○玉木
委員 ここはぜひ、仮に生き残っていなければ、
趣旨はぜひ引き継いでもらいたいというふうに思います。
マイナンバーにおいても、これはなかなか難しいとは思うんですが、一定のそういった削減、
効率化の計画といったことを定めて、それに従って着実に行っていくことが必要だと思っています。
そこで、私、
一つ提案したいので、資料をお配りしていると思いますが、ちょっとめくっていただいて、裏にインターネットの、厚生労働省というふうに書いてある、その側を見ていただきたいんです。
これは、民主党政権で、私、
IT化をする前に、
IT化する対象になっている事業とか
予算を徹底的に見直すことがまず最初だと思うんですね。これは午前中の議論でも出ていました。その
業務の
効率化をするところに
ITをうまく使うことが大事なんですよ。(発言する者あり)ありがとうございます。
どういうことかというと、例えば厚生労働省、これは、アメリカにはUSAスペンディング・ドットガバメントというサイトがあって、そこに、これは例えばNTTさんを入れていますけれども、ある会社の名前とかを入れますね、そうすると、そこへ支出されている
予算項目が全部出たり、上位十位の
予算の支出が多いところがだあっと出たりするんです。こういうふうな検索
システムは、実は
行政を
効率化する上で極めて役に立つんですね。
もう
一つ掲げています。下側です。これは、政権がかわっても継続維持をしていただけるというふうになった
行政事業レビューシートの検索エンジンを、グーグルのカスタム機能を使って新たにつくったものです。お金はほとんどかかっていません。
例えば、鯨と今入れていますけれども、鯨と入れて検索をかけますね。そうすると、
行政事業レビューシートの中で鯨と出てくるものが全部出てきて、例えば捕鯨の
関係とか、あるいはシーシェパードの対象で外務省だったりとか、つまり、
省庁横断的にいろいろなものを横串で検索がかけられるんです。
私は、世の中を変えたのは検索エンジンだと思っていて、
政府を変えていくのも、こういう検索機能を徹底的に使うことだと思うんです。そのためには、検索にひっかかるように
もともとの
予算とか決算とかを一定のルールの中できちんと整理してそもそもつくっていく。あるいは支出の際には
番号なんかをきちんと入れてもらうというふうにすれば、例えば、概念的には
予算執行年度が終わった瞬間に決算ができているとか、そういうことも理論的には可能なわけです。
ですから、こういうものを
IT化の前の
業務、
予算の
効率化に
ITをしっかり有効に使っていくということを、これもぜひ
政府CIO主導で私はやっていただきたいというふうに実は思っているんですね。これは、例えば地方についてもこういうことを入れていく、そういうことをぜひやっていただきたいと思います。
そこで、
最後、
質問を、行革に関してお伺いしたいんです。
配付資料につけております。ひっくり返していただいて、「
政府CIO制度の推進体制について」ということで、これは去年の八月、
IT戦略本部と当時の
行政改革実行
本部の決定として書かれてあるんですが、一があって二です。二のところに、「
政府CIOは、
IT政策を担当する
国務大臣及び
行政改革担当
大臣を助け、」と、それでいろいろ書いています。総合
調整をするというふうに書いておりまして、行革との強固な連携をしっかりやってくれということを、
政府CIOにぜひやってくれという形で決定しているわけですね。
これも政権がかわったので必ずしもそのまま生きているとは思いませんけれども、ぜひ私は、
IT戦略を進めていく上で、これはちょっと
マイナンバーから少し広がりますけれども、ぜひ行革との連携を進めてもらいたいと思っているんですね。
その
意味では、
遠藤政府CIOにお伺いしたいんですけれども、稲田行革担当
大臣とお会いになってお話はされていますか。