○松あきら君 公明党の松あきらでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
こんな気持ちで
委員会の
質疑に立ったのは初めてです。もう質問が、私はいっぱい考えていますよ、もちろん。今までも全部出てきました。でも、そういうことじゃないんです。余りにも、余りにも全部が取り違えちゃっているんじゃないかと思うんです。なぜならば、電気要らない人ないですよ。税金と同じなんです、電気というのは。だから、今
電気料金がどうだとかいろんなことありますよ。
私、
枝野大臣が官房長官でいらしたんですよ。その方がどうして今このときに経産
大臣になっていらっしゃるのか。これはきっと天が与えられたんだと思うんですね。要するに、本当に大きくしっかりと変えていかなければ駄目になりますよ、
日本が。
私は長く、こんな芸能界出身、宝塚出身の身でございますけれど、この当
委員会にも長くいさせていただきましたし、役所にもいさせていただきました。今、共産党とみんなの党の若い人を除いてはみんな与党でした。だから、みんなに
責任があると思うんですよ。誰も、三・一一の
福島なんて誰も想像してなかった。起きちゃいけなかったんですよ。でも、起きちゃったんです。そして、一年たっちゃったんですよ。
今日は
増子先生も七十分質問して、二分出たから私はちょっと怒ってたんですけど、でも、無理ないとは思っているんです。だって、
福島ですものね。荒井先生だって、今いらっしゃらないけど、
福島なんですよ。そういう、多分言葉にできないつらさというのがあるんですよ、と思うんです。
私は、消費税を今、誰もこのままでいいとは思っていない。けれども、じゃ
電気料金をどうする。もっと根本的な、じゃ五十ヘルツと六十ヘルツ、どうするんですか。これ、今百万キロワットですか、融通できるの。じゃ、本当にこれをもっと融通できるようにしてくださいよといったら、一基二千億ぐらい掛かるからなかなかできないという、ちょっと前の話でした。じゃ、国際間でやるのか。例えば、ありますよ、なかなか難しいかもしれないけれど、例えばノルウェーとオランダなんて五百七十キロで、送電網が六百億から七百億ですよ。三年ぐらいでできちゃうと。
まあそれは違いますよ、全然、
日本は。
韓国、その後ろには北朝鮮、中国、ロシアとあるから、事情は違うけれど、もしも、絶対に起こらないと言っていた東
日本が起こったんだから。活断層の上にあるんですよ、
日本の国は。もしもほかで何かが、こんなひどくなくても何かが起こった場合、じゃどうやって融通するんですか。直流でやるんですか。もっと根本的なことを本当に議論して、直流は、じゃどれぐらい
お金が掛かるのか、あるいはどうなるのか、五十、六十ヘルツの問題をじゃどうするのか。それも駄目だったら外国とつなげられるのか。金は安い、だけど安全保障の問題がある。本当に根本的なことを考えないで、小手先のことばっかり。
ありますよ、いっぱい、私だって。だけど、
中小企業だって、いろんなお願いもしていますけど、これ一七%も例えば
中小企業が上がっちゃったら、もうやっていけない
中小企業なんてどんどん出てきちゃうわけですよ。
だから、私は、さっきから聞いていると、総合
エネルギー会議とか
エネルギー・環境
会議とか、
エネルギー基本計画もまずできていないでしょう。規制庁もできていないでしょう。私はやっぱり、少なからず経産省にもかかわってきたときもありますので、もうこれ以上悪者になってほしくない。だって、立派な役所なんですもの。それが世間では、朝からずっとテレビやっていると、もうこれは電力
会社を守っているとか、やれ、天下り先をどうのこうのとか、そんなことばかりしか言っていないでしょう。
私は、もっと基本的なことをきちんと、総理がいけないと思っていますよ、経産
大臣だけに任せていればいいんじゃないんですよ。総理がこの国をどうするのか、経産
大臣と
