○松あきら君 公明党の松あきらでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
今日は本
会議がございまして、いろいろ時間の
関係で
委員会が重なったりもいたしましたけれど、以前でしたら、与党がこの数でしたら、
民主党は許しませんでした。ですから、これだけ、三人しか今いませんけれど、こういうことでは駄目ですよ。申し上げておきます。
もう自民党がおとなし過ぎますよ。ちゃんと言わなきゃ。正しいことは正しい、いけないことはいけないと言わなきゃいけないんです。自分
たちさんざん言われたじゃないですか、私
たち自公政権のときに。もう人数は言いません、恥ずかしいから、後で問題になると困るから。本当に御苦労していると思いますけどね、理事さんは。だけど、これじゃ開けない。普通だったらここでやめですよ、私はやめませんけれど。本当にこれは
大臣がお気の毒ですよ。こういうことをさせちゃいけないということをきちんと党内で。昨日はお疲れだったと思います、遅くまで、今朝まで。
アジアで初めての核セキュリティ・サミット、二十六、二十七、行われました。しかし、
野田総理は十八時間しかいらっしゃらなかった。米中の首脳には数分ずつしか話ができなかった。
確かに、月曜日には
委員会がございまして、テレビ中継もございました。けれども、与党は
質問いたしました。普通であれば、短くしてください、国際
会議に行かせてください。大事なんですよ。核ですよ。セキュリティ・サミット。三・一一の重大な事故が起こった
日本です。ですから、きちんとこういうところで
日本として経験を皆様にしっかりと発信をしなければ、あるいは、イニシアチブを取れとまでは言いませんけれども、それが与党も
質問して、長くやって、しかも何にも、与党はやめますとか短くしてくださいという御提案もなかったそうじゃないですか。本当に残念です。総理は最後までいらっしゃらなくて
日本に帰っていらっしゃいましたけど、ああ、
消費税のことで御党の中で
議論しているのが気になってしようがないのかなと、で、そそくさと帰ってこられたのかなと。本当にそれしかないのかなと思っちゃいますよね。残念だなと思います。
電気料金のことだってもう連日、テレビをつける、新聞を見たら、もう出ていますよ。五十キロワット以上の大口契約者、約一七%アップですよね。そうすると、うちは九月まで、七月まで契約残っているからって契約しない、何にもしなかったら、五十日間過ぎたら電気を止めるなんということが報道されています。とんでもないことだと、これは私は思っています。皆で支えなきゃならないんですよ、それは分かっていますけれど、これは非常に大きなことで、また大きな問題になるんじゃないか。
また、ガソリン価格高騰に歯止めが掛からないわけです。レギュラーガソリンの全国平均価格は三年五か月ぶりに高値を更新、家計や
企業の負担増が、また消費の低迷、
企業業績悪化に直結しかねないんじゃないかなという、こういう心配もするわけです。
もう時間がないから余り言いませんけど、理由はいろいろ申し上げなくても
皆さん分かっているでしょう。イランからだって原油入れていますからね。これも四月からもうちょっと下げるわけでしょう。いろんな理由があるけれど、やっぱりこれは、
政府がきちんとこういうことをやらなきゃいけない、手を打たなきゃいけないんです。各業種への影響を早く、緊急時の備蓄放出などきめ細やかな対応を強く私どもの幹事長も求めたんですよ。でも、そのとき総理は何と言ったか。
日本のリーダーは摩耗する仕組みになっていると、自らの多忙を愚痴ったと。本当に残念な
状況であります。
私ども、
経済産業省、こういうことも今、
枝野大臣、直接はあれですけれど、申し訳ありません。けれども、そういう
国民の代弁を私どもはする立場でございますので、ちょっと申し上げさせていただきました。
それでは、
質問に入らせていただきたいと思います。
これはお褒めをする言葉なんです。ファッション街丸ごと輸出ということで、銀座、原宿、
アジアへということで、専門店と流通業提携、銀座を歩かれたそうでございまして、
大臣も。
私は、実は
