○玉木(雄)
分科員 ありがとうございます。
私も、引き続き、坂出市や県については、
大臣がおっしゃったような
地域の裁量を生かした
交付金、あるいはその
効果促進
事業、こういったものも積極的に使って、申請をぜひ上げてきてほしいというお願いをぜひこれからもしていきたいと思いますけれども、一方で、先ほどおっしゃった離島振興とか、国家的な観点からそういったところをどうするのか、こういう点も踏まえて、また引き続き
国交省においても御
検討を進めていただきたいというふうに思っております。
最後に、料金について問題点だけ
一つ御
指摘をしていきたいんですが、これは今、坂出市と本四会社の間の協定、覚書がありまして、実は、島民の料金の徴収業務については、坂出市が本四会社から請け負う形でやっている形になっているんですね。これは、民営化前の公団であれば国の
事業を市が代行してやるということはわかりやすいんですけれども、民営化してしまった以降は、いわば一民間会社の料金徴収業務を市が請け負っているというような形に実はなっております。
実は今、後納カードというのが島民の
皆さんには出ておりまして、まず坂出市が全額立てかえて本四会社に払って、坂出市がそれを島民との
関係で徴収していくということになっております。実は、未納等、未収金等も非常に発生しておって、市からは改善してほしいという要望が非常に出ております。同じようなことをやっている今治市の馬島というところがありますけれども、ここは、事前にプリペイドの十枚つづりのチケットをまず島民に買ってもらって対応する。市としてやっているのは、島民が確かに島に住んでいるという住民票の確認だけに市の役割はとどめているんですね。
ですから、民営化した以降、とりわけ先ほど吉田副
大臣からも話がありましたけれども、NEXCO西日本と今後合併していくような話があれば、こういったことについては少し整理をして、もう民間会社になったわけですから、余り市をかますことなく、きちんと民間会社として島民との
関係の契約の中でやっていくということで一旦これは整理をすべきだというふうに思っておりますので、この点は御
指摘をさせていただきたいと思います。
ちなみに、昨年二月二十五日の当
分科会において、大畠前
大臣からも、地方自治体からの要請があれば
政府としても前向きに取り組んでいきたいという答弁もいただいておりますので、この点について、
前田大臣のリーダーシップも発揮していただいて、改善に向けてぜひ省内でも
検討を進めていただきたいというふうに思っております。
最後に、四車線化のことについて
質問をさせていただきたいと思います。
本当にちょうど私の選挙区に重なっているんですけれども、高松
自動車道には、かなり長い
区間、暫定二車線
区間があります。これは私自身よく利用するんですけれども、片側一車線というか、やはり対面で高速ですれ違うのは私自身非常にひやっとすることがありまして、実際、正面衝突などの重大な死亡事故も発生しております。事故が起こったときに、本当にすごい渋滞をしますし、通行どめの時間が長くて円滑な
交通の妨げになることは、私自身、これは身をもって感じております。去年の九月の台風十五号があったときも、徳島の板野インターチェンジから鳴門インターチェンジのまさに暫定二車線の
区間というのは、二週間通行どめになったんです。ですから、これは本当に、高速
道路が高速
道路としての役割を果たすためにも、この四車線化はぜひ早期に実現したいと私は思っているんです。
これは経緯がありまして、自公政権時代に、補正
予算で全国六
区間をやるということに決めました。
政権交代が起こって、一旦これを執行停止しましたね。ただ、その後、
民主党政権下で再検証して、その六
区間のうち四
区間については、
民主党政権下でも、これは
必要性があるということでゴーサインが出たわけであります。しかし、残念ながらその関連する法案が通らなくて、今日に至るまでこれが着工できていないということです。
私が今心配しているのは、南海
地震がそう遠くないうちに起こると言われている中で、四国は、多分、
津波が来たら、地理的な条件の中で高知とか徳島は一定程度被害が出る、これは仕方がないと思うんですね。そのときに、瀬戸内側にある、例えば香川県からさまざまなそういう補給ルートを伸ばしていくとか、
支援をそこから出していくという中で、
道路、特に高松
自動車道は非常に大事な役割を果たすというふうに思っております。
先ほど来申し上げているように、
民主党政権においてもやるというふうに決めたわけでありますから、ぜひこの四車線化については早期に実現するよう、
大臣のイニシアチブで進めていただきたい。
加えてこれは、自公政権下と違って、
民主党政権下でやろうとしたのは会社方式による
整備なんですね。つまり、地方
負担を求めることなく
整備をすることができるということで、これも当時、非常に地方の期待もあったわけであります。
ですから、ぜひこれは早期に着工していただきたいことと、あわせて
整備手法についても、地方の
負担を求めない方式でしっかり
整備をしていただきたいということを思うんですけれども、この点について
大臣の御所見をいただきたいと思います。