○豊田
委員 大臣がそのようなお考えを持っておられることは大変評価したいと私は思いますし、おとつい、この
財務金融委員会でも参考人招致ということで
意見を
皆さんからお聞きしたんですが、肝心のAIJの浅川社長は、検査に忙殺されていて、出頭といいますか、参考人として
出席できないという返事がありました。
確かに、検査も検査でございますが、やはり
国会で参考人として出頭、
出席を求めるということをお願いしているわけですから、一時間、二時間、真実をきちっと
お話ししていただくということはできたんじゃないかと私は思っておりまして、他の
委員からも今要請もありますが、さらに
国会としてはより一段進んだ形での対応も考えるべきではないか、このように思っておりますし、私もそうすべきだと思っております。
ただ、恐らく、予断を持ってはいけないんですが、刑事事件に発展するおそれも、可能性は十分あると思いますので、
余りタイミングをずらしておりますと、警察の方で勾留されたりというようなことになる可能性もあります。
国会としての適正な判断、これはまた
委員長初め
理事会等で御
検討いただくと思いますが、
国会としても、単に事実を追及するとか、
国会は検察とかあるいは警察じゃありませんので、むしろ、予防策というか、今後こういうことが二度と起きないようにするという立法
措置あるいは行政に対するいろいろな要望、要請、そういう形の対応ができないかという観点からの
検討をやはり
国会はすべきである、こう思っておりますので、私も何か建設的な提案ができればということで頑張っていきたいと思っています。
それに関連して、ちょっとこれは、将来、直接間接にも
財務大臣のお
仕事に影響してくるんじゃないかと思われますが、厚生年金基金の行っております厚生年金の代行
部分、これが、AIJのことがどうかという話は別にしまして、一般的に、どうも投資顧問
関係等のアドバイスを受けたところが
かなりその代行
部分の資産を毀損しているのではないかということが報道等で言われておりまして、数日前もテレビの特集番組で、その代行
部分を返済しようとするために企業が連鎖倒産を起こしていると。
要するに、代行
部分を企業のグループで抱えているんですが、どこか
一つがそれをもう返せない、行き詰まるとなると、それは、ほかのところがまたシェアして、全体で厚生年金に返さなきゃならない、こういうことから、どんどん芋づる式に、
一つが倒れると、A社からB社、B社からC社というふうに、これは兵庫県のタクシー会社の例を報道でやっておりましたけれ
ども、そういうことが出てきますと、これは社会不安というか、経済不安になっていく可能性も十分あります。
ということで、絶対にそういうことが起こらないようにきちっとした対応をとっていきたいという決意を持っておられると思いますけれ
ども、ぜひ、代行
部分の毀損している
状況等について、今後どういうふうに
大臣として対応されるお考えか、これを最後にお聞きして終わりたいと思います。