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谷川秀善君
是非、その民有地についても借り上げて、そう急に民有地に家が建つというような
状況でもないと思いますから、どんどん借り上げないとなかなか進まぬと思いますよ。
どうも私の調べたところでは、相当
市町村によってはまだ必要面積の一〇%もいっていないというような
市町村もあるようですから、その辺のところはしっかりよく地元と話合いをして、
環境省の方で指導してやってもらわぬと。まだそのままの
状態が相当続いているわけですよ。そういうことでは、もう三か月、四か月たってきますから、やっぱり
是非どこかへ集めるということをまずやってあげていただきたいというふうにお願いをいたしておきます。
厚生労働省が五月の十三日時点でまとめました
東日本大震災で失業した人の数は、岩手、
宮城、
福島三県で約十万六千数百人だというふうに発表をこの前いたしましたね。これは、あの辺は農業だとか漁業だとか、何といいますか、自営業の方が相当おられますね。その人はカウントされていないということでございますから、相当もっとこれ以上にいわゆる職をなくした方がたくさんおられるわけです。だから、相当な失
業者が出ているわけですね。
それで、あの同じ発表では求人も相当あると、こういうふうに書いてありましたが、三万幾ら求人もあると書いてあったけれども、なかなか、その求人のほとんどは県外であると、こう言うとるんですね。そうすると、県外に行かないかぬ、働きに。だから、その働きたいという求職者の
要望と働いてもらいたいという求人者とがマッチしていないわけですな。この辺が私は非常に大変なことだろうというふうに思っておるわけですよ。
そうすると、この
瓦れきの
処理というのは大変な人手が要るわけですよ。これをなぜそういう
人たちを雇ってあげないのかと私は思いますよ。そうすると、一時的にしろ、永久的なものじゃないですから、
瓦れきの
処理は、しかし相当一年なり二年なりはいけるわけですよ。だから、これは
是非雇ってやってもらわぬと、そんな普通の
雇用状態だけを考えておったら、らち明きませんで。
そういう
意味では、私は、こういう
人たちを
雇用する、現在ですね、どういう
状況になっておるのか。どんどん
雇用しているとも聞いていますけれども、なかなか数字は微々たるものというふうに聞いておりますんで、三県別にお答え願いたいと思います。