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森ゆうこ君 今の御説明は全く理解できないですね。
問責決議案というのは非常に私は重いものであるというふうに思います。今回のは野田内閣総理大臣に対する問責決議案、つまりもう一歩たりとも
参議院には入ってはいけない、出入り禁止である、認めないんだという、そういう重いものであるというふうに思いますし、また、次の八月二十九日に自由
民主党は、我々が消費税増税
法案の進め方について抗議をするという意味合いを非常に色濃く持ちました問責決議案を提出、既にしていたわけですけれども、その我々、純粋野党七
会派と私は言っておりますけれども、純粋野党七
会派の提出したその問責決議案に賛成をされたわけですよね。その問責決議案を、私、今日ここに持ってまいりましたけれども、最近の
国会運営では、
民主党、自由
民主党、公明党の三党のみで
協議をし、
合意をすれば一気呵成に
法案を成立させるということが多数見受けられ、議会制民主主義が守られていないと、このような
提案理由、その問責決議案に賛成されたわけですから、私はこの間のそのような行動に対して、自由
民主党が反省され、そしてまた、この問責決議案の重みもしっかりと確認しながら我々の案に賛成してくださったものとばかり思っておりました。
そういう意味で、この
法案が急にそのつるしを下ろすべしと、そしてここで審議をすべしと、そして今ほど溝手先生おっしゃいましたが、また火事場泥棒ということでこの審議が行われるということに対して、私は大変これはよろしくないというふうに思います。特に、やはりそれぞれ
議員の身分にかかわることでありますし、この院の構成にかかわってくることでありますので、本当にこの
選挙制度改革について真剣に考えるならば、このような日程での提出、そしてまた、本日のこの
委員会のセッティングというものについては大変な違和感を覚えざるを得ない。
そして、そもそも
民主党の提出者に申し上げますけれども、七月三十日に
検討会に
一川座長が御報告をされて、そこでは
協議が調わず、賛成
会派だけで
法案を提出しようということになったわけですから、
内容的に見てももっと早く提出ができたものであるというふうに思います。なぜきちんとした
法案審議の時間を確保しなかったのか。これ、私は提出者、特に与党の怠慢であると厳しく
指摘せざるを得ません。
次の
質問に移りますけれども、それぞれ提出者所属の各
会派におきましては、
座長私案とは別に、
定数削減を含む大変厳しい、例えば私も新潟県、今いわゆる二人区でございますけれども、新潟県を一人区にするということも含めた、大変大胆な削
減案というものを含めた
改革案というものが
民主党では
議論されておりましたし、自民党においても同様であるというふうに思います。
民主党、自民党、そして公明党、我々は増税談合というふうに言っておりますけれども、大増税という
法案の成立ということをこの通常
国会において皆さんが強硬に推し進めてきたわけですから、少なくともそのような削
減案が全くないなら別ですよ、それぞれの
会派において、そのような案がきちんと各
会派において
協議され、まとまっていた
会派もあるわけですから、少なくともそういう部分を入れるべきであったというふうに思いますけれども、なぜ提出
法案にその
定数の
削減が全く盛り込まれなかったのか、理由を御説明いただきたいと思います。