○櫻井副
大臣 済みません、十分に把握していないかもしれませんが、わかる範囲でお答えさせていただきたいと
思います。
まず、三次の医療機関ですが、これは気仙沼市内にはございません。今後、三陸自動車道をつないで、今、石巻赤十字病院のところを増床しておりますので、ここを中心とした医療圏を築いていきたい、そう思っているところでございます。そういう
意味で、公立志津川病院、それから
女川病院、あとは石巻市立病院など、これらを、石巻日赤を中心に構築していきたい。これは
東北大学や県の医師会と今、話をさせていただいているところでございます。
それから、二次医療機関になりますと、ここは公立気仙沼病院が二次医療機関でございまして、ここは津波の影響は受けておりません、震災の影響を受けておりますが。ただ、ここはもともと医者の数が非常に足りなくて、外来数もかなり多くて、何とか
地域の先生方にこの外来の患者さん
たちを振り分けることを行って、少しでも軽減措置をとりたいというふうに思っておりまして、震災の前から、実は、公立気仙沼病院の
あり方について
地域として検討しなければいけないのではないのかと。
それからもう一つ。これまで気仙沼の
地域はリハビリ病院が全くございませんでした。ですから、こういったことも全部踏まえて、総合的に医療提供体制を
考えていかなければいけない、そう思っております。
それから、人材については全くおっしゃるとおりでして、もともとこの
地域は、県全体として、ここだけではありませんが、仙台市以外は、十万単位で百二十八人ぐらいだったかと
思いますが、どの
地域もそのぐらいの数でして、仙台はOECD並みにおるんですが、それ以外の
地域は非常に少ない
地域でございました。ですから、先ほど長期的な人材の確保という
お話がありまして、
地域の枠などを拡大すること、それから、県も独自にこの震災前から医療人材の確保を行っていますから、こういった枠をふやしていくなど、こういったことについてきちんとやっていかなければいけないと思っています。
一方で、人材の流出も見られておりまして、例えば気仙沼で透析をやられていた先生は、仙台の市街地に医療モールができまして、そちらに移ってこられるとか、それから、開業をやめられて勤務医になられるとか、そういった先生方もいらっしゃいまして、これは御
地元で、現実的なことは
小野寺議員の方がはるかに詳しいかと
思いますが、そういった
方々がいらっしゃっていて、何とか医療を
再生する、この後
復興していったときに、この先生方がまた開業なりがきちんとできるような政策をとっていく必要性があるのではないのか、そう
思います。
それから、医療機械に関しては、高額なものについては手当てできるようにはなっておりますし、それから、
地域医療
再生基金、これは自公政権のときにつくっていただいて、私は非常にいい制度だと
思いますけれども、今回これも十分に活用させていただいているところでございます。
ただし、そこの内訳の中で、高額の医療機械に対しては十分に手当てされているけれども、そうでないものについての手当てに関して、
現場として、もう少し補助ができないか、そういう
お話もいただいておりまして、ここら辺は、
復興に必要なものであるとすれば手当てがきちんとできるようにさせていただきたい、そう思っているところでございます。
済みません、十分な
答弁になっているかどうかわかりませんが、以上でございます。