○斎藤(や)
委員 国民の
生活が第一・新党き
づなの斎藤やすのりと申します。
暑い日が大変続いております。この酷暑で、仮設
住宅にお住まいの方はさぞや大変だろうと思いまして、なるべく週末は
被災地、特に仮設
住宅に足を運んでいるんですけれども、この酷暑に、今、
被災者の方は相当つらい思いをされています。
もともと仮設というのは、
皆さん視察などで見ていて御存じのとおり、フラットな屋根で、その下がすぐ部屋になっているという構造なので、屋根の熱が部屋に直接伝わりやすい、それから、屋根を支える鉄骨がむき出しで室内をはっているものですから、熱が伝わってくる。真夏なのに、天然の暖房がスイッチされているというような形です。しかも、立地が野球場とか校庭とかグラウンドなどで日陰がほとんどないものですから、それでぐんぐんぐんぐん気温が上がっていくわけです。
一昨日、私は、仙台の仮設
住宅を訪ねました。行くと、あることに気づきます。どんなことかといいますと、ほとんどの
住宅が真っ昼間からカーテンを閉めっ放しなんですね。ほとんど人っ子はいません。暑いので、
皆さん中にいます。中にいる
皆さんは、カーテンを閉め切って
生活しています。どういうことかというと、暑さが尋常じゃありませんから、エアコンをつけないと室温は四十度近くになります。トイレや風呂にも窓がない。それから、
住宅が密集していますから、風通しも悪い。だから、エアコンのある居間以外の空間はサウナのような
状況になっておりまして、仕方なくカーテンを閉めて、エアコンをきかせて涼しさを保っている、そういう
状況でございました。
そんな暗がりの中で、何か精神衛生上よくないんじゃないかと思われるかもしれませんが、また電気代がかさむんですね。水道代が一万円以上で、電気代が大体六、七千円かかると言っていました。
被災地の
皆さんは
雇用も奪われている方も多いですし、
雇用もアルバイトだけやっている方、それから年金だけという方が多いですから、本当に節制されて
生活されていますので、そういう形で、精神衛生上も、体力の上でも余りよくないような形です、これはやむを得ないわけなんですが。
一つ、ちょっと私が気づいたんですが、構造上、エアコンが居間の一台だけでしか使えないというようなことを
被災者の方は言っておりました。二部屋、三部屋ある、特に要介護の高齢者の方などは、ちょっと
一つじゃ困るよねということで言っておりました。これ以上、
政府につけてくれとは言いませんと言っていました。自分でつけるけれども、ただ、つけられない。なぜかというと、やはりエアコンの工事をして穴をあけなければいけないしというようなことを言っておりました。エアコンは要らないけれども、壁に穴をあけて上の方にダクトをつけて、エアコンの空気を隣のリビングの方まで伝えていきたい、その工事をさせてもらえないだろうかというふうなことを、私、
要望を受けました。
ただ、その方は、誓約書みたいなものを書かせられたと言うんですね。それは、壁に穴をあけてはいけない、リフォームしてはいけないというようなことを言われたそうなんです。こういうことは
市町村マターで、国が関与をしていないことだとは思いますけれども、最低限のこの暑さに対する対策というのは、やはり国としても何らか指導すべきなんじゃないかなと思うんですけれども、このあたり、
平野大臣、どうでしょうか。