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佐藤(正)
委員 ここで議論をやりとりしてもしようがないですけれども、実際進んでいないんですよ。スピードが遅いんですね。
だから、僕が言ったのは、
電波利用料は本当に明確にそうやって空き地の
部分でしか使えないというんだったら、先ほどから
答弁してきたのと若干違ってくるので、現実に進捗が進んでいないということを踏まえた中で、やはりいろいろなことを、今、
新藤大臣が言われたように、複合的にも
考えざるを得ないですよ。
現実に、市町村は、そうは言われたって、また借金しろと言われるのかというところなんですよ、実際は。でも、
必要性はわかっているけれども、ただ、順番が違うんですね、要は。その市町村市町村によっては、何が一番なのかというところを
考えたときに、逆に言えば優先順位が低かったのかもしれませんね、この
状況は。だったら、東
日本大震災でこういうことを経験した
国民として、今一番わかりやすいことなんでしょう。
ただし、言えることは、これは
新藤大臣と僕はちょっと
考え方が違うかもしれませんけれども、
電波利用料というのが、先ほど、地デジ化で予算が減ってくると、当然原価が減るわけですから
電波利用料は下がる、ところが、下がってきた枠があるとそこを使いたい。これは私の
考えですよ、
大臣とは違うかもしれませんが、そういうことで、いろいろなことを
考えながら、新たなものを何か足していっているような気がしてなりません。そこは、まず一点
指摘をさせていただきたいと思います。
その中で、
防災行政無線、
電波利用料を払っている方々からすれば、これは有効的に使ってもらいたいですよ。有効的に使うためにどうするのか。今回の
防災行政無線にしても、各市町村、各県、それぞれで設置をしなさい、それぞれの
システムを自分
たちで
考えてやりなさいということなんですね。果たしてそれでいいのかなと私は思うんです。
となると、今回の全国的な大災害が、きょうも災害特でありましたけれども、想定外のことが起こり得る。私は九州ですから、例えば九州で
考えたら、九州全体で
考えなきゃいけないことも起き得るかもしれない。そんな災害もあるでしょう。そんなときに、この
防災行政無線というのが、各県、各市町村でそれぞれの
システムをつくっていていいのかな。
これは、例えば、国
一つで
考えてもいいんですよ。国
一つで、全国どこでも同じ
システムできちっと統一するような仕組みをつくったものをやったりすれば、これは皆さんの手元に資料をお渡ししておりますけれども、四ページ目ですね、
防災行政無線の効率化。
今のままだと、約九百市町村ごとにそれぞれつくってくださいよ、
免許の単位が市町村ごとだと。これは
総務省の
検討資料ですけれども、これでいくと約四千二百億円かかりますよ。これを例えば、効率化で全国一律、もしくは道州制を見据えた中での
システム導入等を含めていくとより安くできるという試算を、この
検討委員会の中でも出されているというふうに僕はお聞きをしておりますが、この点について御意見があればお答え願いたいと思います。