○松あきら君 公明党の松あきらでございます。どうぞよろしく
お願いいたします。
先ほどから、この
法案が一年前に、しかも三月十一日以前に閣議決定をされた
法案であるという話、そして昨年の通常国会で本来これをやるところが一年後になったという話。ほかの院のことは言いたくありませんけれども、衆議院で私は与党の民主党の方のまさに
委員会運営の稚拙さが出たんじゃないかなと思います。
なぜならば、三回も衆議院では行っているんですね、視察に。時間があればいいです。大事です、視察は。私たちもしたい、
理事会で先ほどもお話出ました。けれども、本来、ちゃんとこの
法案を通してから何回も行くんだったらいいんですけれども、結局三回も行って、この
法案が最後になって、衆議院を通して参議院に送ってきたときにはもう時間切れだったんですよ。もう本当に私は、与党じゃないからそんないらいらする必要はないと思いましたけれども、早く持ってきてちょうだい、早く持ってきてちょうだい、何回当時の
理事さんに申し上げたか。衆議院に言ってちょうだいと。私が何でこんな心配をして、だって大事ですからね、この
法案が。本当にそういう
意味では、もう何というか、いろいろな国会運営の、衆参の、あるいは与野党の対立なんていう以前に、私は衆議院のそういう
委員会運営の稚拙さということをしっかりと申し上げないと、またぞろどんなことになるか分かりませんので。これはまあ、私はどっちでもいいんですよ、もう野党ですから。どっちでもいいけれども、やっぱりちゃんと通って、本来、いや、何で言うかというと、必要なことはちゃんと通さないと
国民生活に
影響があって国のためにならないと思うから申し上げるんですけれども、それは同じ民主党の中でしっかりと衆議院の方にも申し上げていただきたいと思います。
先ほど来もう種々出ておりまして、私の申し上げたいこと、
質問しようと思ったことはもうほとんど出てしまったということで、同じようなことを申し上げ、また同じようなことを
質問重なると思いますけれども、お許しをいただきたいと思います。
先ほど六重苦という話も出ました。まさに超円高ですね、この異常な円高は
日本企業の収益を奪い、サプライチェーン全体で
海外に移転する根こそぎ
空洞化の時代になった、本当にこういうこと言われております。この円高、大
震災、自由貿易協定の
対応の遅れ、高い
法人税、過度な
環境規制及び労働
規制、それにプラスやはり
日本は土地代も高いですね。それから、人件費もやはり高いわけです。そして、先ほどから出ておりますエネルギー、この電気の問題、安定供給がちゃんとできるのか、電気代もどんどん上がるんです。これ仕方がない面もありますけれども、この電気代の問題。それから、英語が通じないですね、やっぱり全体的に。そして、もちろん
法人税とかいろいろあります。
こういうもう六重苦どころではない、本当にいろいろな中で、本当は私はこの
法案は大事ですけれどもとても足りないんじゃないかと、それにしては。ちょっと認識が甘いんじゃないかと、この
法案の中身が、見ると。やらないよりはやった方がいいに決まっているんですよ。だけれども、本当を言いますと、かなりそういう
意味では私はもっと対策を取らなければいけなかったんじゃないかなというふうに思うんです。
これは前も申し上げましたけれども、これ同じようにやれとは言いませんけれども、
韓国と。大邱などは、例えば黒字化後五年間
法人税なし、プラス二年間
法人税半額、財産税なども十五年間なし、土地のリース代も実質無料、あるいは二十人以上
雇用すると一人当たり百万ウォン、約六万円ですね、
補助金がある。別にまた百万ウォンの訓練
補助金もあるなんていう、こういうすごいことをやっぱりやるわけですよ。
だから、いろいろお考えになって対策も取られているけれども、それではこれだけの今事が起きている中で、もう対処ができないんじゃないか、こんなことまであちらはやっているわけでございますので。同じようにしろとはもちろん申しませんけれども、やっぱり先ほど
磯崎先生も
法人税の話が出ておりますけれども、
法人実効税率と併せて二九%弱まで引き下がりますが、これではとっても太刀打ちできない、もう様々な、先ほども申し上げましたけれども。
これ、今回この
法律は
法律として通すんですけれども、その後、また更に変えていくということはあるんでしょうか、お聞きをいたしたいと思います。