○郡
委員 民主党の郡和子です。
まず、
小田原委員、先ほど御
質問の中で、
七ケ浜町で
被災直後から
被災者の
方々への御支援をされたこと、
復旧に携わってこられたこと、御紹介がありました。改めて敬意を表し、そして感謝も申し上げたいと
思います。
しかし、中にちょっと心外な御発言もあったものですから、私ども民主党政権下では、毎週末、大型バスを仕立てて、
被災地、東松島、石巻、気仙沼等に赴き、
一緒に泥かき
作業等にも当たらせていただいたということも改めて付言させていただきたいというふうに
思います。
まず、おとといになりますけれども、
大臣、二〇一五年の国連の世界防災
会議の開催地を仙台に閣議決定いただきましたこと、本当にありがとうございます。大きな
被害を受けた
被災地での開催というのは意義深いものですし、ぜひとも成功させなければならないというふうに私自身も思っているところです。よろしくお願いいたします。
ところで、この十二日日曜日に、安倍総理ともども、
根本復興大臣、
宮城に入られまして、女川町そしてまた東松島市、仙台などにも入られて、いろいろな声をお聞きになられたというふうに承知をしております。この
復興特別
委員会でも、五月の八日には参考人質疑を行いました。その折に、女川の須田町長にも御
出席をいただいて、いろいろな
課題について御発言をいただいたところでございます。
この間も議論の中にございましたけれども、土地問題というのが、やはり
復興を
加速化する上での大きな根幹にかかわる
課題だというふうに私自身も思っているところです。
先ほどは、
施策のパッケージ第二弾として、四月の九日に発表された新しい取り組みについて
お話があったところだと
思いますけれども、要すれば、
復興事業予定地の所有者が行方不明の場合は、特に財産管理人
制度を利用し、円滑な活用をして対応するということでありまして、これは既に民法に規定をされているものだというふうに承知をしております。先ほど
根本大臣も、現法下ででき得る限りのというふうに御発言になったのも、そのことだろうというふうに
思います。
説明資料を見た限りでは、法務省が、最高裁事務総局家庭局及び日弁連、司法書士連合会に対して、既存の財産管理人
制度を活用する、これを促進するように要請をするという内容であった。また、
被災地の裁判所は、
地域の弁護士会や司法書士会に対して管理人候補者の選定を要請して、その候補者を
確保してくれというようなものだったと
思います。
先ほどは、管理人の選任の申し立てが二件あったというふうな御報告もいただいたわけですけれども、私自身は、これでは、不在者の所有している財産や相続財産の管理業務が円滑に本当に進むのだろうかと、やや懐疑的な見方をしております。
候補者のリストアップはどの
程度進んでいるのでしょうか。そしてまた、この財産管理人
制度を運用する費用はどれぐらいというふうに見積もっていらっしゃるのか。その費用は国が負担するのか、それとも自治体なのか、あるいはまた地権者の負担なのか。どうでしょうか。まず、その点について確認をさせていただきたいと
思います。