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義家弘介君
大臣からしてもう分かっていないですよね、本当に御理解しているんですか。
これは、所属長である
学校長が
地域の実態と合わせて国旗・国歌やるかやらないか判断するなんていう問題じゃないんですよ。神本さんは、実態に合わせて判断するということはそういうふうに
考えていいのではないかと、それぞれが判断していいのではないかというふうに記者会見をしているわけですから、これは非常に問題がある、そして
大臣の対応も含めて問題のある対応だろうと思います。
残り五分なので、ちょっと具体的に北教組についてお伺いしたいと思いますが。
本当に北海道
教職員組合の問題、事件というのはつぶさに
一つ一つ明らかになりましたが、これ過去のことではなくて現在進行形の北教組のやみがあるわけです。私、何回も何回も北海道に入ってこの実態について
調査してまいりましたが、例えば勤務時間中の具体的なファクス、日時も入ったようなファクスも国会で取り上げさせていただいて、それを導火線になって様々な問題、日の丸・君が代闘争の過激なものとか、あるいは校長を追い詰めるような非常にひどいものとか出てきたわけですが、この内部資料もすごいことですよ、本当に。
義家弘介ら自民党プロジェクトチームがと、また呼び捨てですよ。とにかく、道議会に入り、政治活動、勤務時間中の活動に対して国会参考人招致、再
調査を指示して、道教委も
調査しているなどもろもろ書いて、すごいこと書いてある。全く懲りてないわけですよ。だから
調査なさったんだと思いますけれども、
情報提供までに。いいですか。
間違ったこと、やり過ぎ、失敗してしまったということと今回の我々の処分されたものは一〇〇%違うと。労使交渉はもちろん、それに不可欠な準備行為は勤務中に行うことは適法である。校長との労使交渉はもちろん、それに不可欠な準備行為は勤務中に行うことは適法だと言っている。これ適法じゃないことは明らかですよね。まして、組合の交渉相手といったら校長じゃなくて
教育委員会ですから、校長と校長交渉で行うなんということはこれ自体もうあり得ない。勤務時間中の組合活動は直ちに違法になるわけではない、何を言っているんだという話ですよ。
その後にこう書いてあります。だから、胸を張って堂々と勤務に支障を来さない範囲で認め合っている勤務時間の中の組合活動、どこが違法なのかと訴えるべきではないかと。日常の
教職員の勤務実態を言った上で、長期休業中は柔軟な勤務対応を取り決めていくことが大事なんだ、主張すべきではないか。そして、私文書を勝手に持ち出した資料に基づき組合活動に介入して
調査する道教委の行為こそ違法であると。我々は全く悪くない、勤務時間中の組合活動はいいんだと、これを取り締まる道教委や
文科省や
義家がおかしいんだと延々と言うわけですよ。
そして、これもすごいですよ。勤務場所や勤務時間内で組合活動ができない、あるいは
学校の機器も使用できない、括弧、もしするなら、かぎ括弧、こっそりと、と刷り込まれつつあると。組織としては不当だ、やめろと主張し闘わなければならないと。一人一人が怒りを持ち、拳を握り締め立ち上がろう、握り締めた拳を振り上げ、道教委、
文科省、自民党に対して突き上げようと、おおよそ
先生たちの話合いの中身じゃないことが延々と書いてあるわけですね。
いいですか。
文科省は今回、全体の
調査に乗り込んだわけですが、
校長先生は、
現場の、そして
教育委員会はこういう
人たちを相手に
調査しなきゃいけないんですからね。そのことを重々承知した上で、しっかりとした後押しをしていってくださいよ。そうじゃなかったら、真っ当に
調査しようとしている人は潰れますからね、これ。こういう
人たちを相手に、我々はどんなにたたかれても正しいことは正しいと言いますが、それは政治家の責任ですが、一方で、
先生方は狭い町の中にいる、同じ
コミュニティーの一人ですからね。
その相手方が、こういう
状況の中で、大衆戦争だとまで書いているわけですよ、これからの我々のスタンスとしてはと。そういう
状況の中で、
文科省が示した基準に基づいて
校長先生が
中心になって聴き取り
調査を行っていく、あるいは道教委、市教委が
中心になって聴き取り
調査を行っていく。これ十分配慮していただかないと、私は大きな問題が今回の
調査でまた、問題というのは、問題行動がということはもちろんですが、そうじゃない問題ですね、本当に
調査しようとした真っ当な
人たち、あるいは正直に変えようとしている真っ当な
人たちだけが処分されて、そうじゃない人は何となく終わってしまうというようなものとか、あるいは広島で起こったような、校長が組合に物すごいつるし上げを受けて、その職責さえ全うできず倒れてしまうような事件が起こり得るぐらいの状態に今あるわけです。だから、なるべく早く
文科省には会計
検査院の前に動いてほしかったわけです。しかし、それを決断しなかった。
しかし、そのときは
大臣は副
大臣でしたけれども、今度は
文部科学大臣ですから。先ほどから、三重教組の支持は受けていても、おかしなものはおかしい、是々非々で徹底的にやるとおっしゃいましたね。是非ともこれは不退転の
決意で、増税を
議論するなら、こんな公務員の勤務時間中の組合活動が公然と行われているような
状況だったら、
国民への説得力全くないですからね。この
部分に意欲を持って取り組んでいただきたいと思います。
最後に、
大臣のその
決意についてお聞かせください。