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平沢委員 おはようございます。自由
民主党の
平沢勝栄でございます。
滝法務大臣が御就任されてからは私は初めての
質問になるんです、
法務委員会では何度も
質問させていただきましたけれども。初めてでございますので、まず、
大臣御就任をお喜び申し上げたいと思います。
私は、何で
民主党政権は滝さんを使わないのかなと何度も、この
委員会でも言ったことがあるんです。私は
滝法務大臣が
消防庁長官のときに
防衛庁審議官で、そのときに阪神・
淡路大震災が起こったんです。あのとき、
消防庁長官として縦横無尽の活躍をされたんです、滝さんは。その方が、三・一一の去年の
大震災があったときに何ら枢要なポストで使われることなく、ど素人の、
危機管理のイロハもわからない人が官邸を占めて、ああだこうだとやって、これは検証の
報告書も出ました。これから、今、
報告書について、
内閣委員会でも
報告書の
責任者を呼んで質疑したいということですけれども、なかなか
反対があって実現していないみたいですけれども、これはぜひ実現したいと思うんですけれども、なぜ滝さんみたいな方を使わないのか、本当に私は疑問だったんです。
作家の塩野七生さんがこういうことを言っている。亡国というのは、
人材が欠乏するから起こるんじゃない、
人材を使うメカニズムがないときに起こると。まさに今の
政権がそうじゃないかなという
感じがします。
いずれにしましても、滝さんには、
法務大臣に御就任されて、今まで、たしか
民主党政権で
法務大臣というのは七人目でないかなと思いますけれども、今までは法の
番人として首をかしげるような人が随分続いたんですけれども、私からすれば、やっと法の
番人にふさわしい方が
法務大臣になられたわけですので、ぜひ
滝法務大臣には頑張っていただきまして、私
たちも、もちろん応援するところは全力で応援させていただきたいなと思います。
そこで、先週の三日、金曜日に、二人の
死刑囚が
死刑執行された。私は、ここで
死刑の問題についても何回も取り上げさせていただきましたけれども、これは法にちゃんと書いてあることですし、
裁判員も含めて、
司法が苦しんで悩んで、その上決断したことなんです。それを粛々と、恐らく
法務大臣もいろいろと悩まれたり苦しまれたでしょう。しかし、
法治国家ですから、法の
規定に基づいて粛々と命令を下された。私は、これは当然のことだと思います。いろいろ批判されている方もおられますけれども、しかし
日本は
法治国家なんですから、私は当然だと思います。
そこで、まず
法務省刑事局長にお聞きしたいんですけども、今
死刑囚というのは、何人くらい
確定囚がいて、そのうち、
判決確定から六カ月たった人は何人いて、その六カ月たった人の中で
再審請求が出ていない人、あるいは
共犯者の
裁判が行われていない人、そういう人は何人くらいいるんですか。教えてください。