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寺田典城君 あの当時は、阪神・淡路大震災起きる前は、それこそ兵庫県というのは財政力の豊かな県でございました。恐らく経常収支比率は八五、六ぐらいだったと
思います。今は一〇〇超えているような
状況で、一番全国で悪いというか、厳しい
状況になっていますね。
今の
地方の財政
状況を見ますと、それこそこの被災の大きい三県、恐らく経常収支比率は九五を超えていると思うんです。
臨時財政
対策債も入れちゃうと、それは含めてそうなんですけど、一〇〇超えちゃっている、もう。もちろん市町村もそうなんです。お金がない。
それで、兵庫県はどうなったのかというと、それこそ三千億ぐらいの基金がゼロぐらいになっているというふうな状態なんです。あの当時の、あれは二〇〇五年だったですね、阪神・淡路は、そうだったですね。
そうすると、例えば三県の岩手、宮城、それから福島県の知事、お金はない、権限もないと、これどうやって復興できるんですかって言うんですよ。それ無理なんですね。
そして、今、まあ率直に言って、国民不在の争いばっかりやっている
国会だってよく言われるんです。私、申し訳ないけれども、まだ
議員になって一年になっていない、この永田町の文化にはびっくりして、よくまあ無駄なことをしているという、足引っ張りしていると、罵詈雑言の社会だなということで、率直にそういう、誰がいいとか悪いとかじゃなくて、確かに今の菅総理は、率直に言ってガバナンスというか、がないということも事実だと
思いますし、それこそ
組織を動かす力というのはもう少しあっていいんじゃないのかなと、率直にそう見ています。ですが、立法府の機関として、やっぱり法律は早めに作っていくのがこれは
国会の責務じゃないのかなと、率直にそれは思っていることを言わせていただくんですが。
その中で、こんなことを書かせていただきました、「二律背反?」、公共の福祉目的の震災
対策、法律・条例ということで。ですから、簡単に言うと、これ法律に縛られて何にも進んでいないという、こういう形になっていることで、二律背反の性格のものじゃないんですけれども、二律背反になっているんじゃないのという形で、進んでいないという
意味で書いたんです。
で、これからどうすればいいんですかということで、私はそのことでお二人の
大臣にお聞きしたいんですが、それこそ、私五回行きました。公務で二回ですか、
委員会の視察で二回、それから個人的に三回行きまして五回、この間の土曜日も行っていました。
率直に言って、もし私が首長だとしたら、これ、この災害を
対応できるのかといったら、もう無理です。市町村行政の限界を超えています、あの災害は、率直に言って。恐らく県だって超えています、これは。ですから、これをどうするかという問題なんですね。
そうすると、やはり国が出ていくしかないんですよ。だけど、国の法律の縛りで、それこそ瓦れきを捨てるのにも環境省は、何というんですか、国代行でやったらいかがなのと言うのも、それは市町村の
仕事だから市町村でやれとかという、全く役人の省益の、全く逃げの根性じゃないのかなと、率直に。国の、国家の役人も恥を知るべきだと
思います、私は。もう少しお互いに、互助互恵の精神というか、それはあっても構わないと思うんですよ。
十七時一分までしかないので、そろそろお聞きしたいことを言うんですが。それで、私は、答え簡単なんですよ、イエスかノーかで言ってもらえばいいんですが。
それで、見て、福島県は震災による原発もあります。それから、仙台平野の物すごい広い平野の津波があります。それから、リアス海岸の岩手県ですね。これ、全部三つとも恐らく同じ法律では
対応できないと思うんです、私は。その辺を官房長官はどう考えておられるでしょうか、ひとつその辺をお聞きしたいと
思います。