○桜内
文城君
政府と
国会といいましても政権与党でいらっしゃいますので、そこはうまくすり合わせ等をしていただければというふうに要望いたします。
次の
質問に移ります。
ちょっと細かい点が多いものですから役所の方にお答えいただければと思うんですけれ
ども、昨年も当
委員会におきまして、私、法テラスの会計処理についてお尋ねしたことがあります。ちょっと今日はその続きということもありまして御
質問をさせていただきます。
前回も
指摘したところなんですけれ
ども、現在、法テラスの会計処理として、特に貸倒引当金の積み方というのが、ほかの
独立行政法人あるいは通常の会社あるいは
弁護士法人と比較しても見られない非常に特異な会計処理をされております。
一番最新の財務諸表を私、持っておりますけれ
ども、これによれば、
平成二十三年三月三十一日現在の貸借対照表によれば、破産更生債権等という資産が九十五億幾ら幾らとありまして、それが全て、全額ですね、貸倒引当金が積まれておりまして、全額そこでゼロという形で資産計上されているわけでございます。その年の損益計算書によりますと、貸倒引当金繰入額、これ費用ですけれ
ども、あるいは損金といいますか、それに当たるわけですけれ
ども、これが六十四億円あります。一方で、この年のキャッシュ・フロー計算書によりますと、運営費交付金収入、キャッシュインフローが百五十五億円余りとなっておるところでございます。
結局、じゃ、運営費交付金、どうやって算定しているのかというと、基本的には、損益計算書をちょっと加工したような行政サービス実施コスト計算書というのがございまして、そこの業務費の中に貸倒引当金繰入れが入っておりまして、もろもろこの行政サービス実施コスト計算書の収支じりが百五十億円強という形になって、それが運営費交付金にほぼなって入ってきているという資金繰りの状況になっておるんですけれ
ども、ここで問題としたいのは、貸倒引当金、積み過ぎじゃないのかと。逆に言えば、運営費交付金、その分出し過ぎじゃないんですかということでございます。
前回、昨年の当
委員会におきまして
質問したときに、会計処理の在り方についていま一度検討したらどうかというふうに御提案申し上げたわけですけれ
ども、その後どういうふうに検討がなされ、会計処理を改める方向なのかどうなのか、現状についてお尋ねいたします。