○福嶋(健)
委員 消防庁本庁の
対応ということにおいては、情報収集をベースに、打てる手を打ったということだと思うんです。一方で、やはり
消防庁というのは、私は、この国の
消防行政を統括している、それは一つ一つは
地方自治体の
消防本部、
消防局に任せるとしても、
消防行政全体を見ていく
立場において、もっともっと、この動きでよかったのかどうかということについては今後検証されると思いますので、それは私どもも、要するにビヘービアとして適切だったのかどうかということはまた検証する
機会があると思います。
一方で、
先ほどあべ
委員からもありました
消防団のお話なんですが、例えば、
皆様方もテレビでごらんになられたかと思います、大雨の中、白川という川が蛇行している龍田陳内というところがあるんですが、そこからヘリコプターで救助されている、こういったときには、すぐに熊本市の
地元の
消防局が入って、そして
消防団がカバーをするというふうに、極めて
連携がうまくいったケースもあります。
一方で、これは少し市内を離れたところでいいますと、
先ほどのお話にもありましたけれども、やはり大雨が降っているときには、ちょうど真夜中でございます、真夜中で、
消防団集まれというふうに招集をかけても三名しか集まらない。川の水はどんどん増水していく、もうなすすべもないというか、むしろ自分たちの身に危険がある、こういうような
状況もあるわけですよね。
ですから、一つ
消防団という話をとっても、
先ほどの
質疑の連続にもなりますけれども、いろいろな場所でいろいろな
状況があるのも事実であると私は思っています。
消防庁さんから
数字をいただいたところによりますと、熊本県でいいますと、
消防団員の実数というのは、
平成二十三年度で三万七千百十七名、これは人口百人に対して一・九名ということなんですね。全国平均が百名に対して約〇・七名ということで、全国平均よりは多い。実はこれ、熊本は上から数えて三番目なんですね。でも、この三番目の
地域であっても、一たびこういった、かつて経験したことのないような
状況になると、こういうふうなことが起こっていくわけでございます。
一方で、これは当
委員会の
皆様方よく御案内のことだと思いますけれども、全国の
消防団員の数というのは徐々に減っています。ピークは数十年前、二百万人ぐらいおられたみたいですけれども、今は八十八万人ということで、
地域のいわゆる自主
防災組織というのはここのところふえてはいますけれども、
消防団員については減ってきているというところでございます。
ここで、
消防庁にお伺いをしたいんですけれども、三点お伺いをしたいと思います。
常勤の
消防本部があって、それを
消防団がカバーするというのが私は本来の役目だと思うんですが、この現状について、一点目は、
消防行政の
立場から、今の
消防団の現状をどのように
認識されているのか。二点目が、それに対してどのような
対策を講じられているのか。三点目が、そういった
対策を講じられても、講じているからこそ微減にとどまっているという言い方ができるのかもしれませんが、結果として
消防団員の数が減っているわけですね。これについてどのように現状整理をされているのか。この三点について答弁をいただきたいと思います。