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金子原二郎君 先ほど
武内委員から「龍馬伝」の話がありましたので、私からもお礼を申し上げたいと思っております。
一昨年、「龍馬伝」を放映していただきまして、しかも長崎出身の福山雅治を主演で使っていただいたわけで、非常に効果ありました。効果ありましたんで、
地域の活性化のためには大変役立ったと思っております。改めてお礼を申し上げたいと思います。
ただ、私も知事に就任いたしましてから、六回か七回かNHKの会長さんのところにお伺いしました。それは、大河ドラマと朝のドラマを
是非長崎県のをバックにしてやってくれとお願いしたわけなんです。そう言った結果、ようやく七年目で実現をしたわけでございますが、特に朝ドラというのは関西と関東で分かれておる。大体これは四十七都道府県を回っているという話を以前聞いたような、話があるんですね。それを
考えますと、長崎県はもう随分前で、まだやられていませんので、この際
是非、こういうとき、まさかこういうチャンスがあるとは思いませんでしたので、
是非次は朝ドラで。
また、特に離島とかなかなか日が当たらない
地域、こういう
地域というのはテレビの影響はすごく大きいんですよ。やっぱり、テレビで半年間放映されますと、改めて離島とか半島とか、そういった過疎
地域の
認識が非常に強まりますので、余り都会はやる必要ないと思いますから、
是非その辺については強く要望しておきたいと思います。
そこで、実は、NHKが全国的に大変な放映することにおいて力があるなということを非常にひしひしと感じたのは、ちょうど
平成十五年だったですか、二〇〇三年にハウステンボスが会社更生法の申請を出しました。これはもう地元にとって大変なことでしたし、倒産というイメージで、結果的にそのイメージによってお客が激減すると。なかなかその客を取り戻すのは難しいということで、全国のキーのテレビにお願いしたり、NHKに行きまして、要するに、会社更生法の申請はしているけれども営業は従来どおりだということを何かテレビで全
国民に分かるような形で放映してもらいたいというお願いをしましたところ、たしか天気予報のバックにずっと入れていただきまして、これは本当に効果が大きかったですね。その後いろいろありましたけれども、やっぱりしばらくの間はこの効果があって、倒産した中にもお客さんは途切れることがなかったということで感謝を申し上げております。これは有り難い
部分。
もう
一つは、実はNHKの放送というのは、それだけ効果があって非常に影響力がある中で、諫早干拓なんですよ。これは、どちらかというと負のイメージばかり放映するんですよ。実は、よくギロチンというのがありますよ、ばあっとやっていった。あれは、ああいう工法でやらざるを得なかったわけなんですよ。ところが、あれをやった後にぱっとこう魚を出すものですからイメージが悪くなっちゃう。だから、やるのは結構だけれども、何でああいうことをやっているんだという解説を付けていただかないと、全国放送で見ている方はみんなイメージを悪くしてしまいますよ。
その後、諫干というのは、もういろいろなことが、経過があって今日があるんですけれども、諫干の必要性とか諫干がどのように
地域の防災に役立っているかという放映は、負のマイナスの放映よりも本当、少ないですよ。だから、全国的に非常に諫干のイメージが悪いんですよ。
これは公共放送として私は
考えていただかなきゃ。やっぱり同じ時間やってもらわなきゃ。要するに、マイナスのイメージのものをやるならば、こちらではやっぱり、これをやることによって
地域がどんなに防災上、また、そういった新しい環境型の農業をやっているんだという、そういったものをやりながら、そして
国民の
皆さん方に分かっていただかないと、要するに、取材する記者がどちらかというとイメージ的に悪い方をして、それを結局上に上げちゃうからそういう放映がされるということが非常に多いんですよ。
だから私は、この点について、この公平公正というその放送の、まあ不偏不党というのをNHK、さっきから言っていますから、どういう
考え方を持っておるのか、その辺について
是非、会長でも担当者でも結構ですから、ちょっと御
意見伺いたいと思います。