○坂口(岳)
委員 その設計を含め、すぐに慌ててやらなくてもいいと僕は思います。これはじっくりやる。すなわち、
東日本大震災の起こる前の、今のスケジュールを固持しなくてもいいと思う。まさに、あの
震災が起きて僕らはある
意味目が覚めた。そういう
意味では、特に
整備局を含めて、移管に関してスケジュールを後に回しても、僕は
国民の皆さんは怒らないと思う。これはもう一回じっくりと
考え直すんだということを説明すれば僕は怒られない話だと思う。
地域主権というものをとめるんじゃなくて、ぜひもう一度、じっくりと議論する時間を今後とってもらいたいということをお伝えして、次の
質問に移りたいと思います。
次は、二本目の柱、あと七分しかないんですが、
大臣のおっしゃる、安全と安心の確保された社会に関して
質問をさせていただければと思います。
まさに、
全国においての防災、そして
大臣がおっしゃる
災害には
上限がないということ、何としても人命を守るということ、私は力強い
所信だなと思いました。この
所信を実現するには
全国の防災というものが、今、とても不安で厳しいところがある。
うちの山梨でいうと、例えば富士川であれば、富士川は昭和五十七年に大きな
災害がありました。戦国時代には信玄堤というのをつくって治水をやるぐらい。今でもまだこの治水対策というものは足りないんです。また、後藤
先生の選挙区である峡南地区なんというのは、これはまさに防災計画をつくらなくちゃいけない。これは
先生もいつもおっしゃっている。まさにそういうものをつくっていかなくちゃいけない。
この水害対策というものも大事ですし、また、例えば高速
道路網のミッシングリンク、これもいろいろ
質問が出ていると思います。
道路は、間が抜けていれば、そこから先は逃げられないんです。
災害が起きて、みんなが高速に乗って、だあっと逃げようと思ったら確実に渋滞になる。つながらないと
意味がない。このミッシングリンクも、我が山梨においては中部横断道というものがある。これも後藤
先生の選挙区の
道路なんですけれども、これをぜひ国としても、まさにミッシングリンクの解消というものは重要だと思うところでございます。
それに関連しまして、高速
道路というものはやはり乗り入れ口がないとだめなんです。例えば僕の地元。高速
道路は横に通っているんだ。でも、乗るところまで行くのに山を越えて五キロ、十キロかかってしまう。それでは、高速
道路がせっかく近くに通っていても、いざ台風のときに、陸の孤島になったときに高速
道路が生かされない。
そういう
意味では、スマートインターチェンジ、欧米ではおおむね約五キロ間隔であるという話です。私
たちの
国土、特に私
たちの田舎、私の選挙区でいうと上野原だとか八代だとか甲府だとか、まさにこういったところにスマートインターをあけていただければ、そこの
地域の経済、まさに成長戦略的な
国土形成も実現できるし、かつ防災においても、陸の孤島になったとしても、そこから高速を通って逃げることができる。スマートインターチェンジというのはコストパフォーマンスとしてもいいと僕は思うんです。これをぜひ、さらに進めていただきたいというふうに思うところでございます。
また、高速
道路もそうなんですけれども、一般
道路、
直轄国道の幹線
道路についても、やはり国として、防災もそうですし、交通安全も含め、とても大事な点なんです。
例えば私のところですと、鳴沢村という富士山の麓の村があるんですが、ここは観光客が国道をびゅんびゅん通る。しかし、一本木の交差点というのがあって、ここはどうも入り口がちょっと斜めになっていて、地元の
人たちがちょっと出ると、とても危険なんです。観光客で知らない人が来て、どんとぶつかっちゃう。例えばこういう一本木の交差点の改良とか、同じように、精進湖にも入り口の交差点があるんです。また、そのちょっと行った先には都留文大の交差点。
数限りありませんが、本当に
地域の皆さんが安心して暮らせる、
大臣が
所信でおっしゃった点を実現するには、やはりそういうインフラ、かゆいところに手の届く国の手助けというか方針が必要である。
また、
大臣のおっしゃっている低炭素・循環型社会の
構築に関しても、自転車道なんです、自転車道は私も大事だと思う。
例えば、うちの山中湖に、湖畔通りで自転車道が
整備されているんですが、一部この区間がないんです。この区間がもしつながれば、本当に自転車でぐるっと回れる。そうすると、これは環境にもなりますし観光にもなる。まさに
大臣のおっしゃる循環型社会を実現する上でも、こういった自転車道の
整備。特に田舎。田舎といったって、車じゃなくて自転車で通うことも十分できるんです。こういう田舎の自転車道の
整備というもの、うちは山中なんですけれども、そういうところも含めて、やってもらいたいというふうに思うところでございます。
時間がもう一分でございます。その点についてどのような見解か、お伺いしたいと思います。