○松あきら君 公明党の松あきらでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
前回、
大臣が大震災の後で所信ができないということで、一般という形で
質問を皆でさせていただきました。それから約一か月がたちます。そのときも申し上げましたが、まさに
言葉にできません。今なお私は
言葉にできない。本当に多くの皆様が今日一日を何とか生きようと前を向いて一歩一歩進んでくださっている。また、
原発の現地で命懸けで働いてくださっている多くの皆様、そしてその御家族の皆様に感謝を申し上げたいと
思います。
先ほど、
増子先生がいろいろ御
質問なさいました。私は、御地元であればこそ、本当に心底苦しんでいらっしゃる方たちの
思いを背負っていらっしゃる、その中で種々の
言葉になってほとばしって出られたまさに御
質問であったというふうに思っております。
私
自身も、経産省の
政務官も副
大臣も務めさせていただいて、
原子力というものを大切にしてまいりました。ですから、私は今の
政府に云々ということは申し上げません。
自分自身もどうしてこうなってしまったんであろうと。もっと、いっぱいありますよ、いろんなことが、だけど、
東電にも、そして
自分自身にももっと厳しく基準を、いろんな
思いであります。
ですから、私は、この原賠法も一義的に電力会社だけが
責任あるなんというのはとんでもないことで、
政府を挙げて、これは今の
政府とは申しません、私たちも含めて、もう
責任あるんですよ、全て許してきたんですから、オーケーしてきたんですから。私は、ですから、隕石がおっこって天災じゃなければ、官房長官が、これは天災じゃない、とんでもないですよ。とんでもないと思っていますよ。私たちにこそ
責任があるんだ。だから、この
国難に挙げて対処をしていかなきゃいけないんです。まあ若い方はどこに原因があるんだと当然おっしゃるけれども、もうそういう話が出るたびに、私も心に、胸に詰まるほど
責任を、私ごときが、こんな小さな私ごときでも
責任の一端を感じて胸が痛いという
思いなんですね。
ですから、まさに五十四基ある、高経年化をしていますよ、皆。もう当然のごとくほかのところも、すぐにできないですよ、分かっているんです。大きなお金も掛かりますしね。だけど、ともかくトップが、リーダーが、即見直しなさいという、これを発していただきたいというのは、もう当然のことなんですね。
ですから、三十日という日にちも出ておりましたけれども、本当に早くしっかりと
対策を取っていただきたいというような
思いであります。
そして、いっぱい申し上げたいこともあるんですけれども、この集中
審議もあるということではございますが、ただ、特に今回こういうことが起きて、現地の
福島の皆様は、これが一か月で済むのか数か月になるのか何年にもわたるのかという、本当に先が見えないこういう苦しみの中で、私は、本来は官房長官が現地に行って、まさに三十キロの、三十一キロ地点でもいいですよ、そこで毎日会見してほしいと
思いましたよ、本当に。
政府の要人がそこで大丈夫ですよという会見をしてくだされば、まあ大丈夫かなと。だけど、遠く離れたところで毎日毎日いろんなことをおっしゃっていたって響かないと
思います。
そこで、
福島市に配置をされております
政府の
原子力災害現地
対策本部長、四回も交代しているじゃないですか。池田副
大臣、松下
政務官、池田さん、中山さん、池田さん。これ、どうなっているんでしょうか。県や
避難自治体からは、
責任の所在不明であると、国の
対応がちぐはぐで遅い原因になっていると批判が相次いでいるのは当然ですよ。それは分かりますよ、国会
対応などで戻ってこなきゃならないのかもしれないけれども、こんなにしょっちゅう替わったら地元の方たちがどんな
思いでいるのかと、私は本当に何でこんなことになっちゃっているのかと。ころころ替わっても引継ぎしますから大丈夫なんということは言えないわけですよ。
こんなことは徹底して、しっかりと本部長が常駐できる体制
整備していただきたいと
思いますけれども、まずこれどうでしょうか、
大臣。