関係大臣には本当にしっかり、さっきの、今の出しただけだっていっぱい問題あるじゃないですか。こういうことを話し合って、もし万が一次に何か起こったときにはどういう対処をしていくのかということまで考えた上で、それで
お金が上がりますと、だって上がるんですよ、廃炉にしていかなきゃいけないんですから、今二基しか動いていないんですよ、原発。
私自身は、
日本の
技術というのは世界最高だと思っています、原子力の。これを全部やめちゃって本当にいいんだろうかと思う気持ちも本当にあります。じゃ、その最高の
技術を残していくためにはどうしたらいいのか。そして、あるいは再生可能
エネルギー、化石燃料も買わなきゃいけない、
お金が上がる、でも、こういうふうにしていくから、こういうことであるから
お金が上がりますときちんと
お話しして、ビジョンを、本当に将来のビジョンを示したら、私は、それは怒る人はいますよ、半分ぐらいは、何だと。でもちゃんと分かると思うんですよ。でも、それを示さないで、じゃ五十、六十、どうなるの、あるいは直流どうなるの、外国とはつながないの、それで済みませんけれども、じゃ東京電力だけが悪いのかと。私は、これ、ちょっと言葉は悪いですけれども、東京電力がああいうふうになっちゃったけれども、もしかしたらほかがなっていたかもしれないわけですよ。
だから、東京電力だけが悪いとかどこだけが悪いんじゃなくて、基本的なことがやっぱり、私たちが全員が反省してやり直していかなきゃもういけないとき。一年たっているんですよ、一年たっているのにまだこのざまなのかと私は言いたいんですよ。だって、言われているじゃないですか、この規制庁。引き継がれる重要な仕事は中断されちゃう。今まで推進と規制のなれ合いを放置してきたことが
福島の事故の背景にあったと、こう言われていますよ。
だから、本当にこれもう過去のことを言ってもしようがないけれども、でも過去の反省がないと私は進めないと思うんです。だから、簡単に脱原発とか減原発とかいろんなことを言えるけれども、そんな簡単ではないところで、本当に苦しんで、そうしたらもう与野党ないんですよ。
だから、私、もう悲しくなっちゃって、いろいろいっぱい質問考えてありますけれども、何かもうそういう段階じゃないというか、そういう一個一個を聞く自分がむなしいというか、もうちょっと前ならまだ、でも一年たって規制庁もできない、環境省も経産省ももういろんなところで
会議ばかりして何もきちんと決まらない。これで
電気料金だけどんどんどんどん上がることになっていったら、私は、本当に国民は納得しないし、本当にどんどんつぶれるところが出てくるし、東京電力管内だけじゃないですよ、
地域間のあれが、先ほども
地域で、おっしゃっていましたよね、
地域間できちんと融通できるように連系すると。口で言うのは簡単だけれども、じゃ、どうするんですか。そういうことを本気で誰が考えているのか。
私は、今、官房長官であった
枝野大臣がこの役所に来たんだから、天命だと思って本当に根本的なことをやっぱりやっていかなきゃ、覚悟を示せば与野党の垣根も乗り越えられると思うし、あるいは、国民だって本当にきちんとした将来ビジョンを示せば私は納得してくださる方が出てくると必ず思うんですね。
ですから、もう細かく聞くことはいっぱいありますけれども、今日はもう聞かない。本当にもう涙が出そうなぐらい。
福島の方にも申し訳なくて、いろんな話聞くだけで
見えないし、ぽっとどこかにホットスポットとかいっちゃうから、もう影形がないから。
瓦れきだって、この前
お話ししたように、私、テレビで
枝野大臣に質問しなかったでしょう。もういっぱい気持ちがあるからあえてしなかったんですよ、もうこういうふうに出ちゃうから、自分の気持ちが。だけど、瓦れきだって本当に
日本全国が分け合って処理をしていただきたいと心から思っているわけですよ。だけど、基本的なことを示さないで、あれやってくれ、これやってくれ、
電気料金上げてくれ、次はここだと言ったって駄目だ、お覚悟を聞きたい。どうぞ。