いい話なんだろうと思うんですが、特に、なれない、導入後一年とか二年とかそういう時点で、私が経験したようなことが各地で起こり得るリスクがあるのではないかというふうに、実体験として、運転がうまくないものですから感じるわけなんですね。
そこで、事前に
警察庁の方からでしょうか、資料をいただいて、
道路標識をつくるんですと。青い標識で矢印が時計回りに回っている標識ですね、これはこれで悪くないと思うんですが、
道路標識というのは、あくまでも空間といいますか、地上のある程度高い
地点のところに設置されるんだろうと思うんですね。私の実体験からすると、やはり、迷っているときは
道路標識を見る余裕がないこともありまして、正面と
道路の方を見ているわけですね。
なので、路面に何かを描く、何かをというのは、右側の方には侵入禁止だとか、あるいは左の方だけに大きい矢印を描いておくとか、ちなみに、
イギリスは、不親切といいますか、もちろん、
大臣御存じのように、何も描いていない。非常にこれはとっさのとき困ったことになるので、やはり
日本らしさ、海外に出ている
日本らしさを発揮するためにも、路面にいろいろわかりやすく描いていただくことで逆走のリスクをあらかじめ減らしておくということが重要なんじゃないかと思うんですが、御見解をお願いします。