○高橋(千)
委員 ありがとうございます。その他のところで読んでいけるのだという御答弁だったかと
思います。
本当はこの
医療の問題をもう少し質問したいと思ったんですけれ
ども、今後、規制庁ができれば担当がそちらになるんだということで、何か今、端境期で、どうもまた
責任がはっきりしなくなっちゃうなと
思いまして、要望だけ
平野大臣に受け取っていただきたいと
思います。
子供の場合は、今、
福島県の
放射線医学県民
健康管理センターが警戒区域等の十八歳未満の
子供の甲状腺検査をずっとやっているわけですが、五・一ミリ以上の結節や二十・一ミリ以上の嚢胞を認めたものが百八十六人、二次検査となりました。ただ、小さなしこりや嚢胞があるとされた
子供が一万三千四百六十人、三五・三%にも上るんですね。だけれ
ども、二次検査の必要はない、しこりはあるけれ
ども検査の必要はないという言葉に、母親
たちは本当に衝撃を受けております。これではどうしていいのかわからないと。
このことは通販雑誌にも載ったわけですけれ
ども、青森に
避難されてきた
福島県の親御さんが、自分の
子供がどうなのかを知りたいということで、本当にこれでは不安に答えてもらえないということを言っておりましたので、
説明も含めて、また継続的な検査をしていくことが必要なんだということをぜひお願いしたいと
思います。
そして、大人の場合は、今やられているのは本当に部分的な、そして外部
被曝だけでありまして、九六・四%の方が五ミリ
シーベルト未満とあったわけですが、二十五ミリの方もいたわけで、自分
たちの党の
議員さんも、そういう通知をもらって衝撃を受けているということです。ただし、それは外部
被曝だけですので、内部
被曝自体も全くわかっていない。そういう中で、不安だけが広がっている。では、自分
たちはなぜ診てくれないのか。大人は当然、行動範囲が広いですから、そこはちゃんとフォローしていかなければだめなんだということを要望しておきたいと
思います。
さて、きょうは
北神政務官にも来ていただいておりますので、先ほどの関連なんですが、東電の関係で一言、簡潔にお願いいたします。
今、宮城県などで要望が上がっているんですけれ
ども、東電の賠償の当事者がどんなことを言っているか。原子力損害賠償
支援機構を通して
国民の税金による
支援を今東電が受けているので、中間指針からはみ出す賠償はできない、こう言っているそうであります。これは何か逆さまじゃないか。
今、
支援機構には既に
国民の税金五兆円の交付国債が入っています。それ自体、我々大問題だと思うんですが、入っているから賠償できない、それは逆じゃないですか。本当に、中間指針自体がここに書いている以外もきちんとと言っているわけですから、そのようなことは絶対言わせない、そして、しっかりと応えていくというふうな
指導をしていただくべきだと
思いますが、いかがでしょうか。