○松木
委員 途中であるということですけれども、早いうちにきゅっと潰していただくことを望みますので、ぜひよろしく
お願いします。
それと、私はずっと、予算
委員会なんかでも
大臣とちょっとお話をしたことがありますけれども、このTPPに関して何で反対をするのかということをちょっとお話をしたいと思うんです。TPPそのものがいいか悪いか、評論はしません。しかし、民主党が二年半前に政権交代をするときに、
一つ大きなテーマというのがあったと思うんですね。
それは何かというと、大きな
政策で、農
業者への戸別所得
補償というのがありました。これは要するに、農業をもう一度、農業イコール食、こういうところをもう一度、何となく、経済でいえば代打みたくなっているところをもう一回レギュラーになってもらおうというぐらいの話だったと思うし、ですから、
自給率も上げようという話もあったんですね。四〇%を五〇%に上げていこうということになっていたはずです。
そして、食料・農業・農村
基本計画というのがあって、それは、政権交代した次の年の三月三十日ですか、鳩山政権のときに決まった
計画です。この中にもやはり、十
年間で四〇%を五〇%に、あのときは四一%だったんですかね、四一%を五〇%に上げていこう、こういうお話が間違いなくあったはずなんです。
そしてもう
一つ、
世界の人口が七十億人を超えてきた。
日本は、きょうの新聞にも出ていますけれども、二十五、六万人減ったようで、これからどんどんどんどん減っていくみたいですね。だから、減らないように子育て支援とかも頑張ろうと言っていたんですけれども、これも何かおかしくなりました。
とにかく、天候不順だとかCO2の問題だとかいろいろなことを考えたときに、国際マーケットで物を買える、だから大丈夫なんだ、こういう思想も捨てようじゃないかというのが中には書いてあったはずなんです。
自給率はどんどん上げましょうという方向性ですね。
そして、TPPというのは、どんなことがあるかは別にして、TPPで食の
自給率が上がるんだと言う人はやはりいないんですよ。外務省の方に一回来てもらいまして、TPPで食の
自給率はどのぐらい上がるのと僕が言ったら、はあっというような顔をしているんですね。
それはもう全く逆なんです。アクセルを踏もう、四〇%を五〇%にしようと言いながら、TPPというのは逆の方向なんです。ということは、マニフェスト違反にもなるし、やはりおかしいなというふうに思います。
しかし、
大臣、副
大臣、政務官も、
皆さんやはり、農業のこと、食のことをしっかり考えていらっしゃる。ですから、今回は麦乾施設なんかも予算がついたり、いろいろなものにちゃんと一生懸命予算をつけていただいています。私の選挙区も小麦なんかをつくる大変なところなんですけれども、きたほなみという新しい品種ができて、いっぱいとれるようになった、今までの施設じゃ賄い切れない、そうしたら、ちゃんと
大臣、副
大臣、政務官はそのことをお考えいただいて、新しいものをつくっていただくことになりました。本当にありがとうございます。
ということは、そういうことをやりながらTPPということになると、アクセルを踏みながらブレーキを踏むことになる、これはもう何の役にも立たなくなるというふうに私は思うんですよね。ですから、ぜひ、このTPPに関しては、早く手じまいをしていただくように再度
お願いをしたいというふうに思います。これは私の意見ですから。
TPPの話をすると辛気臭くなりますから、ちょっと違う話に移りたいと思うんですけれども、世の中、このごろ小水力発電なんというのがあります。原発がこんなことになって、誰もそんなふうにしようと思った人はいないと思うけれども、こうなりました。そうしたらやはり、エネルギーというのはこれからどうしたらいいんだろうかと、いろいろな考えが出てくるわけですね。
その中で、
一つのメニューとして、小水力発電ということが出てきております。私は、いいなと思っているんです。そして、
農林水産省も、食に関してだけじゃなくて、これからは俺たちはエネルギーもつくるぞというぐらい、ビッグな役所になっていただいたらいいんじゃないかなというふうに私は思っているんです。
その中で、ぜひこの小水力発電に関して
国民にわかりやすく、こんなものだよと。
コストなんかも大体どのぐらいかかるのかとか、これは原発と比較してでも結構ですし、どのぐらいの期間をかけて取り組めば大体こういうものができるとか、発電量はどのぐらい、全体的には賄えるのか。賄える
可能性があるのかでも結構でございますけれども、そこら辺をぜひ前向きに、嫌な
質問ばかりでしょうから、こういうこともちょっとお答えいただけたらありがたいと思います。