○松あきら君 通告をしておりませんでしたので申し訳なく思っておりますが、昨日夜言われたんです。ですから、私もやっぱりこれは伺わなきゃいけないと思って伺わさせていただきました。
今の現官房
長官のお
言葉を伺いましたので、透明化をすると、どこかの時点でとおっしゃったんですから、これはしっかりと
国民の皆様もよく聞いていただいたと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、
質問に入らせていただきます。
九月の頭でございました。日弁連の主催によって、女性こそ主役にという、これは
災害復興に向けたシンポジウムが開催をされました。その中で、ある
地域の女性弁護士さんの発表は大変厳しいものでございました。
小学校三人のお子さん、幼稚園一人、四人のお子さんと、今現在妊娠中でいらっしゃいます、七か月くらいだったと思います。そのお子さんがいらっしゃる弁護士さん。
実は、子供さん四人と自分から、自分の体内もセシウムが検出されたと。健康にすぐには被害はありません、大丈夫ですと、こう言われたんだけれど、本当に心配です。そして、内部被曝ということがやはり心配なので、小学校の子供たちには学校で牛乳を飲むのをやめなさいと言いましたと。
そうしたら、先生に、牛乳を飲まない子供は前へ出ていらっしゃい。バケツに一人ずつ、飲まない子数人いたそうです、バケツに捨てさせられて、何で飲まないのかという理由を言わされたと。そして、これを飲まない人は住む資格はないと言われたそうです。あの戦前の非
国民のような、こういうことがありましたし、自分もこれでいいのだろうかと、将来子供たちに本当にここに住み続けるということで説明できるんだろうかと悩んでいるという、こういう話がありました。
笑わないで聞いてください、官房
長官。しっかり聞いていただきたい大事な話でございますので、大事なところではそんな笑わないでくださいよ。冗談じゃありませんよ。
私が申し上げたいのは、本当にそういう思いをしているんですよ、
福島の方は。ですから、先ほども細野
大臣も、除染が大事だと、してくださるというお話。東京ドーム二十三杯分ですか、もう大変なお話です。中間貯蔵施設も造らなきゃならない、土地の確保も要る、大変な
状況でございますよ。でも、一刻も早く帰りたい、いつ帰れるのか、最大の
関心事とおっしゃったじゃありませんか。それやっていただきたいんです。
その上で、命を守る、私ども子供の命を守るということで、積算放射線量を測れるフィルムバッジの貸与、あるいは校庭の除染、校舎の遮熱シート、それから林間学校の実施など、これは有り難いことに第二次補正
予算で入れていただきまして、これは感謝をいたします。その上で、
福島県民約二百二万人を対象に健康
管理・
調査事業を国主導で今後三十年間やっていただけるということで九百六十二億円の計上、これは大変に私は良いことだ、すばらしいことだというふうに思っております。
そこで、
質問を申し上げたいと思います。
もう今この
調査が始まっているんですね、始まっておりますけれども、この県民健康
調査、具体的に誰が行い、どこが責任を負っているのか、これが一つ。そして二つ目は、その
調査データはどういうふうに蓄積して
管理をしているのか、これが二つ。三つ目は、そのデータだけが県民に示されても、データ、あなた幾つですよと言われたってそれは安心できない、きちんと説明できる人を、人材を確保する。
そして、これから二百二万人ですから、本当に数が多いですから、この人材育成をどのように行うのでしょうか。そして、多分この
拠点というのは
福島県立医科
大学になるのではないかと思いますけれど、御答弁あるかもしれません。ここも、九百六十二億円はすばらしいんだけれど、三十年間これだけのことをするんですから、今の附属病院ではとてもできないと。それにはきちんと人もいていただかなきゃならない、データも蓄積しなきゃならない、ハードが要る。
まさに、朝霞の公務員宿舎を造るお金があるならば、ちゃんとこういうところに、ハードも造らなきゃいけない、あと二千億は要りますよ。いかがでしょうか、御返事お願いいたします。