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山田俊男君 ともかく大
爆発絶対起こさない、さらに、科学的に見ても、今の状態からすると大
爆発を起こすような事態じゃないというのなら、ないということをもうはっきりさせる。そのために、東電の責任だ、誰の責任だと言わないで、原子力安全・
保安院が本当に責任を持ってそのことに当たるということでちゃんとやっていただきたい、こんなふうに
思います。
さて、厚労省の大塚副
大臣にお見えいただいております。
茶葉に
暫定規制値以上のものが、先ほど言いましたように検出されたわけであります。販売済みのものはもう直に回収しまして、それから新しいものは出荷しないということをそれぞれの産地で行っております。もっとも、
静岡県は
規制値を大きく下回った、下回ったんだけれど、しかし若干検出されているわけであります。このいわゆる風評で新茶予約のキャンセルが出ている。ドリンク原料への仕入れについても、ほかの産地へ変更するといいますか、そういう動きになっていて、取引が混乱したり価格が低迷しているというのはもう現に出ているわけであります。
ところで、
お茶は飲用が
基本であります。ところが、
厚生労働省は五月の十六日の日に、生の茶葉の
暫定規制値と同じ五百ベクレル、キログラム
当たり、これを超えるものを
流通させちゃいかぬというふうに通知されました。これは同時に、一次加工の荒茶についても五百ベクレルで、これは
流通させちゃいけないというふうに通知されたわけであります。
荒茶は直接口に入るものではないわけであります。仕上げの加工を行った上で、更にそれにお湯を掛けてその抽出液を飲用するということになるわけですね。もう言うまでもありません。要は、
お茶の飲用の特性といいますか性格、これを全く顧みない通知になっている、規制の導入になっている、これが大きな混乱を与えているというふうに思うわけであります。
一体、加工段階で乾燥して濃縮させた荒茶についての基準は必要ないんじゃないか、こんなふうに考えるわけです。
ところが、ましてやこの五月十六日の通知は事務連絡でなされている。まあびっくりですね。事務連絡でこんな大事なことを連絡されて、そして地方に、
生産者に大混乱を起こしている。
一体、こんなことでいいんですかね。どういう観点でこれを通知されたのか。
また、これ通知されるに当たって、とりわけこれは、
お茶については
生産段階においては
農林水産省が十分な関与をしているわけでありますから、それじゃ
農林水産省と十分な相談があった上でのこの通知が、通知がですよ、事務連絡がなされたのかどうか、これをお聞きします。