平成十七年にも、経産省、カンヌ映画祭に行って後押しという新聞記事で、このブースを出したということで、いわゆるこのときにゴールドマン・サックスが、
日本の
経済力は、現在、当時ですよ、第二位だけどこれから落ちていくと、三十年後、五十年後の
日本の
経済力出したわけですよ。BRICsにも抜かれますよということで細かく出しました。何十年後には四位でどうのって出しました。これ、細かくそのときも言いました。
けれども、それとは別に、同じ新聞に、
日本は
経済力ではこれから三十年後、五十年後には厳しいけれど、ただ
一つ勝ち残れることがあると。それは文化力だということで、私は、十七年にも十九年にも、文化力あるいはコンテンツ
産業、こういうことで、それぞれの
大臣に、経産省って頭が固いと思っていたけど、カンヌにブースを出して、こういうものをしっかりとコンテンツ
産業も後押しをしようとしている、これはすばらしいと申し上げたんですね。
でも、そのときは、コンテンツ
産業というのは二〇一〇年には約十七兆円規模になると言われているわけでございますということで、二十兆を目指しているという御答弁もあったんですけど、ちょっとこの間見たら、二〇二〇年までに
世界市場のうち八兆から十一兆円を
獲得することを目指すって、えっ、これじゃちょっと数字下がっちゃったのかななんて思って少しがっかりしたんですけど、よくよく聞きますと、これはコンテンツだけじゃなくて、ファッションとかなんとかこれは別なんですということを言っていらしたので、ああ、じゃ、ちょっと私が勘違いをして、でも、ちょっと勘違いするようなペー
パーよと申し上げたんですけれど、せっかくもっと大きくしっかりとできるところですので。
日本は、御存じのように、そうしたアニメや漫画、雑誌など、例えば
アジア中心に
海外で関心が高まっている。これももう前から申し上げているんですけど、中国なんかでは
日本の女性ファッション誌、発行部数上位三位、全部
日本のものでございますよね。
アニメはもちろん、細かいことは今日はもう時間がないので言いませんけれど、もっともっと伸びるところを伸ばしていただきたい。やはり韓国などは、デザイン振興院とかコンテンツ振興院を設立してスピード感のある徹底した
取組をしてきたわけでございます。李明博大統領も
国家ブランド
委員会を設立されているわけですね。
御発言いただきましたよね、先ほど
大臣も、クール・
ジャパンということで十年後は評価を、例えばファッションとかアニメとか評価をいただける、もらえると思うと。ブランド化あるいは高
付加価値化ということをおっしゃいましたけれど、私はもうこれ以前から申し上げているんです。もうずっと言っていて、いつも、ええ、ここの部分はもう
日本は伸びる部分ですから頑張ります。何年たっても実は同じことを私も長くいますものでもう毎回聞かなきゃならないの悲しいんですけれど。いや、もう力を入れてくださるのは分かるけれど、じゃ、この五年後にはどうなったのか。次の
質問のときに私は、ああ、ここまで行ってよかったですね、次の三年後には、まあ、ここまで行ってよかったですねと言いたいんだけど、毎回同じことを言っております。
でも、さはさりながら、今いろんな厳しい
状況の中でこうした文化力、これは大事なところで、経産省もしっかりとこういうことを応援していただきたいと。今、アニメや映画、ファッション、
海外からも注目されて、現地では
日本ウイークや展示会行われてきましたが、どうしても収益は低い。これが
課題ですね。アニメも年間、市場規模では五百億円ほどしかないというんですね。そればかりか、キャラクター商品の偽物や類似品を作られたりする機会ともなっていると。運営者にはお金が落ちても、作品や商品を生み出したクリエーターに収益が十分還元されているかという、これも問題があると。
しっかりと、今まで以上に重要になってきたクール・
ジャパンの
海外戦略を経産省はどのようにバックアップをしているのか、また、していくというふうに思われているのか、今後の方向性についてお伺いしたいし、また、クリエーターにも収益がどのように戻ってくるのか、併せて御所見をお伺いしたいと思います。