○鈴木(憲)
委員 ありがとうございます。
谷副
大臣は
宮城の担当かと思いますが、ぜひお出かけいただけたらなというふうに思います。よろしくお願いします。
次に、今度は、
福島県から県外に
避難している方に対する支援について
伺いたいと思います。
四月一日現在で、山形県に
避難されている方は九千五百四十一名です。そのうち、八千九百八十七人が
福島からの方です。この数字は、
宮城、
福島、
岩手の次に
避難されている方が多いのが実は山形県だということです。
その中でも、私の選挙区である米沢市というところがありますが、米沢市が今現在、二千五百五十七人
避難者がいます。そのうち、中学生以下の子供の数というのが九百二十人です。ということは、多分ほとんどの家庭の方が小さいお子さんがいて、それで
避難をしてきている。
それで、皆さんと月に一回ぐらい、いろいろなお話を
伺いながら私も勉強をしているんですが、その中で、やはり皆さんのお話を伺うと、家族が今離れ離れになって暮らしていますということなんです。例えば、旦那さんは、もともと
福島に家もあって仕事もあるわけですから、そこで平日は暮らしていて、週末になると山形に、米沢まで車で来て、そこで家族とともに過ごして、また月曜日になると
福島に出かけていく、こういう暮らしをしているのが今の現状です。
そんな中で、四月二十六日から、これは自主
避難の方というふうに言いますが、その方々に対しても、
地元に、例えば
福島に出かけていくときの高速道路の無料化措置というのを太田
大臣の方から発表したと思いますが、これについては、本当に大変
地元からは、特に皆さんから感謝の声が上がっている今現状です。
ただ一方で、そういった子育て中の皆さんにとっては、このまま子育てを山形ですべきなのかどうかといったことに対して、皆さん大変な悩みがあります。
特にどういったことに悩んでいらっしゃるかというと、今、これは県が借り上げている公営住宅だと思いますが、そういった借り上げについて、
平成二十六年三月までは認められているけれども、それ以降についてどうなるかわかりませんと。特に小さいお子さんがいらっしゃる家庭は、一度子育てをある
地域で始めるとそこでコミュニティーができますから、なかなかそう簡単に、子供の
意見なんかを聞くと、いや、ちょっと帰りたくないとか、そういった現場の声というのがたくさんあります。
もちろん、それに対して、
福島で子育てをされている方もいますから、果たしてそれがいいかどうかということについて実はいろいろな議論が、これは
地元でもいろいろな
意見があるんです。ただ、現実、今、山形で子育てをしているんだということを踏まえたときには、
地域に、そこに住んでいけるかどうかということについて、
予算の関係上、その借り上げを延長するというのは一年一年しかできないかもしれませんが、これはできる限り、子供がちょっと大きくなるまではそこで子育てをしていっていいんだよということをやはり
政府として言ってあげるのが人情ではないかというふうに私は思いますが、これについて御答弁をお願いします。