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国務大臣(
大畠章宏君) 木庭議員の御
質問にお答えを申し上げたいと
思います。
仮設住宅について現状はどうなっているのかと、この御
質問でございました。
現在の
状況について御報告を申し上げますが、
仮設住宅については、
岩手県で一万八千戸の希望があり、
宮城県では三万戸の希望があり、
福島県では二万四千戸の希望、合わせて七万二千戸の
建設の要請がされております。昨日
時点、四月三十日
時点でございますが、二百七十九の地区で
建設に着手したものが二万二千五百八十七戸、現地の方では作業員の方に大変な御苦労をお掛けしていまして、また各
自治体の
皆さんにも本当にお世話になっておりますが、
全力で
建設に当たっていただいておりまして、昨日の夕方
時点で三千五百二十五戸が
完成をしております。
それから、これからどういう形になるのかという現状について申し上げますと、いろいろと
委員会でも御
質問を賜りまして、私としては何としても五月
末日までに三万戸の
建設を目指していこうと、こういうことで、県、
自治体、そして
建設に当たっている方々にも御協力をいただいているところであります。
その後のことでありますけれ
ども、
岩手県では七月末までに大体御希望されています一万八千戸を
完成し終わりたいと、それから
福島県では九月末までに二万四千戸を
完成させたいと、このような県からの現状の報告がございます。
宮城県では五月末までに一万九十四戸を
建設し終わるということですが、その後のことについては、現在、県の方、
自治体と調整をしておりまして、まだ報告を受けていないというのが実態でございます。
私
どもとしては、
先ほど総理からも、
お盆を一つの目安としてといいますか、
お盆までに希望者が
全員入れるようにしなさいと、こういう要請といいますか指示を受けましたので、
国土交通省としては
全力で一日も早く
希望者全員が
仮設住宅に入れるように
努力をしているところであります。
それから、どのくらいの人が入っているのかと、こういう御
質問がありました。
昨日
時点では、入居戸数、鍵をお渡しして避難者の方にお入りいただくのが千百二十三戸となっておりまして、この五月九日ぐらいまでには約四千戸ぐらいはお渡しできると。それからその後は、今、
先ほど申し上げましたように、
建設中のものが二万二千五百五十八戸でございますから、急速に
完成戸数も上がってくるものと
思います。
また、
土地の問題について現状を御報告申し上げます。
土地については、今回の
対策では非常に苦労をしているところでありますが、電気、上水道などのライフラインが整備されているという
状況、それから、もう一度地震や
津波が起きたとしてもそこがまた
被災するようなことはないと、こういう
土地の制約を受けながら探しているものですから大変でありますが、国有地あるいは民有地、農地についても積極的に
活用させていただいておりまして、現在、
岩手県では一万二千五百戸、
宮城県では二万八千戸、それから
福島県では一万一千戸分、合計五万一千五百戸分の
めどが立っているということであります。
なお、今日もテレビ等で御覧の方がおられると思うんですが、私
どもとしては、
仮設住宅五戸、一戸当たり三十坪、したがって百五十坪以上の
土地があれば、民有地でも農地でも工業団地でもどこでも結構でありますから、
是非市町村又は県に御連絡をいただければと考えております。これは
土地の確定が鍵でありますので、
国土交通省の職員、それから関係者、合計五十九人に増員しまして、
土地の確定のための支援をしているところでございます。
以上でございます。