○野村哲郎君 先ほど来、
復興構想
会議の話も出ているんですけれども、率直に言って私ども余り期待していないんです。むしろ、実務の
皆さん方が入っていない、役人の人
たちも入っていない、学者だけがただ語りっぱなしになるような気がしてならないんです。ですから、そこにきちっと骨を入れ身を入れるためには、やっぱり
農水省が表に出てこないと私はこれは絵にかいたもち、絵空事になってしまうと、そういう
思いがしてなりません。
ですから、そのことはこの構想
会議に任せるんじゃなくて、むしろ
農水省がどんどん提案をしていく。これは、先ほどおっしゃいましたように、各党とも私どもは役所の方にも、あるいは
政府の方にもこの我々の提言を出してありますので、
是非ともそういったものを参考にしていただきながら、
是非農水省でこれはやっぱり水
産業と
農林漁業は守るんだという
思いで
是非とも表に出ていただきたいというふうに
是非これは
大臣にお願いを申し上げたいと
思います。
そこで、先ほど来
お話がありますように、まずは、じゃ何をやればいいのかということから、当面する緊急的な
対策。
先般も、三県の漁連の会長さんがお見えになりました。そのときに
お話を伺うと、やはり
皆さん方は、おかに上がったかっぱはかっぱだからな、何にも手も足も出ないとおっしゃるんですよ。それは何かというふうにお聞きしますと、まず先ほど航路が
確保できない、船が入れない、あるいは漁に行こうにも船がない、これでは私どもはやっぱりおかに上がったかっぱなんですよという非常に寂しい
お話をお伺いをいたしました。
ですから、まずこの二点についてお伺いしたいんです。
まずは、港を、先ほど来陸の話は、
瓦れきの話は出ました。海の中はなかなか目視できませんので、どの程度の
瓦れきがあるのかというのも分かりません。多分、想像するに、あれだけの
大津波ですから、当然船も引き込まれている、車もある、
住宅もあるんだろうと。いろんなものが、陸と同じぐらいの
瓦れきが私は港やあるいは漁港には全てあるんだろうと思うんです。ただ、それが目視できないだけにどの程度かというのは分からないし、まずはその
調査から始めていただかなきゃならぬと思うんですが、やはりこの
瓦れきの撤去を早くしてもらわなきゃいけない。
先ほども私どもの同僚議員から、
熊谷議員の方から陸の話が出ましたけれども、まだ遅々として進んでいない。海の方は全く手をほとんど付けていないという、あるいは、ある県によっては、まだ国の方針が決まらないんで、まだゴーサインが出ていないんだという話も聞いております。これでは漁に行こうにも行けません。ですから、この
瓦れきの撤去について、いつごろから
調査を始め、もう始まっておるかもしれませんよ、じゃいつごろこの
瓦れきを撤去するんだというのをやはり漁師の
皆さん方、漁民の
皆さん方に早く教えてあげないと、本当に私は不信感が出てくるんだろうというふうに思うんです。
ですから、もし分かっていれば、ある程度のスケジュール感、いや、今月の半ばごろからはもう撤去に入りますよとか、あるいはまた来月には大体こうなりますよというものが、分かるのかどうかは分かりませんが、もう少し丁寧に
皆さん方にも
説明する必要があるのではないか。そのことが踏みとどまれる、もう萎えてしまうような
気持ちが本当に踏みとどまれるというふうに思うんですね。ですから、もしそのスケジュール感があったならば教えていただきたいと
思います。