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山内徳信君 憲法違反ではないと言って
総理は逃げようとしていらっしゃるような感じを受けますが、改めてこれはまた別の機会に深めていきたいと
思います。
憲法第十四条には、法の下に平等であると、こういうふうにうたわれておりまして、これは、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的
関係において差別されないと、こういうふうにうたわれておるわけです。国会議員も
内閣も裁判所も天皇陛下も摂政も含めて、憲法九十九条は憲法を尊重し擁護する義務が与えられておるんです。
ところが、自分
たちは、ここにヘリパッドができるとこれは今の生活環境が破壊されると言って
地域の人が座り込んで、道路に、そういうものに対して沖縄
防衛局は仮処分を提起をして、そして裁判に発展していっておるわけです。
国家がこういうふうに山の中で静かな生活を求める人を裁判に訴えるということは言語道断ですよ。これが許せると思うんですか。こんなことをやったら、あんた方が言っている信頼の回復とか丁寧にというその言葉がむなしく響くんです。そういうことがあってはいけないということを私は申し上げるわけでございます。
そして、法の下の平等に、私
たちの立場から見ると、県民の立場から見ると、これはやはりおかしいと、法の下の平等とは言えないと、こういうふうな
認識に立っております。それについては先ほど
答弁がありましたから、
答弁は前のもので私は受け止めておきますが。
そこで、
総理大臣、もうそろそろ決断をする時期に来ていますよ。
日本政府は、自公政権から回り回って今の
民主党政権も、そして辺野古が唯一有効な場所だと
総理はおっしゃいましたね。それに対して沖縄県民は、県民挙げて一本になって反対と言っておるわけです。知事も、辺野古じゃ駄目と、よそに持っていってくださいと言っているんです。
私は、一月の二十一日から二十八日までアメリカへ行ってまいりました。そして、連邦議員にもシンクタンクにも補佐官
たちにも、百二十名ほどに会ってきました。アメリカの政治
状況が変わっておることをやはり
総理大臣はきちっと受け止めて、そして、
日本政府が辺野古、辺野古と言っておるんですとアメリカの何名かおっしゃっておるんです。
玄葉大臣、頭横に振るのはおかしいですよ。あんた方、アメリカの有力なそういう国会議員さえだましておるじゃないですか。あとしばらく待っていてください、あとしばらく待っていてくださいと、そのうち
日本政府は必ず頑張りますからという趣旨のことをおっしゃっていますよ。その人のお名前はやはりその人の名誉のために私は明らかにはこの場でしませんが、そういうふうなことを言うということは沖縄の民意を否定しておるということじゃないか。あなた方が言っていなければ、いろんな
交渉に行く役人がおるでしょう、そういう人が言っておるのかもしらぬ。
そして、この名前を申し上げると皆さんびっくりすると
思いますが、私に、
山内団長、私は訪米団長として行ったんで、
山内団長さん、沖縄は以前からずっと差別されてきましたねと、それじゃいかぬですという
指摘をアメリカの有力議員がおっしゃるんですよ。何ですか、これは。
そこで申し上げますが、沖縄の
状況もアメリカの
状況も変わりました。ところが、辺野古は、辺野古、辺野古と言っておるのは
日本政府だけなんですよ。そうでしょう。そういう
状況を見たときに、十五年掛かっても十六年掛かっても、あと十年掛かってもできないようなものを、これが政治として政策として推進をするというのは、これは政治の怠慢であると。切り替える必要があるじゃないですか。頭を切り替える必要がありますよ。いつまでも辺野古、辺野古とおっしゃらぬようにして、そういう怠慢だと
指摘されないようにすることです。
もう
一つ申し上げましょうね。こういうことを構造的差別と言うんです。あるいは政治的差別と言うんです。違うとは言わせませんよ。
そして、あと五分ありますから少し具体的なことも申し上げましょうね。構造的差別について少し、そうでなければ、ない、構造的差別をしておるならば、しておるとおっしゃってください。
ああ、玄葉さんはあした。あなたらの取ってある。