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高階恵美子君
是非前向きに
対応いただけますようによろしくお願いを申し上げます。
ともすると、ITを活用しましょうと、情報をホームページにどんどんどんどんアップしていきましょうということが重要視されがちなんですけれども、ここは人海戦術なんだと思うんですね。やっぱりきめ細かな
対応をしていくには、現地で直接声を聞き、具体的な
対応をしていくということが本当に必要なんだと思うんです。
私ども、やはり、戦後、ハエ、蚊対策を
強化して
日本脳炎を封じ込めていったりという
日本の長い
公衆衛生の歴史がございますので、こういうきめ細かな
対応、人海戦術、顔と顔の見えるそういう具体的な予防の網の目というのを地域単位でつくっていくということを
是非お支えいただければというふうに思います。
なお、その際には、専門的な見地からのアドバイスというのも必要です。他の地域からも柔軟に
対応が、後方支援ができるような、そういう広域的な支援のネットワークというのも
是非強化を御
検討いただきたいというふうに思います。
この間、様々なことが行われてきているんですけれども、
大臣、三月十一日以降、所管されている多くの業務の中で何本ぐらい通知が出たか、を発出したかというのを御記憶なさっておられますか。恐らく、たくさんで桁がもう分からないぐらい多いんじゃないかなというふうに思うんですけれども、現地に参りますと、もうぎゅっと一行に凝縮された文言の中に書き込まれていることの
意味がなかなか分からなくて、通知はいっぱい来ているんだけれども、それのどこをどういうふうに自分が使えるのかが分からない、どう
説明していいのかが分からない、窓口どこにあるのかが分からない、全部やれと言われるけど、僕たちもうキャパ超えているよと、こういったような声をよくお聞きするんです。そして、とにかく人が欲しいと、物も大事なんだけれども、きちっと
対応していくための人が欲しいというようなことをお伺いするんです。
私なりにこの間振り返ってみますと、様々な
制度を活用し、そういう行政用語を翻訳して住民の
皆様が活用していけるような具体的なアドバイスができる、そういう調整役であるとかソーシャルワークを専門とするような
方々がしっかりと入り込むことが必要なんじゃないかなというふうな思いがいたします。
例えば、民宿やらホテル、観光業界の
皆様が受入先として手挙げをしてくれたけれども、利用者増えません、マッチングがうまくいきません。それから、避難所では、治療食が必要です、だけれども、例えばカロリーコントロールに必要な食事が供給されません、何とかしてくださいという声が届いて、通知は出ましたと言われるんですけれども、現実には自分の体調に合うような食事は届かないし、自分が休みたいと思うときに適切な受入先であるホテルまでにはたどり着けないという、こういう大きな乖離が続いたままなんです。
もう二か月、今日、七十日目でしょうか。
是非、この間に入って翻訳をしてくれるような方を省庁横断的に協力しそして体制をつくっていくということ、御
検討いただけないでしょうか。これを
最後の質問にさせていただきたいと思うのですが。