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義家弘介君 自由
民主党の
義家弘介です。
本日は、三月九日でしたか、行われた
決算委員会の続き、
教育の正常化について、そして
教育再生を進めていく適格性について、項目を分けて
質問をさせていただきます。
私、昨日も
現場の
先生方と夜、懇談いたしました。その
先生方は今の
教育に非常に大きな不満を持っていて、誇りを持って我々が
子供たちと向き合える、そういう
教育現場をどうやったらつくっていけるのか、非常に
子供を中心とした前向きな、我々の
子供たちにかかわる人間の責任、それを自覚した、本当に有意義な会合であったと思っております。
よく、
義家は口が開けば日教組、日教組と言っていると、もういいかげんやめてくれというような声も聞かれます。しかし、この問題、ずっと議員になってからこの
委員会でも
指摘し続けました。こういう問題が起こっている、こういう問題が起こっているということを
一つ一つ具体的例示のまま示してまいりましたけれども。つまり、もし本当に
教育の再生を行おうとしたならば、その
教育の再生を止めている要素というものをしっかり検証した上で、それが間違ったことであれば間違っているとしっかりと整理して、それが伸ばしていくものだったら伸ばしていくというふうに整理して、この
基礎の
段階を私は安倍
内閣以降ずうっと行っている、そんなふうに
認識しております。
そういう
意味で、先日の
質疑でもそうでしたけれども、果たして現在の
文科省、
民主党政権にその
教育再生をするためのスタートライン、
基礎をしっかりとつくり上げるんだという意識があるのかないのか、答弁を聞いていると疑問と思わざるを得ません。
例えば、先般、神本政
務官の後援会及び
民主党の支部の所在地についてお聞きしました。その所在地は、一ツ橋にある日本
教育会館というところに事務所が置かれているわけです。私は、政治的中立を担保した上で、
教育基本法に基づいて
教育行政を行っていくのであれば、まずこういうところの中立が求められるという
意味でこの
質問をしたわけですけれども、それに対して
平野大臣の答弁、ちょっと私は驚きましたね。建物の所有団体とそこに入っている団体とは違うわけですから、それがイコールとは私は
思いませんというふうに言いました。
これ、財団法人日本
教育会館が持っている、管理しているビルに、
運営しているビルに日教組の本部が入り、そして神本政
務官の事務所が入っている。しかし、それはあくまでも、建物の所有者とそこに入っている団体は違うというわけですけれども、この財団法人、所轄は
文部科学省なわけですね。
そして、中の理事構成がどうなっているのかということをこれ、同じく
委員会の中で世耕委員、上野委員も
指摘しましたけれども。まず、今日、本日、私がこうして
質問いたすのが何か
一つの区切りみたいな感じがしないんでもないんですが、
役員としては、トップが日教組の中央執行
委員長、中村譲氏ですね。本日付けで中村譲氏は退任するということですけど、
皆さんの
議論からいったら、本日付けで退任したのでこれからは関係ない等々また言われるのかなと
思いますが。あるいは、あの教員採用・昇進不正事件で大きな問題になった大分県教組出身の日教組の書記長である岡本氏、あるいは元日教組の書記局次長、それから教職員共済生活協同組合常任理事、それから東京都高等
学校教職員組合の執行
委員長、日教組の副
委員長などなどがずらっとこの会館を
運営する財団の理事に名を連ねています。まさにこれは、私、
決算委員会でもこれは日教組会館じゃないですかと言ったわけですけれども、まさにこれ、日教組の日教組による日教組のための会館なわけですよ。例えば、図書館も併設しているというけど、じゃ、その図書館、どんな
内容の書類、書物が収められていて、どのように開放されているのか、そういうもろもろを検証したとしても、
教育正常化を求めていく政
務官がこの会館内に事務所を置いて、そして間違った教組の動きは間違っていると進めていきますよと言ったって、これは何の説得力もないわけですね。
それから、神本政
務官は、北教組からも献金、選挙の前に五十万ほどの献金もらっていますけれども、これも多くの閣僚あるいは責任ある立場の人が、例えば原口当時の総務
大臣はNTT労組からもらっていたのに対して、総務
大臣がそういう労組からもらっていたらあらぬ疑いも掛けられるからこれは返金しようと、あるいは、
野田総理も、脱税や違法な疑いのある企業からもらっていた献金、これも返金しようと言った。しかし一方で、同じように団体として告発され有罪判決を受けている北教組からの献金は、答弁で、パーティーの相応の対価だから関係ないと言うわけですね。
しかし一方で、今、
文部科学省が何を指示しているかといえば、私の
委員会での
指摘から会計検査院が北海道に入りました、そして勤務時間中の組合
活動がどうなっているのか等々についての調べが行われて、昨年の秋に様々な違法な
状況が明らかになったわけですね。それを受けて、
文部科学省は、北海道の全教職員に同じような項目、方法で
調査を行ってくださいと指示しているわけ、
教育委員会に指示しているわけですね。にもかかわらず、その指示している側の政
務官が、政治資金規正法で有罪判決を受けた北教組から五十万円の献金をもらっている。これ、返さなくていいのか悪いのか、これ、我々、民主主義国家ですからね、国民は一体どう思うのかといったら、それはおかしいでしょうと思うに決まっているわけですよ。
教育正常化を求める
文部科学省が、
教育正常化を求められる側の組織代表で、そしていまだに日教組に事務所を構えていて、政治団体である日政連にいまだに属していて、そして
調査をしてくださいというわけですから、これは明らかな矛盾が生じていると思っております。
まず、
平野文部科学大臣にお伺いします。
この神本政
務官の、日教組の本部が入っているビルで、日教組の幹部たちが財団として理事に
役員として名を連ねているところに政
務官が事務所として入っている、まして組織代表である政
務官が、まして日教組の政治団体である日政連の議員である政
務官が入っているということについてもう一度御
見解をお願いします。