○
石山委員 ぜひ
松原副
大臣にも
塩竈に来ていただきまして、この惨状を見ていただいて、御尽力いただければというふうに思っております。
ちょっと時間も押してまいりましたので、次からは
質問というよりも、私も先ほど
冒頭に言わせていただいたとおり、今回のこの三次
補正または
関連法案に対しましてさまざまな
要望をいただいておりますので、
要望の開陳というようなことになってまいりますが、少しお聞きいただければというふうに思っております。
資料の三をごらんになっていただければと
思います。
これは、
仙台港
周辺の、
多賀城市
周辺の
商工業地帯の
発災直後の
写真でございます。この
地域、例えば、
仙台港には積み出しのためのコンテナが多数積んでありました。また、ある
ガス工場なんかもありまして、そこから実は
ガスボンベとか、または
工場の製品を輸送するためのトラック、積み出し前の乗用車などが、
津波が来たために一気に押し流されまして、それが民家などのほかの建物に突き刺さりまして、
被害が玉突きのように拡大していったことが後からの検証でわかってまいりました。
例えば、
中小企業に対しましては、今回、
中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業では、グループ化した
被災企業に対して
再建支援を行っております。この
事業には二次
補正予算の
予備費約一千二百億円が改めて投入され、被災した
企業経営者の
再建への
希望となっております。
私は、この
考えをさらにちょっとだけ拡大していただいて、
企業が独自にまたこのような
津波や
地震を含めた
防災対策をとる場合においても、
支援策を講じるべきであると
考えています。例えば今、
津波が襲った
地域では、この
多賀城周辺だけではなく、
企業流出も起きています。将来的なこのような
防災対策というものが、
企業の
流出をとどめるだけではなくて、
被災地への
新規企業の進出を促すきっかけとなると
考えております。
また、
資料四をごらんください。
さらに、今回の三次
補正またはこの
関連法案の中におきまして、その
実行におきましては、私は、最もやはり困難だなと一見思われるところほど、真っ先に精力的に取り組んでいただきたいというふうに
考えております。
私が見させていただいた被災した
農地におきましては、もちろん、放射能汚染された
農地に関しては別な大きな問題がありますが、実際、
津波被害を受けました
農地におきまして最もここは難しいなというふうに思っておるのが、この
資料四に示しました
石巻市河北町の長面というところでございます。
ここは、たくさんの
子供たちが亡くなりました
大川小学校というところが近くにございますので、
皆様にも御記憶ある
場所ではないかと思っております。ここは、北上川の
堤防が決壊したこと、そして
海岸部分が激しい
地盤沈下を起こしたことで、約二百
町歩の水田が、三年前に
基盤整備が終わったばかりで換地もまだ終わっていなかったという
場所でございますが、このような
状況になっており、
農水省の話では、いまだに八十
町歩はそのめどが立っていないといったような
状況です。
ですから、もちろん、この
地区の
農業者の
方々とのしっかりとした話し合い、またはその
方々の
希望に沿うような形を求めていかなくてはなりませんが、しかし、先に、例えばこういう
土地に関しましては国が買い上げていく用意もあるんだよといったような、少し大きな姿勢を示すことも大切なことではないかということを私は強く感じております。
そして最後に、
冒頭でも言わせていただきました
復興特区制度、または今後設置されるであろう
復興庁の
体制にかかわることでもございます。
ワンストップサービスということに関しまして、
一つ言わせていただきたいと
思います。
当然でございますが、きょう、このように
質問に立たせていただくときも、最初に
質問の通告というものはさせていただきました。各
役所の役人の方が金曜日に来ていただいたわけなんですけれども、必ず、会話としまして、この
質問事項はどこの省庁になるかなと言いますと、いや、こちらではございません、○○省の○○局でございますといったようなことになります。しかし、
ワンストップサービスということであるならば、こういうことであってはならないわけで、私
たち議員は構いませんが、これを
被災地でやったら一発アウトだというふうに私は強く感じます。
実は、
ワンストップサービスというのは、言うはやすしで行うはかたしの一番の
代表例かなというふうに強く思っておる
部分がございますので、この点に関しまして、
平野大臣には、しっかりとした
ワンストップサービスというものを確立していただく、リーダーシップを発揮していただくことをお願いさせていただいて、きょうの私の
質問とさせていただきます。
ありがとうございました。