○浜田昌良君 公明党の浜田昌良でございます。
質問に入ります前に、今般の
東日本大震災で被災された
方々やその御
家族の
皆様に心より
お悔やみとお
見舞いを申し上げますとともに、この
拉致問題の
家族会、救う会の
皆様から
被災者のために
支援活動に参加されるというメッセージが発せられたことに対しまして心より感謝申し上げたいと思っております。
私は、時間が限られておりますので、
松本大臣に御
質問しますので、
中野大臣は少しお休みいただいても結構でございますので。
先ほど丸川
委員からも御指摘ございましたが、
松本大臣の本日の所信といいますか
説明で、最後のパラグラフ、これは今までの
大臣にはなかった部分でございまして、この点につきまして、
拉致の関連の
外交姿勢についてスタンスが少し変わるのか変わらないのかということについて、私は
拉致の問題、
外交のスタンスが変わるのか変わらないのかということについてお聞きしたいと思っております。
先ほ
ども丸川
委員からございましたように、最後の
委員長また
委員に謝意を述べる直前のところで、「
我が国としては、
北朝鮮との
対話を拒むものではありません。」と。また、
北朝鮮が「前向きかつ誠意ある
対応を見せるのであれば、
日米韓で緊密に
連携しつつ、我が方としても同様に
対応する用意があります。」と。いわゆるこれはオープンマインドだというそういうニュアンスですね。
実は、同じような所信的挨拶、前原
大臣はこの
委員会で二十二年十月二十日にされています。そのときの、前半、内容は、事実
関係はほぼ同じような内容なんですが、最後のところについては、まず
非核化については、二〇〇五年九月の六
者会合の共同声明における約束の
実施と、
具体的行動と。また、二〇〇八年八月の日朝間の
合意に従った全面的な
調査の
やり直しと、こういう問題を挙げられて、最後の部分については、
北朝鮮側に対して具体的な
行動を求めていく
考えでございますという締めくくりなんですよ。実はこれは、その前の岡田
大臣は二十二年三月二十四日にこの
委員会でされていますけれ
ども、同様な表現です。
つまり、具体的な
行動を求めるというところで締めくくっておしまいなのか、それともむしろ今回はオープンマインドなのかと。これが、先ほど丸川
委員の
質問に対して、
対話だけじゃありませんという趣旨なんですが、私は別にスタンスが変わっちゃいけないと言っているわけじゃありません。
拉致問題の
被害者の
方々、また御
家族も、年月たっていますし、高齢になっておられますし、
解決することが一番重要でありますので、そのためには
外交のいろんな仕方の変更もあってもいいと思っています。
この辺のくだりのこの部分の書きぶりについては、特に
大臣からの御
指示があったのか、そうじゃなくて事務方からのこういう上がってきたものなのか、まずこれについてお聞きしたいと
思います。