○松あきら君 公明党の松あきらでございます。
どうしても
原発の話が出ます。私は、昨日テレビを見ておりましたら、
原発内で働いてくださっている
作業員の方は、昨日、二百十四人でありました。
皆様御存じのように、この
作業員の
方々は、
最初はビスケット一日二回、そして毛布一枚で床に雑魚寝ということで、一週間、十日、二週間たつ。今現在は温かいものも食べられるし、畳の上で寝られるということでございましたが、大変な中で働いてくださっているその一人に昨日はインタビューをしておりました。
そうしましたら、その方が何と言ったか。怖くないですかと聞かれたら、もちろんお顔は出ていないんですよ、名前も出ていないんですけれども、私は恐れは全くないと、これはテレビだから言っているんじゃありませんと、それは自分
たちはきちんと教育を受けているから恐れはないんですと。まさに一日も早く収束をさせたい、その一念で働いております、私の言葉にうそはありませんという、もう胸が熱くなりました。
政府の
対応、様々な
対応、今問題にもなっております。多くの
方々が疑問を持っております。正確な
情報開示と
対応、しっかりとお願いを私からも申し上げたいと思います。
それでは、
質問を始めさせていただきます。
特許法を始めとする
知的財産制度に関する
質疑は二〇〇八年以来三年ぶりとなるわけでございます。前回の
質疑におきましては、商標制度やパテントトロール
対策について私は御指摘をさせていただきました。この三年間で
経済産業省、どのような取組が行われて、どのような成果を上げてきたのか、確認をしたいと思っております。
三年前の
審議では、
日本の登録商標、特に
日本の
地域産品や地名に関する登録商標と同一あるいは類似のもの、これが中国において第三者によって勝手に登録をされてしまって、
日本企業が、また
日本の国がこれら商品を販売していく妨げになっている等々、もうこれはずっと言われているところでございます。今現在は、何か中国では有名なところは駄目ですよと、でも有名じゃないところはオーケーですと、こういうことだそうでございまして、宮城や秋田、福島、群馬、千葉など十一の府県名が登録、公示をされている
状況にあります。
経済産業省では、これまでも御指摘をしてまいりましたけれども、中国当局に対してどのような働きかけを行ってきたのかと。もうこれ以上の
被害拡大を防止する観点から、私は中国政府に対して基準の見直しを求めるなどの働きかけが今後も当然行われるべきでありますけれども、中国に限らない。各国間で異なる基準を見直して
世界共通の基準を策定する検討も、もうこれは是非進めていかなきゃいけない。そのためには
日本政府が先頭に立って行動していくことが私は大事だと思っているんですよ。
二〇〇〇年にマドリッド協定議定書、これは加盟したんですけれども、これは一々商標登録しなくてもここに加盟、登録をすれば全て、これに加盟している国には一々しなくてもいいという、こういうことでありまして、このマドリッド協定というのは、ここで共通の例えば商標登録の権利侵害などがあるという、こういうものをつくっているというわけじゃないわけでありますね。
私は、
日本というのは高付加価値のもの、あるいは
知的財産高い、こういうもので勝負をしてきた、勝ってきたんですよ。ですから、これを守らなきゃいけない。これからの
日本経済を
復興していく上でも大変大事なんですね。やはりこれは具体的な対抗手段などを取らなければ私は駄目だ、政治力でやらなければ駄目だと思っているんです。
こうした対抗手段なども含め、どういうふうな
大臣、御所見を持っていらっしゃるのか、お伺いをしたいと思います。