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江藤委員 大臣が言われたとおりなんですね。四次補正で二百四十五億円つきました。ですから、
皆さん方としては、総額で見てほしいというふうにおっしゃりたいと思います。
だけれ
ども、東
日本関連であったということと、やはり
地方自治体は、基礎的自治体も県も当初予算を見るわけですよ。国がどっちの方を向いているのかというのは、当初予算を見るわけですよ。当初予算が減額になれば、このことについてはやる気がないんだなと。裏負担が生じますからね、当然のことながら。ですから、当初予算でやはりきちっと立てないと、なかなか
地方と足並みがそろいませんよ、副
大臣。
地方と一緒になってやっていきたいということもおっしゃいましたけれ
ども。
このことは、これ以上やっても、もう時間が大分たちましたので、きょうはこれぐらいにさせていただきたいと思います。
続きまして、七ページの
TPPについて、伊東
先生が後ほど詳細にわたって御
質問をしていただけるようですから、私からは余り大きいことは言いませんが、さっき言いました、これを読んで、がっかりしました、正直言って。もうちょっと頑張ってほしかったですね。
大臣所信ですから。
政治家になって、
大臣になって、そして
所信を
委員会で述べる。そこで
自分の進むべき
方向、姿勢を示す。この
所信はもっと私は大事にしてほしかったなというふうに思います。
文章を読んでみますと、いろいろありますけれ
ども、ちょっと鹿野
大臣と違うところというと、「
関係国との
協議を進めるとの方針を決めたところであります。」と鹿野
大臣はおっしゃったんです、前
大臣は。ここを、「
関係国との
協議を進めるとの方針に基づき、」と、ちょこっと変わりました。決めたからそれに基づいているということですね。全く鹿野
大臣のときと、一歩の前進も見られないということであります。
参考までに申し上げます。
大臣は聞いたことがないんでしょうけれ
ども、私がいつも尊敬申し上げている島村宜伸
先生、
郵政民営化法案のときの
大臣でした、だけれ
ども、小泉純一郎総理
大臣に、こんなの間違っている、俺は署名しないぞと言って、島村
先生は閣僚を首になりました。更迭されてしまいました。それでもその信念を曲げなかった。非常に尊敬すべきその姿を、背中を追っていきたいというふうに私は個人的に思っております。
最近、テレビなんかを見ていると、随分橋下さんの人気がいいじゃないですか。それから、石原都知事の人気が高い。どうしてかなと思うと、やはり頑固一徹やり抜くという姿勢が国民の閉塞感を、この人なら何かやってくれるんじゃないかということでありますので、
大臣、
大臣になったからこうなっちゃったは、勘弁してくださいよ。今、もうこれ以上、あなたは職をかけてこの問題に立ち向かいますかみたいなことを、決意表明をあえて求めません。お三人とも、しようかなと思っておったんだけれ
ども、しません。ただ、懐にそういう覚悟をきっちり持って、
農林水産行政のトップとして、
大臣も副
大臣も、そして
政務官も、今後、この問題については取り組んでいっていただきたいと思います。
先ほど、
外務副
大臣の話を聞いておりましたけれ
ども、わけがわかりません。情報開示も全然していないくせに、よくも長々としゃべるものだなと、帰っちゃったから言うわけじゃないですけれ
ども。本当に、これは日米構造
協議の延長なんかじゃありませんから、全く別の話ですから。そこら辺の誤解がないように、くれぐれもよろしくお願いをしたいと思います。
次に、林業の問題について、八ページをちょっと。
来週、国有林野関連四法案の質疑がありますね。まだ決まっていませんけれ
ども、あるんですよ。また私が
質問いたしますので。筆頭、済みません、来週やるでしょう。そのときにやらせてもらいますので、そのときにちょっと林業問題については詰めた
質問をさせていただきたいと思います。この四法案については我々も賛成の立場ですから、時間が余りますので、やらせていただきたいと思います。
ただ、
一つだけ
指摘させていただきますが、八ページ、「公共建築物等への
地域材の利用拡大、」というふうにありますね。とても大事なことです。とても大事なこと。ところが、森林整備加速化・林業
再生事業がまた復活をしたわけであります、継続という形になったわけでありますけれ
ども、なぜか、我々の時代にあった公共建築物というものがメニューから外れているんですよ。目的が、いわゆる
東日本大震災への木材の供給を円滑化させるためだと。
自民党のときは、目的が若干違っておりまして、使い勝手はそれぞれ基金にして県に任せました。間伐したい人は間伐したらいい、植林したい人はしたらいい、作業道をつくりたい人はそうしたらいい。使い勝手がよかったんですけれ
ども。この間、北海道えりも町へ行ってきました。そこでも、新しい
再生事業について、加速化
事業について意見が出たわけですが、北海道の人たちも使い勝手が悪いと言っていますよ。あんな条件のいいところでさえ、私のような、急峻な山じゃないところでさえもそう言っていますから、これはもうやってしまいましたけれ
ども、これの是非についてはぜひ
政府内で議論が必要だろうというふうに私は思っております。
ちょっと御答弁を求めると時間が足りませんので、先に進ませていただきます。
では、漁業についてやらせていただきます。漁業の一発目は、時間がないので、飛ばさせていただきます。
現在の燃油高騰対策は、いわゆる漁業者と国が一対一でやっている。これは私はいいと思いますよ。よいものはよいのであります。よいと思います。
これがスタートしたときは平成二十年度、最初の
加入率は四〇%を目指そうということでこれが始まりました。ところが、これは、ただ、全部燃油対策ではなくて、配合飼料分も含めて十九億五千五百万円ですから。やってみたら、
加入率が三割にしかならなかった。そうしたら、次の二十三年度になってしまったら、予算が何と半分以下の八億一千七百万円にいきなり切られた。財務からけちをつけられたら、一言も反論できないのかなというふうに思いますよ。
いい
事業がスタートして、
加入率が低かったら、どうして
加入してもらえなかったのかということを、
事業の検証をして、
現場でフィードバックをして、そして
事業加入促進を一生懸命やって、次年度も予算の規模を確保する、それぐらいの思い入れがないとだめだと私は思いますよ。
そして平成二十三年度、どうなっているかというと、今、
加入率がやっと六割弱、五八%まで上がってきました。結構なことでございます。
私の
指摘を踏まえて、この
加入率が上がってきたことについて、
大臣から御所見、コメントをいただきたいと思います。