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中川雅治君 恐らく浄化槽は非常に便利で、
地域によっては大変大きな効果を持つものなんですけれども、この今までの長い歴史といいますか流れの中では、
下水道というものが一番だと、こういうことで浄化槽がどんどん細ってきたという経緯があるわけなんですね。そういう
意味では、この生産体制とか
関係の技術者も少なくなってきているということが危惧されますので、そこはもう早いうちから手を打っていただきたいなというふうに思います。
環境省は、まだまだいろいろなこれから
課題を抱えると思います。特に、いわゆる計画停電の問題が今起こっていますが、今年の夏には非常に電力の需要が高まるときに、原発はもちろん停止していますし、火力発電所も故障したところも多いというところで、そういったところを修理して使ってもまだまだ相当な量の電力の供給不足というものが出ると。こういうことになりますと、当然、節電、省エネということが重要になってくるわけであります。
今まで
環境省は、いわゆる地球温暖化対策ということで節電とか省エネですね、これはもう国民運動として進めてきたという実績があるわけであります。ただ、なかなかCO2削減ということでは国民の皆様方の
協力が得られないというところもあったと思うんですが、今回のこの電力不足に対しましては、もう本当に町じゅう、国じゅうが
協力をしていると、こういう姿が出てきております。
オイルショックのときも大変な国民の皆様方の
協力をいただいて乗り切ったと、こういう歴史もあるわけなので、今回は相当な皆様方の
協力が得られると思うわけですが、その前にいろいろ
環境省としては、既にCO2削減対策、地球温暖化対策のための国民運動を啓蒙してきたこともございまして、いろんなノウハウがあると思うんですね。そういうものを是非、これから夏場にかけていろいろ
環境省が発信をしていく必要があるだろうと思います。
サマータイムの導入ということを蓮舫
大臣が言われたようでありますが、このサマータイムについてはもう既に
環境省で十分にもう
検討しておりますので、いろんな知見といいますか知識はたまっているわけでありまして、こういったことも
政府全体として決めるときには是非提供していただきたいというふうに思います。
それから、いわゆる
避難所で生活をされておられる方、これからまた
避難所生活を強いられることになる方、もう出ないでほしいわけですけれども、そういうこともないわけではないと思いますし、仮設住宅での生活ということになりますと大変これは厳しいものになると思います。
そういうときに、今既にもう問題になっておりますが、家族同様にかわいがっていたペットを、これを持ち込めないということでいろいろ精神的にも非常に落ち込む、そういう方もおられるわけでありまして、自然
環境局の動物愛護管理室の問題になろうかと思いますが、ペットをどういうふうに扱うのか。
避難を余儀なくされた方については、その
自治体で大事なペットを一時お預かりするとか、そういう形で安心をしていただくというような措置も必要なんじゃないかというふうに思います。
また、いろいろな火災が起こっておりましたので、大気の汚染についても心配されることがありますので、よくウオッチをしなきゃいけないと。
環境省関連でも本当に様々な問題がこれから、また今もう起こっておるわけですけれども、今度の
震災の
救援、
復興のまさに本当に大事な役割を担う役所になっているというふうに思いますので、副
大臣また
大臣以下もう
環境省の職員一丸となって
対応していただきたいと思います。
そして、ちょっとこれは
環境省というよりか、次に
近藤副
大臣に、政権に入っておられる政治家としてお聞きしたいわけでございます。
これから
瓦れきの
処理や仮設住宅の建設など早急に
対応しなければならないわけでありますが、それには膨大な財政支出が必要になります。自民党は、子ども手当や高速道路無料化を廃止し、これで浮く財源を
被災地に回してはどうか、
災害復旧に回してはどうかと主張しているわけであります。
もちろん、それだけでは到底足りませんので数兆円規模の補正を組む必要があると思いますが、せめて子ども手当の分ぐらいは
被災地への
支援に回してはどうかという
考え方については、世論
調査によっても大部分の国民の皆様方に支持されているようでありますから、私は、民主党政権はそこを決断すべきだと考えます。
近藤副
大臣はどのように思っておられるか、お伺いしたいと思います。