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北川イッセイ君 自由民主党の
北川イッセイでございます。
今、
谷川先生の方から瓦れきについて種々
質問がありました。あと残った時間で、私からは除染の事業についていろいろ
質問をさせていただきたい、そういうふうに思っています。
この除染という問題につきましては、これはもう
原発事故を起こして放射能汚染になったと、特に子供さんとか、そういう
関係の学校、公園、そのほか緊急に除染しなければいけないというようなことが起こったわけですね。これは、その重要性、その技術開発の重要性とかそういうようなことにつきましては、もうこれは私からいろいろ申し上げることはないと、そういうふうに思っています。この震災が起こって、
原発事故が起こって、国民が、宮城、岩手につきましてはこれは時間があれば何とか回復していくだろうと、しかし
福島の
原発の汚染はどうなるんだ、これがやはり一番の心配、深刻な心配だと、しておられるというように思います。
私は大阪の東大阪出身でございまして、特に物づくりの町、中小企業の町と、こう言われております。そういうところには、いろいろ物づくりの研究するそういうおじさん方が随分おられまして、こういう
事故が起これば、我々、この放射能の除染、放射能をなくする、どうしたらなくなるのか、こういうような研究、非常にそういうことをやっておられるというか、やりたいということを考えておられる、そういう物づくりのおじさん方が随分たくさんおられるわけですね。そのときに、公募のそういうことをやられました。私は本当にすばらしいことやと思いました。
これはもうそういう国民の方々、特に私のおりますそういう大阪の物づくりの町というようなところからいいますと、これで我々も何か研究して
被災地に貢献をしたい、貢献できるかも分からぬ、こういう期待を持って見ておられるというように思います。
私の思いとしては、やはり国を挙げてそういう除染の技術開発をやる、そういうことによって国民の英知を結集をする、本当に国民が一体化するというような
状況になるんではないかと、一つの一助になるんじゃないかということで、私自身も大変期待をしておるわけですね。
この除染の問題、いろいろ技術的な問題あると思いますが、要するに放射能の汚染物をいかに隔離するか、それから減容化、要するに土なんかでも汚染された土が随分たくさんあるわけですけど、それをもっと小さくして、放射能の分だけ取り出して小さくして処理すると、そういうようなことができないだろうか。あるいはまた、山林の土壌、あるいはまた木、森林、そういうようなものを除染をするという場合に、周りに放射能を飛散させる、そういうことをできるだけさせないで処理できないだろうか、そういうような研究だというように思うんですね。これは、やはり非常に重要なことだと。
これは、昨年の第二次補正
予算、七月の二十五日に成立したわけですけれども、その
予算を使って
実施をされました。今日は、
独立行政法人日本
原子力開発機構の
鈴木理事長にもお越しをいただきました。この公募の件について大変御苦労をいただいたこと、私からも感謝を申し上げたいというように思います。
ところで、独立
行政法人の原研機構、これは文科省の管轄なんですよね。そこで、
大臣にお伺いしたいんですが、
環境省はどういうようにこの公募企画にかかわっておられるのか、あるいはまた、この
原子力の災害についての一番の最高機関というか一番の決定機関というか、これは総理
大臣がその本
部長を務めておられると、こういうことですから、
原子力災害対策本部ありますね、
細野大臣が事務総長を務めておられます。この
原子力災害対策本部はどのようにかかわっておられるのか、御答弁いただけますか。