○荒井広幸君
大臣、そういう気持ちで、同感ですから、もう一回整理し直してもらうと、随分漏れているものがありますし、そうすると、
復興交付金なんというもののずれが出てこないんですよ。さっきも副
大臣があのような形で答弁していましたけれども、結局ずれがあったから不満が出ているわけでしょう。自分たちはこういうものが必要だったと言っているんですよ、さっき。ところが、
地元はそういうものを望んでいなかった、あるいはもっと違う形でください、もっと、額も足りませんと、こう言っていたんですから。この辺が重要なところだと思うんです。原発
災害というのは恐らくこういう
災害なんですよ。ですから、これは憲法にのっとって国がやるべきことなんです。それをよく整理をしていくということだろうというふうに考えております。
それには、初めてのことですから、
地元での苦悩や悩み、取組があるので、それをいいもの、効果があるもの、これを拾い
上げて、しかし、精神的なものですから一概に駄目だとは言えません。そういうものも拾い
上げて、全ての町村にこういうことを、さあ、いかがでしょうか、国の責任でやっていただきますが、
自治体の
皆さんがやってもらった方が、あるいは安全なんというのは
被災者が自分で確かめた方がいいという場合もあるんですよ。そういうものもありますから、やっぱりそれぞれに国の方から機関委任事務的にやってもらう、こういう、行政上でいえばそういう仕分なんだと思うんですね。この辺を
是非、再度整理をしていただきたいというふうに思っております。
続きまして、これは残念だなと、
大臣も何度かお座りいただいていて、厚労
大臣に聞きましたけれども、三月二十一、二十三日に私は改めて聞いたわけですね。原発で亡くなった方はどれぐらいになりますかと、こう言うと、構内
作業でこれだけの方が亡くなりましたけれども、
津波が原因ですなどという話で終わっちゃうんです。
ところが、そうではなくて、
放射能が怖い、また爆発するんじゃないか、そういうことで、例えば特養の方々はこれは逃げられないでいた、で、衰弱で亡くなり、移動中、すごくぐるっと回りましたから、もう何時間も乗っておってそのバスの中で亡くなった方、そういった方も含めて多数いるんですよ。そういう方々をやっぱり把握してこなかったということが、先ほどでいうと大きなずれの象徴的な、私はこれ致命的なずれだったと思うんです。こういったところの体制ができていなくてはやはり
被災者の声にこたえることはできないだろうと、こういうふうに思いますから、今度は
復興庁がやることになったんですね、この二十一、二十三の
質問を受けて、
復興庁で。早期に、恐らく原発
災害というのは石を投げたら当たったという相当因果
関係が出てこないというものですから、きちんとその原発
災害というもの、それで、本当に申し訳ありませんが亡くなった方々という方はこういう方なんだと、しっかりそこを導き出してもらいたいんです。
でないと、これは賠償とかかわるものだから、私は邪推すると、賠償とかかわるものだから、相当因果
関係がないからといって切り捨てているんだろうと思います。これではやっぱり国の先ほどの責任が果たせないんですよ。
そういうところに行きますから、改めて
復興大臣のこうした
一つの範疇をどういうふうに、亡くなった方をきちんと範疇としてこういうふうにするんだというお考え、そして
調査をする、進めていただきたいと思います。いかがですか。