○
木下委員 ありがとうございます。
選挙をとめるというのか、広告をとめるということだと思っているんですね。だから、全部をとめちゃうというつもりはない。
もう
一つは、
政党についてはサーバーは別々でやってもいいのかもしれないなと思っているんですけれ
ども、
選挙区の、何というんでしょう、
候補者、そこが攻められたときは、同じサーバー内でもある
一つのサイトだけ改ざんされたりとか、そういう
可能性があるんですね。そこは一極集中、全部にやる必要はなくて、各
選挙管理
委員会もしくはある程度のブロックでサーバーを管理してやると、それが分散されることになると、逆にセキュリティー面では高くなる。要は、一個だけじゃなくて何個かに分散してサーバーを持っているとセキュリティー的には攻めにくいという状態になるかと思っているので、そこは
一つ検討材料なのかなと思っております。
ぜひとも、こういう
考え方、もしくは、これが全てじゃないと思っておりますので、この後の審議会等があるのかもしれないんですけれ
ども、そこで細則を決めていっていただければなと思っております。
それから、もう
一つ。
メールの話なんですけれ
ども、
メールはまた
ホームページとは別でして、
メールサーバー自体というのがあるんですね。その
メールサーバーの中で成り済まし
メールであったり大量
メールであったりと。ただ、要は政府が中身を見るというのは困ると。
そんなことを言ったら、さっきの話じゃないんですけれ
ども、
インターネットというのは
第三者の集まりでサーバーをやっているので、そこはちゃんとしたガイドラインもしくは細則を決めて、中身を見ないということをちゃんとできるようにすればいいんじゃないかなということが
一つです。
皆さんに携帯
電話なんかでよく迷惑
メールが来ると思うんですけれ
ども、あのときに、あれ、ちゃんとした
メールアドレスから来ているのに、すごい変な
メールだねということがあると思うんですね。あれは、要は誰かに成り済まして違うサーバーから送ってきている。そういったものを防ぐためには何があるかというと、
メールサーバーをしっかりと管理してあげて、そこから、そこ経由で
メールが流れているよと。
それから、例えば数秒間の間に何万通という
メールが流れていたりとかすると、これをシャットダウンするような仕組みがあるんですけれ
ども、そういうものもちゃんと管理してやるということをやっていくというのが必要だと思っているんです。
それの管理をやりやすくするために、IPアドレスというものがあるんですけれ
ども、同じIPアドレスを使って、もしくは指定されたIPアドレス、登録されたIPアドレスから
有権者に対して
メールが送られるということを管理してもらえれば、今のセキュリティー問題というのは相当、何か成り済ましがあったときにも、ああ、これは正しい
メールだね、いや、間違った
メールだねということもわかるという仕組みになっているので、その辺も検討していただければいいかなと思っております。
長々とこういう話をしたので、ちょっとあれなんですけれ
ども、その他、提案としまして、最後にお話ししたいことが二点ほどあります。
それは、今、きょうもそうなんですけれ
ども、
インターネットを活用して、いわゆるICT技術を活用してというふうな話がありましたけれ
ども、これは、最初にお話ししました投票という
部分で、例えば携帯
電話であったり、パソコンであったり、そんなところから投票できたらいいよねという話があるかと思うんですけれ
ども、この技術というのは別に、
インターネットのそういう
部分、パソコンであったり携帯
電話だけじゃなくて、例えば投票所においても、先ほど来、検討されていたというお話がありましたけれ
ども、わざわざ投票所へ行って紙に書いて投票するということをしなくても、誰でもできるんだと。そこの場に画面があって、
候補者のボタンを押してやるということをするだけで投票できちゃうわけですよ。
それと
インターネットで投票されたものというのは基盤を同一にすることができるので、そうやって考えたら、あっという間に投票は統合化できる。そうすれば、例えば当日開票とかいうことで、公務員の方々がたくさん来られて、夜までかかって開票されているというようなことも防げる。
そうなると、相当予算的にも抑えられるんじゃないかなというふうに思っているので、
インターネットの
解禁と、それから、今後、投票行動についても
インターネットを活用するというふうにいったときは、ぜひとも外からの、いろいろなところからというだけじゃなくて、
インターネットを活用していない人でもICTを利用した形で、統合的な
考え方に基づいて今後ICTの活用というのを考えていってほしいなというふうに思っております。
それから、もう
一つ。そもそも、今話した話、多分
皆さん、眠たい話で、何を専門的な話をしているんだというふうに思っていらっしゃる方がたくさんいらっしゃると思うんですけれ
ども、今の話というのは、
インターネットをある程度さわっていれば、基本的な概念だと思っているんですね。
そういう話というのは、こういう場でちゃんと、ICTを活用した先進
社会をつくるんだというふうに政府は言っているんですから、
国会議員も、国会活動、それから運営にICTをもっともっと活用していくような、ITのリテラシーというものが必要になってくると思っております。
ここをちゃんと
皆さんも考えて、そこがないと、この
法案について本気で審議できないというふうに思っておりますので、そういうことをちょっと提言として言わせていただいて、私の
質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。