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佐藤ゆかり君 実氏が金融
投資知識の皆無な方であるということですから、実際にそういう金融、コンサル、IPOに対するアドバイス、
助言等を行うのであれば、当然ながら、その
管理責任者として一人専門家が
取締役に就いて不可思議ではありませんが、一人もそのような明記はないわけであります。
さて、時間も限られていますので次の
質問に行きたいと思いますが、結局、こういう不明な関連
会社というのが今回の事件の周辺にたくさん存在しているわけであります。
それで、
AIJ投資顧問そのものについても少しお話
伺いたいと思いますが、
関東財務局に提出をしている事業報告書についてであります。
まず、二〇〇九年と二〇一〇年の事業報告書では、
AIJ投資顧問は繰越
利益剰余金から配当金の支払として各々、各年三千三百万円ずつ配当金支払を起こしております。そして、この
AIJ投資顧問の株主は一〇〇%
株式会社AIJになっております。これは登記上記載されております。この
株式会社AIJも、実は社長が
浅川実氏、弟さんであるわけであります。ですから、
株式会社AIJがあって、弟さんが社長。まあ元々これも設立は
浅川和彦氏が社長で設立した
会社であります。そして、弟氏が社長に交代した。そして、この
株式会社AIJが一〇〇%
AIJ投資顧問の株式を所有しているわけであります。そして、事業報告書で、二〇〇九年と二〇一〇年にそれぞれ三千三百万円ずつ、
AIJ投資顧問から繰越
利益剰余金に対する配当金として支払をしている。要するに、
株式会社AIJに三千三百万円配当金を出したことで間違いないですか。