○藤井孝男君 六十三歳ということですが、私は六十八歳で家内も六十八歳で、この
対象になる世代でありますが、見渡すところこの
委員会では輿石先生とか伊達忠一さん辺りはもう
対象者、それ以外の方はまだ六十五いっているかどうか分かりませんが、いずれにいたしましても私もその
対象者なんですが。
これも大変恥ずかしい話で、突然、今の
大臣の答弁にありましたので、私、個人的なことを言って申し訳ないんですけれども、私も家内も六十八歳なんですけれども、何という会話が今一番多いかというと、私は家内に対して、おまえより一日早く死にたいと、家内は私より、あなたより一日早く死にたい、これは、お互いに支え合って助け合っていくことは夫婦間で大事なことなんですけれども、どちらかというと先に死なせて、一日でも早い方がいいと。これはあとはよろしく頼むよというような、そんな背景がある。
しかし、もっとそれを深く考えていきますと、やっぱり今
大臣の
お答えにありましたように、確かに
高齢化社会で有り難いんですけれども、若い世代に支えられていく。しかし、やっぱりその背景には
自分たちも自立したい、まだまだ元気でいたいという気持ちと、複雑な心境なんですね。
ですから、こうしたいろんな
法律を改正していくのは大変結構なことなんですけれども、そうしたやはりその
地域、今度の大震災で東北の
皆さん方も大変な被害を受けていますけれども、東北は東北のやっぱり
地域性、コミュニティーというものがあると思うんですね。そういったことをやっぱり
ハード、ソフトの面でよくカバーしていきませんと、せっかく作ったものが結果的には受け入れられないとか余り有り難がらないということになりますから、その点は
指摘しておきたいと思います。
それから、もう
一つ、そういう中でコミュニティーを図る場合に、先ほど
局長の方からデンマークですとか英国のいろんなモデルケースがありましたよね。だけど、これは大変大事なことで、いろんなモデルを参考にすることは大事なんですけれども、徹底的に違うのは、ちょっと触れましたけれども、この超
高齢化のスピードというのは
日本はもう世界に類例のないスピードで進んでいるということ。それから、人口の規模も圧倒的に
日本の人口が多いわけですね。北欧の国々というのは人口少ないんですよ。これが全然違う。国の広さもいろいろありますけれども、まずは人口が違うと。それから、もう
一つはやっぱり税体系が全く違うんですよ。もちろん伝統文化というのも違いますけど、歴史も違いますけれども、しかしやっぱりこのスピードの違い、あるいは規模の違い、そして税体系の違い、こういったことを含めながら、そういう中でどういうふうに国が補助していくか。
先ほど
佐藤委員の方から
質問ありましたけれども、この補助に対する、百万円限度だけれども、あるいは十分の一あるいは三分の一とかありますけれども、私は個人的にはもうちょっと補助率を上げてほしいなという気持ちありますけれども、しかし、それにもやっぱり国民も税体系の
負担というものを一方で協力していかないと成り立たないということなんですが、そういった点について、補助率とかあるいは今後の税体系の在り方、そういった点について
大臣の御所見があれば伺いたいと思います。