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生方委員 沖縄にも私も行きましたけれども、なぜか普天間を見るときは、いつも普天間はすごく静かなんですよね。飛んでいない。だから、オスプレイが飛んでいるところを見たこともないし、音がどのぐらいすごいのかも聞いたことがないんですよね。
それは、まあ、
一太先生が行ったときはどうだか知りませんけれども、恐らく訓練しないんですよね。我々が行ったときは訓練しないから、実態がよくわからないで我々は帰ってくるんですよ。だけれども、
沖縄の方たちに聞けば、市街地の上空は平気で飛ぶし、当初は午後十時から六時までは原則飛行しないというふうになっているけれども、訓練のためだと言えばいつでも飛行できるわけですよね。
最近だったら、ヘリ部隊がオスプレイから住民のすぐ近くにまでおりてきた、落下傘部隊がおりてきたというような事例もあって、これだって、農家の
作業している人にぶつかれば、死ぬかどうか知りませんが、大けがになることは間違いないですよね。そういうことが平気で行われているわけですよ。
だから、それは、
見直しましょうといったって、米軍は最後はわからないんですから、あくまでも軍の行動でやるんだからと言えば、もうそれ以上
日本は抵抗できないということになっていますので、原則とかというのがある限り、原則は常に破られるので、もうとにかく十時から翌朝六時までは飛ばせないんだというのであれば、飛ばせないというふうに言わないと、原則飛ばせないというのでは、原則はいつも無視されてきたんだから、そういうふうにしなければいけないと私は
思います。
最後に、これも何度も
指摘されておりますように、
沖縄は
日本の国土の〇・六%しか占めていないわけですよね、そこに七三・八%の米軍基地がいまだにあるということを何とかしなきゃいけないというのは、
日本国民であれば当然考えていることだというふうに
思いますので、何とかしなきゃいかぬ。その前に、やはり
日本政府に対する
沖縄の方たちの信頼をきちんと取り戻していかなきゃいかぬ。
そのためには、できることはきちんとやっていく。しゃくし定規に、二〇二八年とか二〇二五年だ、それまではほっておいてもいいんだということじゃなくて、きちんとやっていくことが非常に重要だというふうに思っています。
これは私個人の意見ですけれども、今度、四月二十八日に主権回復の日というのを
政府がやりましたよね。私はこれに出ませんでしたけれども、主権が本当に回復されたのかと。
皆さんも飛行機によく乗るでしょうけれども、いまだにあの横田の上空は通れないんですよね。通れないから、富山とか石川から羽田に来るのに、わざわざ大島を回って入ってこなきゃいかぬなんということが戦後六十数年も続いていて、
日本の空を
日本の航空機が自由に飛べないような
状況の中で主権があるのかというふうに私は思うんですよ。
やはり、戦後六十数年たったんだから、在日米軍というのがこのままこれから先も百年もずうっと駐留し続けるのかどうかということを含めて、もっときちんと考えないかぬ時期に来ているんじゃないか。そういうことのしわ寄せが全部今
沖縄に来ちゃっているというふうに思うので、主権回復の日というのであれば、主権は何であるのか、
日本に本当に主権があるのか、
日本の上空を自由に
日本の飛行機が飛べないような形で主権があるのかどうかということまで考えないかぬときに来ているんじゃないか。私は団塊の世代でございますから、この問題を次の世代まで引き継がせちゃいけないというふうに思うんですよね。
最後に、その辺、もし何かあったら。